『ヘリオス 赤い諜報戦』を新宿武蔵野館1で観て、こんなんあかんふじき★★『マイ・ファニー・レディ』をシネマカリテ2で観て、割と適当なコメディーちゃう?ふじき★★★

2016年01月27日

『マッドマックス怒りのデス・ロード』3回分『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』2回分の感想今更っぽいふじき

とりあえず、もろもろ書き忘れてた事なども含めて。

◆『マッドマックス怒りのデス・ロード』
五つ星評価で【★★★★★もう、これでいい】

イモータン・ジョーのコルセットをはめるシーンを見て
『エル・トポ』頭の方の修道院の男を思いだす。

立川の音を聞いて感動したのは、
初見、別の劇場で観た時に聞き分けが出来なかったフュリオサの絶望の絶唱が、
物凄くちゃんと聞きとれた事である。以後、耳が慣れて、絶唱はちゃんと
聞き分けができるように自然になったけど、今もって立川の絶唱ほど
その聞こえ方が立体的にはっきり聞こえる所はない。威張るだけある音響である。

映画が始まって、ウォータンクが砂嵐に巻き込まれてマックスが覚醒するまで
常に鳴り響く音に支えられて画面から目が離せない。
こんなに緩急をしっかり支配しているBGMも珍しい。

「俺を見ろ。目に焼き付けろ」というラスト近くのシーン、
宗教的には往路片道の時の同じセリフと意味合いが正逆。泣ける。

一番、得な役の女の子は赤い髪の毛。次はボソボソ喋る種の女の子。

イモータンのやられ方は映像が整理されていず、分かりづらい。
この映画の数少ない欠点の一つ。


◆『マッドマックス』
五つ星評価で【★★懐かしい】
なんか確かに昔、見てはいる。
うん、やっぱ、これだけ全然、シリーズ別の映画だよ。
ラストが効いてるからOKというだけの映画な気がしてならない。
早稲田松竹の『2』『FR』という二本立ての方がやはりよかった。


◆『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』
五つ星評価で【★★★★面白い】
↑理由がシンプルすぎる。
なんつか、すげー面白くて、シリーズ5本目でこんなに面白いのは凄いな。
ただ、話は分かりづらいし、危機また危機を作るための脚本は無理がある。
無理があるにも関わらず、話のスピードに幻惑されて
面白いんだから、もうとうでもいい。

冒頭の飛行機機外、敵基地脱出、オペラ銃撃、水ポチャ、バイク・レーシングと、
矢継ぎ早のアクションと言うより、アクションの間に辛うじて話が入り込む。
それで成立させるから凄いな。

今回の副題の「ローグ・ネイション」は「ならず者の国家」≒「無法組織」である。これは今回の敵、各国の行方不明になったスパイを集めて国家を超えた謀略を行う組織「シンジケート」を指している。そして、冒頭CIAに対する政府の査問会で、IMF自身もCIAが制御できない「無法組織」呼ばわりされている。今回の映画はこの二つの組織が、どちらがより「ローグ・ネイション」であるかを賭けたガチバトルなのだ。

冒頭のトム拉致はトムに対するスカウト。その後、徐々にシンジケートの二重スパイ、イルサの要求を受け入れていく中、シンジケートが大量の眠っている資金を手にしようとしている事が分かる。この話運びが割と分かりづらい。シンジケートはその資金がなくても現に活動している訳だから、その資金を手に入れようとする実感がどうにも理解しづらいのだ。

でもでもでもでも、それでも面白かった。
トムよう動く。
サイモン・ペッグ(ベンジー)バディーよのう。
レベッカ・ファーガソン(イルサ)なんて素敵な太股なんだ。絞めつけられたい。
アレック・ボールドウィンはいい感じの「できる凡人役」として安定してきた。

あと、アナログレコード屋の女店員が抜群に可愛い。


【銭】
『マッドマックス怒りのデス・ロード(3回目)』は立川に再来。平日会員価格1000円。
『マッドマックス怒りのデス・ロード(4回目)』『マッドマックス』と二本立てでキネカ大森。名画座専用チケットで1000円。
『マッドマックス怒りのデス・ロード(5回目)』はギンレイホールで会員証提示して無料鑑賞。
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(1回目)』は109シネマズ木場3で109シネマズのポイント6ポイントで無料鑑賞。
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2回目)』はギンレイホールで会員証提示して無料鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション@或る日の出来事
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション@銀幕大帝
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション@映画のブログ
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション@タケヤと愉快な仲間達
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オリジナルの「スパイ大作戦」というよりは、オレオレ、イーサン・ハント大作戦という感じですが。
 チャッチャッチャーラッ、チャッチャッチャーラッ…  劇場から出る多くの人がテーマ曲を口ずさんでいた。みんな大満足で、この音楽を口にせずにはいられなかったのだろう。  シリーズも五作目になれば息切れしたり変質したりするものだが、『ミッション:インポッシ

この記事へのコメント

1. Posted by ボー   2016年01月27日 09:00
しまった! アナログレコード屋の女店員を後チェックするのを、すっかり忘れていた!
2. Posted by ふじき78   2016年01月27日 23:31
こんちは、ボーさん。

ぐぐってみた。

ハーミオーネ・コーフィールドちゃんだそうです。
3. Posted by ヒロ之   2016年01月28日 16:22
こんにちは。
毎回体を張ってアクションするトムちんのカッコ良さ、それを今回も味わえましたかね。
バイクに乗ると様になる男です。
それよりもレコード店のお姉ちゃんが直ぐに殺されちゃうのが悲しくて悲しくて。
今となっちゃあ、内容よりもあのお姉ちゃんの顔が真っ先に頭に浮かび上がる位に、好み。
4. Posted by タケヤ   2016年01月28日 22:17
そうなんですよねえ。

シンプルにむっちゃ面白かった。
そうゆう映画ってたくさんありそうで
なかなかない。

スパイ映画ってそんなに好きじゃないけど
これはかなり気に入って一気にブルーレイ
揃えちゃいましたよ。
5. Posted by ふじき78   2016年01月29日 00:08
こんちは、ヒロ之さん。

バイクかっこいいですよね。きっとチャリでも三輪車でもかっこよく撮るとは思うんですが、バイクの物凄くエネルギーを食う癖に向かい風に暴力的に風穴をあけて突き進むみたいな野蛮っぽさがトムちんに合うんだと思います。
6. Posted by ふじき78   2016年01月29日 00:09
こんちは、タケヤさん。

今回の物語は案外、複雑で難しい。でも、筋が分からなくても面白いんですよね。それがもう吹っ切っちゃってて凄い。

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