『必殺仕置人4話』『助け人走る33話』『必殺仕置屋稼業13話』をフィルムセンターで観て、古い奴ほどええでふじき『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャーTHE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』をUCT9で観て、まあ、これはこれでよかろうふじき★★

2016年02月28日

『人生スイッチ』をギンレイホールで観て、ちょっとずつしょぼいのが嫌いじゃないよふじき★★★

五つ星評価で【★★★邦題がちょっと分からんでもない程度にこなれている】
アルゼンチンとスペインの合作映画。オムニバスで六篇からなる。
原題は『WILED TALES(野蛮な話)』
それぞれの人世の機微において押してはいけないスイッチがと言われると、
納得できる邦題である。

[1] 飛行機の乗客全員に共通点がある話。
[2] 勤め先のダイナーに親の仇がやって来る話。
[3] ドライバー同士の喧嘩話。
[4] レッカー駐禁に反対する男の話。
[5] 息子のひき逃げを揉み消そうとする男の話。
[6] 結婚式が瓦解していく話。

お気に入り順に[4][6][3][1][5][2]。下位三つはダンゴ状態。
[4][6]は「禍福は糾える縄の如し」でありながら、最後に希望が見えるのがいい。
そういう意味で[4][6]以外は話の膨らませ方は面白いけど、オチが適当。
[3]なんかはけっこうエンストした側に感情移入させられて面白いのに。
いや、ウンコはよくないよ。
人の頭の上にウンコするような奴は轢き殺してもいいだろ。
だから、[1]の飛行機が[3]の車を追い抜いて、航空無線で「田舎者」と言って、
[3]の田舎者が『Xミッション』よろしく空中で脱糞したら、
[1]の彼にももう少し親身になれたかもしれん。
[5]の轢き逃げ事件も発端がウンコだったらあんなに責められないだろうし、
[6]の結婚式も式内でウンコする奴がいたら、
それが誰であろうとそいつが一番のラスボスだ。
いやいや、本当にウンコはよくないよ。

そう言えば[4]も[6]も勧善懲悪じゃないか。ふじきさん単純。
[4]の身動きの取れないイライラ感が瓦解する感じを支持。
[6]の、もう行きつく所まで行ってしまえな感じも支持。
[6]は花嫁より花婿の浮気相手の方が断然美人というセオリー通りなのも良い。
なんかまんま「割れ鍋に綴じ蓋」ですなあ。
いや、「節操のないチンチンに開きっぱなしの鍋」と言おうか。

あと、チラシの惹句に
「『こんな映画みたことない!』
 2014年のカンヌ国際映画祭は、1本の映画に揺れた」
と書いてあるけど、カンヌの人たちは知らないかもしれないけど、
私はこれによく似た映画を知ってる。宣伝手掛けた人も若くて知らなかったか?

それは『バカヤロー』。納得行くっしょ。
みんな「バカヤロー」って叫びたがってるエピソードばっかだよ。
邦題が『バカヤロー in アルゼンチン』でも違和感ないもの。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。同時上映の『さよなら、人類』は未見だが時間が合わず見逃してしまった(ギンレイなら無料で観れるのに)。みんなインフルエンザが悪いんやあ。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
人生スイッチ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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いやぁ笑った笑った。
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この記事へのコメント

