松屋「プレミアム牛めしスクラッチ」『恋人たち』をギンレイホールで観て、時間が解決するのかふじき★★★

2016年04月08日

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を109シネマズ木場5で観て、不愉快だけど愉快ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★全くもってひどい話であるのにフットワーク軽快】
全米のみならず世界の経済恐慌を巻き起こしたリーマンショックの際に、
巨大資本を相手に勝ち残った奴らがいる。そいつらを描く。

とは言うものの、彼等は正義の味方でも何でもない
(スティーブ・ガレルは正義寄り)。
彼等は金融大恐慌という大波に飲み込まれずに波の上に乗った者であり、
波その物を無効化できるような力を持っていたりはしなかった。
彼等のせいで彼等以外の誰かが助かった訳ではない。

娯楽映画としては勧善懲悪の方が受け入れられやすいので痛し痒しだが、
映画はそんな常識をふっ飛ばして面白い。

魅力的な登場人物を配置し、
残して分かりやすく説明する知識と省略しても差し支えない知識とを取捨選択し、
それぞれの人物に試練を与え、それを回収する。
この映画のための事前勉強とか必要なしに
けっこう難しい内容を迷う事なく見れるのはちょっと凄い。

チーム分けは三つ。
(1) クリスチャン・ベールの発起人
(2) ライアン・ゴズリング+スティーブ・ガレルの後追いグループ
(3) ブラッド・ピットと若者の別・後追いグループ

(3)のブラッド・ピットが一番爺さんとして扱われているので泰然自若、
目の前で起こっている不正にも経験の上から理解がある。
仮にこの件で失敗してもオブザーバー位置の彼は生活を失わないだろうし、
若者はその若さを糧に再チャレンジすればいい。
だから、ここのパートは若者二人が破綻した会社に潜り込むなどの
「いい絵」を持ちながらあまり、ひりつかない。

(1)と(2)に関しては基本、同パターンだ。
(1)は理論を見つけた安樂椅子探偵、(2)は実証検分を元に推理する特捜警察
という描き方の違いがあるだけで、当然、起こらなければおかしい破綻が
歪みで起こらない事により追い詰められる焦燥感と、それを乗り切った勝利、
これは同一パターンなので同じように描かれる。
どちらも自分の信念を通す男の魅力がぷんぷんだ。
良心的なのは、どちらも得た物を「苦い勝利」としている事だ。
「自分だけは破綻しなかった。イェーイ」とも描けたがそうはしなかった。
勝ちたくない側面もあるが、勝たない訳にはいかない、と描写した。
これで、とても複雑な味わいのある終わり方になった。

役者としてお得なのは(1)の天才、クリスチャン・ベールの天才兼変人っぷりと、
(2)のいつも怒ってるスティーブ・ガレルの庶民に即した社会正義への憂愁だ。

正しい事が正しく起こらない怖さと、
そのために危険度が急カーブで上がっていく事態がよく分かる。
しかもラストで、これらの事態の諸悪の根源が淘汰されていない事が告げられる。

ブラックすな。
『華麗なる大逆転』という副題が、すったもんだの挙句
システムは何も変わりませんでした、って意味だったりして。
それだったら本当ブラックだなあ。


【銭】
新聞屋系の無料鑑賞券を貰ってそれで見に行ったづら。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
マネー・ショート 華麗なる大逆転@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
マネー・ショート 華麗なる大逆転@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
マネー・ショート 華麗なる大逆転@映画的・絵画的・音楽的
マネー・ショート 華麗なる大逆転@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
マネー・ショート 華麗なる大逆転@徒然なるままに
マネー・ショート 華麗なる大逆転@流浪の狂人ブログ

PS セレーナ・ゴメスを使った説明が良かった。あれは分かりやすい。
PS2 原題に近い『マネー・ショート』はまだいいとして
 (『債権戦争』みたいな邦題ではお客が如何にも来なそうだから)、
 副題の『華麗なる大逆転』は明らかに気持ち悪いくらい違う。
 『カレー食う大逆転』でも違うけど、『加齢しそうな大学生』
 だったらギリ近いかもしれない。まあ、なんだ、副題いらないよ。

