2016年10月15日

『インデペンデンス・デイ リサージェンス』『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』『ゴーストバスターズ』『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』

俺の琴線に触れなかった洋画4本をまとめて駆け足で。

◆『インデペンデンス・デイ リサージェンス』109シネマズ木場5
五つ星評価で【★★何故、弱点を】
色々ちゃんとやろうとしている事は分かるのだけど、敵の宇宙生物が女王様を連れて来る理由が分からん。総攻撃で士気を高める為?そんな人間っぽい生物じゃないでしょ。そして、単体では馬力があってそこそこ強い女王陛下であるが、彼女は明らかに敵全軍のウィーク・ポイントである。そんなのをこれ見よがしに連れてくるのは、全身甲冑のど真ん中「金的」の部分だけ丸出しにして、敵が攻撃しやすいよう分かりやすく赤丸付きで「弱点ココ→」とか書いてあげるようなもんである。彼等が理解しあえない種族だとしても、こんな都合がいい「理解しあえない」を盛り込んではいかん。

お姉ちゃんは金髪も中華系もどっちも美人でよかった。


◆『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』新宿ピカデリー9
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▲何でこんなにカラフル極彩色にしちゃったんだろう? インク屋の陰謀か?

五つ星評価で【★★前のもダメだったのだけど】
キャラクターと色使いが元々嫌いなのだ。
私が脳裏に思い浮かべるアリスは挿絵画家テニエルの描くアリスで、
ディズニーのアニメ版アリスは見てないので、
このティム・バートン監修版のキャラクター達はどうも仮装の度が過ぎて見える。
「アリスが子供じゃない」と言うのは前作からの設定なのだが、
その大人アリスの着るチンドン屋かピエロみたいな服にゲンナリし、
ミア・ワシコウスカの自我の強そうな顔の作りに戸惑う。
大人だからだろうけど眉間皺寄せ顔もアリスらしさを欠く。
テニスンのアリスは無色透明な存在で、あまり強い感情を感じないのが逆にいいのだ。
ジョニー・デップの気狂い帽子屋も狂っているが、主に外面がおかしいだけである。
ティム・バートンテイストのキャラクターが好きだという人もいるだろうが、
ティム・バートンだって、自分のキャラクター、
例えば『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の各キャラクター達が、紙人形ロペに置き換えられた長編映画を作られたりしたら不快になるだろう?
その辺の微妙な感覚はもう少し大事にしてほしかった。
あと、CGを使えば描けない物はもうないのかもしれないが、タッチが全て同質性っぽさが強調され、シャープなデザイン感覚が失われてる気がする。

白の女王アン・ハサウェイは好き。でも、アン・ハサウェイだから好きというだけだ。


◆『ゴーストバスターズ』109シネマズ木場7
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▲このデザインは相変わらず盤石。

五つ星評価で【★★前作寄りにくだらない野郎の笑いがあるかと思った】
男3人を女4人に置き換えたリブート作品(シリーズ建て直し作品)。
原典もそんなにゲラゲラ笑える映画ではないのだが、
主人公が女子に置き換わる事で、バスターズの「一生懸命度」が上がって、
「その実本当はトンマ度」が下がってしまった気がする。
単純にもっと気楽に笑って見たかったんだけど、私はあまり笑えなかった。
ホモじゃないから褒めるのに抵抗があるけど、
ケヴィンを演じたクリス・ヘムズワースの馬鹿さ加減はちょっと見苦しいけどよかった。
逆にクリス・ヘムズワースにだけ笑いが集中してしまったキライがある。
ゴーストもCGの質感より昔の手作り特撮二重写しの方が好きだしなあ。
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▲並んでビーム発射してる絵柄って科特隊っぽいなあ。


◆『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』恵比寿ガーデンシネマ2
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▲終わってた奴

五つ星評価で【★★ふと気づくと取り残されていた】
えーと、気が付くと取り残されていた。
主人公が端からイヤな部分持ってる奴って嫌いだし、
設定の分からない神話にリアル感を感じられないまま、気づいたら終わっていた。


【銭】
インデペンデンス・デイ リサージェンス:109シネマズメンバーズデーで1100円。
アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅:前回有料入場割引+ネット割引で1200円。
ゴーストバスターズ:109シネマズメンバーズデーで1100円。
ソング・オブ・ザ・シー 海のうた:ユナイテッドシネマのポイントを2ポイント
 使って1000円割引
▼作品詳細などはこちらでいいかな
インデペンデンス・デイ:リサージェンス@ぴあ映画生活
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅@ぴあ映画生活
ゴーストバスターズ@ぴあ映画生活
ソング・オブ・ザ・シー 海のうた@ぴあ映画生活
▼参考記事。
アリス・イン・ワンダーランド@死屍累々映画日記

