2014年10月13日

『ふしぎな岬の物語』をトーホーシネマズ日本橋7で観て、不思議なバランスだふじき★★★

五つ星評価で【★★★主役が映画のトーンで最も異質】  

もう、皆さん、お分かりかと思うのだが、今、一番、難しいのは吉永小百合にピッタリな役を持つ映画を作る事だ。という訳で、今作も近い所まで掠ったのにちょっと違う映画になった気がする。前作みたいに別に小百合様にSEXしてほしいとかは全く思わないのだが、今作の喫茶店の主人公のアースカラーに丸首を付けて仙人(魔女)のように、そこにただいる役が映画の中で違和感が強い。何故? 露出すればいいのに。いや、露出度を高める事が目的でなく、明らかに全身の皮膚を見えないように着せている吉永小百合のスタイリングがおかしいのだ。あそこまで見せないようにしてるのは皮膚に何か問題でもあるのか? あるならCGで後から修正だ。ともかく、男の服でもいいから、普通の服を着せればいいのに。彼女だけ強烈に「吉永小百合しか着ないような服」を着てる。それって昭和モードっぽい。オシャレであるかどうかは別として、映画の質感を変えてしまうのは良くない。

役者ではないんだけど、この役を阿川佐和子さんが演じたら似合うと思った。

で、もう、バイプレイヤーがみんな面白いわ。
いつもと同じなんだけど、ベスト同じ演技をしてると言うか。
この変なバランスに支えられてかろうじてこの映画は生きてる。

・阿部寛のダメダメっぷりが可愛い。よう出てるな、阿部寛。この映画では妙に顔黒い。変にゴツゴツして恐竜っぽい。
・竹内結子はあのシーンで、あ、いい演技できる、と思った。『リング』のチョイ役も好きだけどね。一番好きなのはCMの天使役だ。
・笑福亭鶴瓶なんて何一つ新しい事やってないのに、実にいいのが悔しい。
・笹野高史もいつもの通りの笹野高史だ。あまりいつもの通りじゃない笹野高史を見る事は少ないのだけど。
・春風亭昇太がいい意味でどうでもいい。
・小池栄子も中々どうでもいいけど、前作の縁で出てくれてるっぽいから、いい人評価にプラスしておきたい。こういう繋がりは大事よ。
・そういう意味では同じく続投の石橋蓮司も今回は呑気な感じだった。
・米倉斉加年はいい空気だ。本当にいい空気な感じだ。これが遺作になるのかな。

つまんなくはないけど、吉永小百合感で引っかかる。
コーヒーを飲んでて、実はガムを噛んでた事に気が付いたみたいな。

なので、吉永小百合が「吉永小百合」である事を知らない外国で評価が高いのは当然かもしれない。日本でも吉永小百合をあまり「吉永小百合」と意識しない人なら、私以上に楽しめるのではないだろうか。


【銭】
トーホーシネマズのフリーパス使用4本目(画面広い奴で100円取られたわ)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ふしぎな岬の物語@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ふしぎな岬の物語@Akira's VOICE
ふしぎな岬の物語@こねたみっくす
ふしぎな岬の物語@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS ちなみに、岬太郎は出てません。

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この記事へのコメント

1. Posted by にゃむばなな   2014年10月13日 15:03
これは「サユリスト」のための映画でもあると思いました。
考えてみれば、こういう女優さんって日本には他にいないですからね。
2. Posted by ふじき78   2014年10月13日 20:09
こんちは、にゃむばななさん。
私はアンチ「サユリスト」側ですね、どちらかというと。立ち位置的に富司純子さんとかは似てますが、あの方は今は脇で演じるからなあ。やっぱり今の日本では唯一無二かもしれませんね。
3. Posted by クマネズミ   2014年10月23日 07:37
お早うございます。
吉永小百合は、劇場用パンフレットの中で、「やっぱり衣装がいいと、俳優にも相乗効果のようなものがあります。鳥居さんの衣装に合わせて、ヘアスタイルも少しレトロな雰囲気を出したいと考えました。……ちょっと魔女みたいな、ね(笑い)」と語っていますので、「ふじき78」さんが「仙人(魔女)のように、そこにただいる役」とされる点は、ご本人も自覚しているようです!そして、「ふじき78」さんは「違和感が強い」とおっしゃいますが、クマネズミはむしろそれだからこそこの映画がまずまずの出来栄えになっているのではないか、と思いました。
4. Posted by ふじき78   2014年10月25日 00:34
こんちは、クマネズミさん。
うん、私はバリバリ、アンチだから、半ば使命のように違和感を感じてしまったキライはあるんですけど。ただ一人時代が違うのは(喫茶店が同じように古い佇まいではあるものの)、逆に吉永小百合の年齢を意識させてしまう気がします。それは、そういう目で見てる自分がいるから、そう思うんでしょうけど。
どうしても、吉永小百合の映画を観る時、吉永小百合を忘れられません。まだまだですね。

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