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この記事へのコメント

1. Posted by ここなつ   2016年04月08日 13:02
こんにちは。
そう、この作品は、「大逆転」で勝ったにも関わらず、それでおゼゼが入ってきっとハッピーなはずにも関わらず(もっと言えば自分たちの予測を蔑んでいた上層部に勝った誇らしさで胸がいっぱいなのにも関わらず)、
>勝ちたくない側面もあるが、勝たない訳にはいかない、と描写した。
これで、とても複雑な味わいのある終わり方になった。
のですよねぇ…。
ホント、正しい大人の作品だなぁ。
2. Posted by ふじき78   2016年04月08日 15:32
こんちは、ここなつさん。

> ホント、正しい大人の作品だなぁ。

大人の作品で難しい内容を含んでいるにも関わらず、肩肘張れずに見れる。こういうの洋邦問わず珍しい。伊丹十三の『マルサの女』『2』なんかは似た味わいかもしれない。もうちょい、こういうの出てきてほしいな。
3. Posted by クマネズミ   2016年04月08日 20:44
今晩は。
「原題に近い『マネー・ショート』はまだいい」とあります。
確かに、原題の「ビッグ・ショート」と類似の表記になっています。でも、「マネー・ショート」では「資金ショート」を連想してしまい、この映画の内容と大きくズレてしまいます。といって、英和辞典に出てくる「short=空売り」を使って邦題をつけても、何のことかわかりません(それに、本作では、CDSの購入を「short」と言っているのですから、余計にわけがわからなくなります!)。だったら、例えば、間延びしていますが、副題なしで「2008年の大逆転」くらいではどうでしょう?

4. Posted by ふじき78   2016年04月08日 21:24
こんちは、クマネズミさん。
戯れに付けた「マネー・ショート」という邦題が「資金ショート」に似てしまっていかんと言う事ですが、案外、今回の映画は「資金ショート」の状況に似ている気がします。

資金ショートは商品を売り上げて黒字が出ているにもかかわらず、その売り上げが後払いなどによって現金化できない為、仕入れ代金を支払えなくなる事ですが、

トレーダー達が主張した結果が世間がはっきり認知できるほど、住宅債権の悪化が明らかになった。つまり、主張の正しさが認められた。にも関わらず、その影響が格付けや債券市場での評価に繋がるのに時間がかかる。そのため、クリスチャン・ベールなどは自己資本を切り崩す。

正確には全然違うけど、起こっている事は似てる。ほな、「資金ショート」に似てる「マネー・ショート」でもいいんではないか? 資金ショートの「ショート」は電気がバチっとショートするあの「ショート」だそうです。逆に「マネー・ショート」の「ショート」も「空売り」の意味ではなく、「障害で流れが途絶える事」の意味としてしまうなら、邦題としてはそんなにおかしくない。「マネー」が途絶えてしまう訳ですから。

日本人は英語に対してそんなに深く意味を考えない人(私)が大半だから、これで通って何も問題ないと思いますよ。
5. Posted by クマネズミ   2016年04月09日 10:52
「ふじき78」さん、懇切なご回答、有り難うございます。
そういうことであれば、クマネズミなどは、先行きを見る目に「障害」があって、簡単にお金の「流れが途絶え」てしまい、いつも「マネー・ショート」状態です(尤も、「ビッグ・ショート」ではなく「リトル・ショート」ですが)!
6. Posted by ふじき78   2016年04月10日 00:26
こんちは、クマネズミさん。ダジャレで返します。

「なに、マネー・ショートだと!」
「はい、資金難で大変です」
「ショート分かれば鷹揚に振る舞うぞ」
「な、なんでですか。そうすれば解決するとでも言うんですか!」
「まあね(マネーだけに)」
7. Posted by    2016年04月10日 12:57
ローンが、システムの隙間を突いた、画期的な商品だっただけに、そのトリックの至らない点が暴かれると、砂上の楼閣は簡単に崩れましたね。

金融エリートの失敗は、トリックを難解にし過ぎただけに、マイケルの、王様は裸、という、基本的な見解から、商品を評価する、簡単な取り組みであったと思います。

焦点となるのは、ローンの金融恐慌以降にも、トレーダーを続けたという、猛者が、何を考えているかという事、おそらく、自分たちであれば、もっと精巧なトリックを作れるという、危ない自信があるのだと思います。だから、賢者ベンとは、仕事上のパートナーではあっても、プライべートの人生観とか成功に対するアイデアはとても違うのでしょうね。
8. Posted by ふじき78   2016年04月10日 21:48
こんちは、隆さん。

