『さらば あぶない刑事』をトーホーシネマズ新宿6で観て、感想書いたのにブログから消えちゃったよふじき★★カムイ対サザエ @tightsworld

2016年03月07日

『ローカル路線バス乗り継ぎの旅THE MOVIE』をユナイテッド・シネマ豊洲11で観て、コンテンツを考えるふじき★★

五つ星評価で【★★これを映画化する謎】
丸っ通しで見た事がない。何となくTVにかかってて何となく見てしまっててって事がなくはない。

これを「映画」というコンテンツに仕上げたのがとても不思議。
客席は満席近かったのだが、それは最終週日曜のたった1回の早朝の上映に客が集中したからに過ぎない。シネコンでみるみる上映回数を減らされてしまったので、おそらくいい興行収入はあげてない筈。

『さらば あぶない刑事』の見込収益が30億円という思いも寄らない数字だったので、これが当たらないとは断言できかねるのだが、やっぱり劇場版を何故、作ったかについてはかなり謎に満ちている。TVで無料で流れてるから見るけど、1800円払うコンテンツとしては弱いもの。コンテンツ力を高める為に、製作委員会からTV東京を除いて、巨大化した蛭子能収が太川陽介を咀嚼するショックシーンを入れてみるか(※地上波で放送できないカットが多々ある『進撃の巨人』は製作委員会にTV局が入っていない)。
と、製作委員会を見ると「ローソン」が入っている。で、ちょっと腑に落ちた。
ローソンがこの映画とコラボして何が面白いのか。「ローカル路線バス乗り継ぎ弁当」でも作るのか? いや、作らない(多分)。ローソンは独自のセルビデオ販売網を持っているのである。それでいいボロ儲けをしたのが北海道発のローカル番組『水曜どうでしょう』。空気が近い。TV東京は関東のキー局であるが、地方戦略に弱くカバーしきれてない土地はいっぱいあるに違いない。とすると、映画は「映画館でも上映したお金掛けた企画だよ」というアリバイを作る為だけで、興行的な成功は求めていないのかもしれない(「あわよくば」はあるにしても)。でも、アイドル的なチームNACSが出演を務める『水曜どうでしょう』と蛭子さんでは一緒にならないでしょと言われそうだ。まあ、そうだ。でも、舞台を台湾に据えているから観光ビデオとして売れるかもしれない。抜け目がないな。ちなみにデジタル撮影で2Kが主流な中、当該コンテンツは4Kで撮影されているそうである。画素が細かくて綺麗。も一つちなみに国内での映画上映では4Kで上映できる映画館は限られているので、自然、2Kに格落ちした上映になってしまう。わっはっは。映像は綺麗でした。多分、私が見たのも2K上映でしょうけど。ただ、撮影機の画素は微細な方がいい。デジタルモアレとかが発生するのはおそらく撮影機か映写機どちらかの画素が荒いからだ。一つでもモアレが発生する確率を減らしておくに越した事はない。

と言う事で、無茶苦茶熱狂するような楽しみ方はしなかった。
でも、これが何かの待合室にかかってたら、延々と見てしまうに違いない。
編集のリズムとかで抑揚付けたりもしてるのだろうけど、
ちゃんとガチでやってピンチもチャンスも訪れて
それをちゃんと処理して終わりに導いてるって凄いな。

それがルールという事なんだけど、
路線バスを乗り継いで終点のXXに着く事という指令だけで、
旅にそれ以外の目的が何一つないってのも潔いな。


【銭】
ユナイテッド・シネマの会員ポイント2ポイント使って1000円で鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE@ぴあ映画生活

PS 台湾で見なれたカタカナ発見「パチソコ」惜しい!

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