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この記事へのコメント

1. Posted by クマネズミ   2016年10月15日 06:32
お早うございます。
誠につまらないことを申し上げて恐縮ながら、『ゴーストバスターズ』の記事において、「男3人を女4人に置き換えたリブート作品」とありますが、本作のパティ(レスリー・ジョーンズ)は、「原典」におけるウィンストン(アーニー・ハドソン)と同じような位置づけ(黒人で研究者ではない人物)であり、「原典」も本作も4人のゴーストバスターズとなっているように思います。
2. Posted by ふじき78   2016年10月15日 20:27
こんちは、クマネズミさん。
確か前作では最後の戦いの時にやっと4人目として認知される、それまでの映画の大半はゴーストバスターズは3人チームだったという認識です。同じようなタイミングならいいけど、けっこう早い段階で4人になってしまうので女4人としました。もっと厳密な書き方をするなら秘書も人数に入れるべきでしょうけどね。
3. Posted by ヒロ之   2016年11月17日 21:43
こんばんは。
TBありがとうございました。
気になることがありまして、白の女王て普段から奇妙な手の動きをさせているじゃないですか。
あれって何か意味があるんですかね。
4. Posted by ふじき78   2016年11月17日 23:26
こんちは、ヒロ之さん。

(1)凄く全然覚えてないけど、手の動きが独特という事ならマギー司郎さんか誰かに弟子入りしてたとかじゃないでしょうか?
(2)白の女王が「聲の形」を見に行った直後だった。
(3)白の女王が金井克子の「他人の二人」を歌っていた。
(4)あろひろしの「ハンターキャッッ」の明のようにコンピュター内蔵義肢。
(5)腕が本体で身体はダミー

いや、分からん分からん(五つも出してからかよ!)
5. Posted by ヒロ之   2016年11月18日 15:44
こんにちは。
白の女王に関して5つも挙げて頂き感謝っす。
大笑いしました。
で、インデペンデスですが、アンジェラベイビーを愛でるだけの映画かと。
6. Posted by ふじき78   2016年11月18日 22:54
こんちは、ヒロ之さん。
中華系の美人がアンジェラ・ベイビーなんですね。
敵がクイーンを出すなら、こっちはボンデージの女王様を出して鞭で応戦とかしてほしかったな。
7. Posted by maki   2016年12月23日 08:02
ケヴィンをペット扱いしてる理系女子たちの活躍は良いのですが、
なんかいまひとつのれなくて。
本作では武器も新しくなって
簡単にゴーストをやっつけられちゃうところとかがいまひとつだったのかなあ
なんだかもやもや。
8. Posted by ヒロ之   2016年12月24日 16:10
こんにちは。
>「その実本当はトンマ度」が下がってしまった
これですわ!
旧にあってリブートにないものは正にこれ。
あのトンマっぷりが楽しかったんですよねぇ。
9. Posted by ふじき78   2016年12月24日 22:12
こんちは、makiさん。
劇場公開時、けっこう評判が良かったのでもやもやしてました。
10. Posted by ふじき78   2016年12月24日 22:13
こんちは、ヒロ之さん。
女性に変わったというのが大きいんでしょうけど、みんな真面目ですよねえ。
11. Posted by maki   2017年02月09日 07:58
こんにちは。
もはや「アリス」の世界ではありませんね。
前作がいまひとつだったので今作もやっぱりいまひとつ。ほとんどフルCGのような映像美は凄いんですけどね〜^;
12. Posted by ふじき78   2017年02月09日 22:32
こんちは、makiさん。

> もはや「アリス」の世界ではありませんね。

だから、私もこっそり「アスリ・イン・ザ・ワンダーランド」みたいな題名で公開したら怒らなかったんですけど。やっぱり物が違うのだから同じ題名で公開してはダメでしょ。
13. Posted by maki   2017年03月07日 18:56
こんばんは。
みなさんアンジェラ・ベイベーが可愛いからいいか、と言う意見が多くて笑ってしまいました
まあ確かに初作ほどの超大作感はなかったですけど。でも初作も大味だしなあ
14. Posted by ふじき78   2017年03月07日 22:31
こんちは、makiさん。
初作も大味ではあるけど、もちっと納得できる感じがありました。相手の宇宙人がバカはバカなりに納得できるバカだった気がします。今回のはお話作りのためにご都合を合わせてるところが多い気がする。
女子が綺麗なのはポイントに反映されます。

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