2015年09月09日

『けだもの組合』『三つ数えろ』をシネマヴェーラ渋谷で観て、リベンジは成功であり失敗でありふじき★★★,★★

特集上映「映画史上の名作13」の1プログラム。
前回、二本とも疲労でガクンガクンと睡魔に足引っ張られたので、
リベンジに馳せ参じた。仕事終わってから、同じ開始時間からの上映なので
返り討ちに会う可能性も多かったのだが………一矢報いたが無傷ではない状態。

◆『けだもの組合』
五つ星評価で【★★★ミュージカル舞台の映画化という枠組みが失敗の元】

元がミュージカルなので笑いと無関係に無駄に歌う場面が多く、そこが冗長だったりする。そもそもマルクス兄弟の映画ってネタを延々とやって話そっちのけになったりで、あまりテンポがよくない。それに拍車がかかってる。でも、逆に言えば、カットがいきなり終わってしまうようなぶつ切り編集でも、マルクス兄弟の映画の中では、まあ、マルクス兄弟らしいなと許せてしまう。

ああ、ここはあまり覚えてないなという所を数ヵ所発見。
ひたすら長いネタに脳味噌が疲弊して、後半のドラマ関係の部分が飛んでいた。
分かったからどうだって部分もなかった。

それにしても、あの終わり方の緩さは凄い。

グルーチョがまだ意地の悪い変人具合を躊躇してる風にも見て取れる。

チコのピアノの可愛いバージョンの演奏をもうちょっと見たかった。

ハーポのハープは芸人としての見せ場なのだろうけど、笑いがないので長い。

ゼッポがどこにいるか分かったけど、別に「マルクス兄弟」の一員としてそこにいなければいけない役ではなかった。ゼッポの役どころって基本どれもそうなんだろうけど。そこがメタな笑いなのか? いやいや、そんな事はあるまい。


◆『三つ数えろ』
五つ星評価で【★★仮に体調が万全だとしても、きっとこれはあかんわ】

ボギーは普通に男が惚れる系のいい男なのだけど、普通と言えば普通。
今の映画の主人公たちの個性が強すぎる事の弊害かもしれない。

そして、やっぱり登場人物が整理されていず多い。
自分の頭が悪い事を差し引いても、二回観てもピンと来ない。
名前がいっぱい出てくるだけでもう惨敗。

「三つ数えろ」の部分は多分、何度見てもかっこいい。


【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

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一回目@死屍累々映画日記

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