『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を109シネマズ木場5で観て、不愉快だけど愉快ふじき★★★★『たまゆら 卒業写真 第四部 朝』を新宿ピカデリー5で観て、これはどんなもんかいなふじき★★

2016年04月09日

『恋人たち』をギンレイホールで観て、時間が解決するのかふじき★★★

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▲波紋は無生物に効かない/下記(1)の主人公

五つ星評価で【★★★悪い映画ではないのだろうけど、何となく乗れなかった】
中心となる人物が3人。
(1) 恋人を通り魔に殺された男
(2) 惰性で日常を送る主婦
(3) ゲイの弁護士

(1)の人物にはいたく同情する。この人物が映画の物語の中心で、彼の心の傷と治癒が映画の中で一番の芯になっている。
(2)の物語は彼女自身はとても普通なのに、周りに何重ものエキセントリックな人物が取り巻いている。激怒するパート先の奥さん、ラップを使いまわす義母、水道水にプレミアを付けて売る元ミスコン女、真面目そうで芯がおかしいミスコン女の夫。青い鳥みたいな話の閉じ方だった。
(3)は一番、魅力がない。もちろん、ゲイだからではない。
パートナーと意思疎通を欠く。クライアントの話を真摯に聞いていない。俺、ちゃんとやれる仕事をちゃんと取り組まない奴は嫌いなのだ。ゲイゆえに色々すり減らしているように見えなくもないが、ゲイ以外の事は適当に捌いているので、ゲイのことくらいしか真摯になっていないのかもしれない。彼はラストで、社会人としてのスタート・ラインにやっと立てそうな感じ。

(1)の主役の篠原篤と柔らかい同僚役の黒田大輔がとても良い。
(2)の中での光石研と紐は久しぶりに凄い芸を見たなと思いました。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。同時上映の『あん』は予告編の永瀬正敏の泣き顔でもう一回見直したくなったが、時間がないので断念した。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
恋人たち@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
恋人たち@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 画像プリキュアのままでUPしてしもた(汗)。

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この記事へのコメント

1. Posted by クマネズミ   2016年04月09日 20:57
今晩は。
「光石研と紐」とあるのは、光石研が覚醒剤を打つ際に紐を使ったのを指していると思いますが、おっしゃるようにそのシーンは、まずまずの鶏肉業者と思えた光石研がそんなことをするのですから観客も度肝を抜かれますし、「とても普通」な(2)の主婦が、これはダメだと元の鞘に収まるのも至極納得してしまう「凄い芸」でした。
2. Posted by ふじき78   2016年04月10日 00:21
こんちは、クマネズミさん。
あの芸、ユーチューブにUPしたら、
「ジャポネのイチリユウのヤクシヤがドラツグヤッテルスゴイガゾウがアル」とか賑わしそうなくらい迫真です。
3. Posted by 太川 陽介   2016年04月14日 21:10
アラシ見参|

あれ?ジャンヌ・モローじゃないの?
4. Posted by 死神小僧   2016年04月14日 21:14
「私の名はゴア」

これが一番。

あと南部博士か。

なんか、寂しいなぁ。
5. Posted by ふじき78   2016年04月14日 22:36
こんちは、先輩。

> あれ?ジャンヌ・モローじゃないの?

おで、モローで知ってるのはシッコ・モーロー博士ぐらいすよ(おフランスはベタベタのんじゃないと眠くってダメっす)。
6. Posted by ふじき78   2016年04月14日 22:40
こんちは、死神小僧の先輩。
私は大平透だとゴアくらいしか思い浮かばないですね。着ぐるみの中に入ってるのも大平透という宣材写真にクラクラした事を思いだします。でもまあ、ともかく古い話だからなあ。同世代の声優で人知れず死んでる人とかもいるんじゃないだろうか?

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