1. Posted by クマネズミ   2016年02月28日 22:05
今晩は。
冒頭で、「それぞれの人世の機微において押してはいけないスイッチが」と述べておられますが、例えば、「1」の画面に登場しないパステルナークは、幼い頃からスイッチの入れっぱなし状態のようにもみえて、とても“押してはいけないスイッチ”どころの状況にはなかったのではと思え、「6」でも、花嫁は、花婿が結婚式にあろうことか浮気相手を呼んでいることに気がついて“スイッチ”を入れるわけですから、これはもしかしたら“押して当然のスイッチ”とも言えるのではないでしょうか?
2. Posted by ふじき78   2016年02月29日 00:12
こんちは、クマネズミさん。
アルゼンチンとスペインの合作映画に対して、日本の感覚で物申すのも何なんですが、まあ、日本人なんで物申してしまいますと。[1]はそれでも全てに対して耐え忍ぶ。[6]もともかく、もう、社会的に一つの夫婦としてのお披露目の場でもあるのだから、波風立たす事なくともかく耐え忍ぶ。どちらもスイッチを押さないというのが日本の美徳になってるように思います。[1]から[6]まで全て耐え忍ぶくらいじゃないと社会的にダメを出されてしまいそうな国、日本。ストレス社会ですなあ。
3. Posted by クマネズミ   2016年02月29日 06:04
早速ご回答いただき、ありがとうございます。
売れっ子“脳科学者”の中野信子氏によれば、「日本人は、(神経伝達物質セロトニンの量を調節するタンパク質である)セロトニントランスポーターの数が少ない人の割合が世界で一番多い。つまり世界一、不安になりやすい民族」であり、「共同体を壊しかねない不安要因をいち早く察知し、排除する能力」を発達させてきた、とのこと。それで、おっしゃるように、「[1]から[6]まで全て耐え忍ぶくらいじゃないと社会的にダメを出されてしまいそうな国、日本」なのかもしれません!
でも、あの茂木健一郎氏が所属する“脳科学者”の言は信頼できるのでしょうか(一時、右脳・左脳論がもてはやされ、その時は日本人の脳は素晴らしいとされたのですが)?
なによりも、戦前、アメリカからの圧力を“耐え忍ぶ”ことをせずに、日本を“破壊しかねない”軍部も“排除”せずに、真珠湾攻撃に突っ走ったのが日本なのですから。
なお、中野氏の議論については、下記から引用しました。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/111700052/112500005/?P=1&ST=smart
4. Posted by ここなつ   2016年02月29日 19:45
こんにちは。
私もこの邦題は結構イケてると思います。
しかし、「バカヤロー!inアルゼンチン」でもぜんっぜんOK。
心の中での抑止力が行動にも出るのが日本人であって、心の中の抑止力が無いか又は抑止力を解放しまくるのがラテン気質なのかも。
5. Posted by ふじき78   2016年02月29日 23:16
こんちは、クマネズミさん。
高倉健さんが最後の最後まで耐え忍ぶのをずっと見ている国民なので「耐え忍ぶ=美徳」という考えは国民の中に根強いと思います。逆に、日常生活ではなかなかそうも出来ないので、健さんが英雄視されるって逆の側面もあるかもしれないけど。
「耐え忍ぶ」って個人的感情のうちはいいんだけど、社会(政府や軍部や公報)が「耐え忍ばなければいけない」と強要すると、おかしくなってくると思う。百姓が土台の日本人は基本的に命令される事が好きだから、命令でも耐え忍んじゃうんですよね(もう何か全然、別の話題っぽい)。
6. Posted by ふじき78   2016年02月29日 23:29
こんちは、ここなつさん。
似た例
「人生ボタン」
「人生レバー」
「人生ジョイスティック」
「人生トリガー」・・・まあ、スイッチでいいかな。

私も勿論日本人ですが、ウンチされたら、抑止力を開放しまくるかもしれない。
7. Posted by りお   2016年03月09日 22:08
こんにちは。

>お気に入り順に[4][6][3][1][5][2]。

おお…わたしと真逆と言ってもいい(笑)
ウンコは駄目ですよねー。轢き殺してもいいには同意します。
ああいうのは腹立つけど、でも相手にしないのが一番なんですよね。
ま、滅多に出会わないと思いますが。
8. Posted by ふじき78   2016年03月09日 22:52
こんちは、りおさん。

あら?
ここで人格批判とか始めると、すぐに仲が悪くなれちゃったりするので、そこはスルー。

まあ、ウンコはあかんすよね。確かに相手にしないのが一番というのは理性では分かっているのですが、WILED TALESなので、理性以外が反応してしまったのでしょう。
9. Posted by maki   2016年08月19日 00:26
こんばんはー

だんだんと話が長くなっていくのが、
実はいまひとつでした
ウエディングの話はつまらなかったし。
私が面白いと思ったのはふじきさんとちがい
「おかえし」と「パンク」でした
10. Posted by ふじき78   2016年08月19日 22:49
こんちは、makiさん。
私、「答えだけ出しといたから」と言ってプツンと切れるようなエピソードが嫌いみたいです。まだ、この後も続ければ続きそうなエピソードを選んでますね。

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