> ローンが、システムの隙間を突いた、画期的な商品だっただけに、そのトリックの至らない点が暴かれると、砂上の楼閣は簡単に崩れましたね。

多分、そうではない。
これは評価・格付けが正しくなければ不動産市場以外でも起こりうる。「問題のある商品」と言うよりシステムその物に欠陥がある。至らない点はそういう「問題のある商品(今回は不動産)」が作られた事ではなく、システムでそれを排除できなかった事だ。
例えば、アメリカ食品市場を席捲する遺伝子組替コーンは一部で有害性が指摘されている。おそらく今の評価・格付けは正しくない。でも、今回の不動産と同様に砂上の楼閣であるのにきっと何年も崩れないで、大きな被害を与えるだろう、経済的にも、実際の人間にも。

> ローンの金融恐慌以降にも、トレーダーを続けたという猛者

トレーダー=悪ではないので、会社が潰れなかった人は普通にトレーダーを続けたのではないでしょうか。この不動産案件は金が儲かるシステムになってしまいはしたが、誰かが集金システムを考えて意図的に構築した物ではない気がします。端から端まで思うように制御が出来ないし、制御しているのならバブルをはじけさせないように、「貧乏人は生かさず殺さず」でシステムが破綻しないように運営した筈です。
9. Posted by    2016年04月10日 22:18
>至らない点はそういう「問題のある商品(今回は不動産)」が作られた事ではなく、システムでそれを排除できなかった事だ。

システムが、社会体制そのものか、金融市場という業界単位で機能する、特定の場所の仕掛けであるか、によって、観方は定まりますね。社会は個人を内包して、時には、抱き留めねばならない、と思いますが、金融市場では、競争が真実であり、排除も起こらねば、上手く機能する事は無い、と。それを、恐慌は立証してしまいましたね。

>今回の不動産と同様に砂上の楼閣であるのにきっと何年も崩れないで、大きな被害を与えるだろう

危険な商品として、金融のマネーゲームを肯定的に見て、そのリスクの原因となっている、商品や個人を監査し続ける事が必要で、マイケルが苦心したのも、誰に、どんな個人に、市場の危機を伝えるか、を考えたと思うのですよ。格付けがどんな基準かは分かりませんが、右に倣え、で、業界中の顔見知りだから、商品の安全性を見る目が曇ったのではないでしょうか。金融業界には閉鎖性もありますよね。

>制御しているのならバブルをはじけさせないように、「貧乏人は生かさず殺さず」でシステムが破綻しないように運営した筈です。

システムとして、業界の利害が最重視されて、それ以外の顧客への誠意が見られなかった事、それは、業界として、トレードする金額と、顧客総数が多すぎて、個々のクレームには対応できなかった、のではないでしょうか。恐慌のリスクを知らせる主人公も、鼻であしらわれていましたよね。大企業病で、それを克服するには、再編という荒療治、恐慌を機会にするしかなかったのでしょう。
10. Posted by ふじき78   2016年04月10日 22:48
こんちは、隆さん。

>システムが、社会体制そのものか、金融市場という業界単位で機能する、特定の場所の仕掛けであるか、によって、観方は定まりますね。

本来、金融システム、証券システムは狭義ではそれぞれの市場のみによるものでしょうが、今回は両業界および格付け会社も含めた資産検証システムが壊れていた、と言うのが私の考えです。「社会体制」とまでは大きくないですが、金融業界・証券業界のみではない。私が言う「排除」は「不正な格付けによる資産の排除」という意味です。「不正な格付けによる資産」が含まれていなければ競争については一切否定しません。


> 格付けがどんな基準かは分かりませんが、右に倣え、

今回の映画の中では、格付け会社が自己の契約を他者に取られないために正しくない格付けを行っていました。映画内ではその形でしか語られなかったので、それを基準に考えればいいかと思います。


> 業界として、トレードする金額と、顧客総数が多すぎて、個々のクレームには対応できなかった、

多岐の業界に渡る集金システムを構築する者が仮にいるなら、有能でない筈がないのでトレードする金額と顧客総数まで計算に入れて安定したシステムを作るべきでしょう(だから、逆にそういう存在はいなかったと思います)。

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