マンガ『あさひなぐ 第十四〜十七巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじきカテゴリ新設(ふじき78TV部)

2016年02月17日

『正義だ!味方だ!全員集合!!』を神保町シアターで観て、こーゆーの見ながらポックリ行けたら極楽やねふじき★★★★

特集「泣いて!笑って!どっこい生きる!映画監督瀬川昌治」から1プログラム。

五つ星評価で【★★★★テレビで見るドリフらしさは薄いんだけど、それぞれいい味出してたりするんだ。そして石森プロの全面協力が楽しい】

TVのドリフは日常として受け入れつつちゃんと見ていたけど、当時小学生だった自分に映画館に通うほどのお金はなく、ドリフの映画は多分1本も見ていない。劇場にかかるのも珍しいので、今回イソイソ見に行った。うわあ、何でえ。普通に映画として面白いじゃん。

まず、公開年が1975年。荒井注は脱退し、志村けんが加入しているが、志村はまだ人気者オーラが出ていない。なので、話としては長介と加藤茶を対立軸にしながら周辺に残りの三人を配置している。ブーと仲本と志村はドリフの映画なので出番はあるが、話に巻き込まれて右往左往する非キーパーソン的な役である。

インチキ広告プロモーションのいかり屋が仕事を得る為に、町の立ち退き騒動をミニコミで糾弾しようという宣伝のアイデアを出す。そのマンガを描いて一躍脚光を浴びる事になるのが自殺未遂により心身争奪状態の警官オタク加藤茶。いかり屋はこれを自分達の生活の為に、加藤はこれを社会正義の実現の為に役立てようとして、なかなか足並みが揃わない。そんな中、加藤茶の恋人・榊原るみがヤクザ伊東四朗に身柄を拘束される。いかり屋と加藤と加勢の者達はマンガのゴリレンジャースーツに身を包み、ヤクザから彼女を取り返しに向かう。

単純に芸達者な役者がいっぱい出てるだけでも楽しい。
ヤクザ側だけどベビーフェイスの金子信夫、この人何みても変わらんのう。
後半伊東四朗の山高帽に作業服ってスタイルは『時計じかけのオレンヂ』
のパロディーと違うか?
一曲歌うためだけに出てくるキャンディーズの超絶幸せなくらい可愛い事。
ドリフはブーと志村にはやはり大した精彩がなく、
長介はひねくれてて複雑でいい。仲本は長介の腰巾着としてよく機能している。
加藤茶もコントキャラほど馬鹿じゃないが、
実のある人間として欠点だらけの男を好演。

後半、人情話から逸脱して
単にコメディー映画の何でもありみたいになっちゃうのは
自由すぎてヨロシクないと思う。そこ引いても面白いのだけど。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
正義だ!味方だ!全員集合!!@ぴあ映画生活
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