2013年12月28日

『永遠の0』を新宿バルト9シアター9で観て、イビツだとしても好きよふじき★★★★(ネタバレあり)

五つ星評価で【★★★★おそらくイビツな映画】

ラストについてのネタバレがあります。

原作未読。
これには泣かされる。
でも、私はひねくれ者だから、
映画としては変な作りじゃないかって異は唱えておきたい。

普通の物語から考えると、かなり特異な構造だ。
物語の主人公について全て伝聞で語られるが、
語られる主人公についての証言は主に「彼が臆病か否か」
それのみに尽きるのである。

どんな人間でも多面的な側面を持つが、この映画ではキッパリ
一面だけを切り口にして他を落としてしまっている。

そして、その反証である「臆病でない人間」についても、
その「臆病でない人間」が「どう臆病でないか」を語る事を秘かに避けている。

「臆病でない」が故に、国の政策に統制され、
反抗せずにその政策を呑みこんだ者の死に様は映されるが、
どう呑み込み、乗り越えて死を納得したかについては描写されない。
今まで特攻に付いて描いてきた映画は全てこれを題材にしてきたから、
逆に今回は一切盛り込まない事でバランスを取ったのかもしれない。

だから、これは描写されるべき長大な全貌から
一つの視点だけを元に、一人の男の名誉回復を試みたダイジェスト戦記である。
そのダイジェストの中で描かれる主人公の生き様は完全ではないが美しい。
だが、だからと言って、そこで描かれなかった
彼が死を見守った教え子達、戦友達の人生が決して
描くに値しない人生でないという事も忘れてはならない。

多分、私は呑みこまれて自ら殺されていく大衆側だろうから、
彼等の存在を完全に否定されてしまうのは、ちょっと抵抗があるのだ。


という訳で、物語はいい場面をザクザク切り出している。
そこを演じる役者がみんないい演技をしているから、
切り出されたものである事すら忘れて納得いってしまう。感動してしまう。
物凄く強調された歌舞伎の見栄みたいなのを現代劇で見せられているかのような状況だ。それが、高齢のどしっとした役者さんの演技の説得力に置き換えてやられるのである。うん、まあ、大衆的な娯楽としてこういう強さは肯定していいと思う。

特に田中泯。
今まで映画に出てくる田中泯を見て悪かった記憶は一切ないのだが、
この映画ではもう、こういう人間がいて、こういう感情を目の前で高ぶらせている、
その現場に立ち会わされてる、としか思えない至高の演技だった。
紅白で放送禁止歌になっていた『ヨイトマケのうた』
朗々と歌った美輪明弘を思い出した。芸って凄いな、怖いな。
『47RONIN』『47田中泯』だったら、最高の映画だったかもしれないなあ。

次にその田中泯の若き頃を演じた新井浩文の愚連隊ぶりがいい。
今、こういう生まれながらの粗暴粗雑な人間を演じ切れる役者は少ないと思う。
粗暴粗雑だが極めて有能。
特攻には反対だが、自分の命の優先順位が一番とは思っていない。
主人公に社会との折り合いをもうちょっと持たせたタイプ。
そもそも、この主人公は戦線で戦闘放棄に近いことをやるなら
「死ぬから戦場には行かない」と言って思想犯として逮捕される方が
彼の合理性の中では正しくないか? 
まあ、戦中事情もはっきり知らないから断言はできないが。

あと、当然、主役の岡田准一はいい。
彼がよくないと立派な大笑い屑映画になってしまう。
最近、ジャニーズが主役の映画で役不足なタレントを何本か見てきたが、
彼はもう完全に役者として生活できる力を持っている。
彼がラストシーンで笑う。
何だか、不可能事を反転させた明朗快活な笑いではなく、
卑屈な笑いだった。
この卑屈な笑いが好きだ。

生き残るために積極的に戦いに加わらず、
技量があるにもかかわらず、同僚の死をも見逃すような戦闘機乗りだった彼が、
終戦直前には、特攻機を守り、確実に同僚に死を与える役回りになる。
この罪の意識に彼は耐えられない。

彼は自分が戦地から帰りたい為に、
彼以外の「戦地から帰りたくても、それを口にもできない同僚の」命を刈り取る役目に回ったのだ。つまり、彼は毎日、彼の分身を殺す役割を担ってしまった。多くの彼の妻や子供を泣かすような立場にいる彼が、戦争から戻って、彼の妻と、彼の子供にだけ会っていいのか。葛藤が続く中、彼は自分も刈られる側になることを志願する。

彼の戦闘機を助けた教え子が戻り、同じ特攻作戦に参加する。
そして、その時、彼の自機が調整不良だったことは偶然だろう。
彼は調整不良の(助かる可能性の高い)機体を教え子に差し出す。
機体を取り換え、その機体にその場で書いた手紙を隠した時点で、
彼は生還を断念している。
自分の血塗られた腕で彼の妻と子供に対峙することが怖かったのではないか。
彼が代わりに差し出したのは、捨て身で味方を助けた男、
戦争が終わったら、人の役に立つ仕事をしたいという男
絶好の代役だ。

そして、特攻。
高い操縦技術で空母まで途中撃破されず近寄る。
もっと早くこの技術を使っていれば、散らずに済む命もあったかもしれない。
特攻によって、他の命を犠牲にして永らえた彼の命は失われる。
最後に一人だけ、無垢な人間を生かして。

だが、それでも生きたい。
どんな蔑まれた境遇にいても、生きて家族に会いたい。
作戦に成功しながら、自分を憐れむ。
そういう笑みに見えた
(というか、ゆっくり考えてそんな笑みなのではないかと思った)。

そして、この力のない笑みは、
ずっと自分の信条を曲げずに理屈で生きてきた「宮部久三」という男の
死の直前での、誰に充てるでもなく出た、唯一の感情吐露であったように見えた。
だから、泣けた。


徐々に岡田准一に似てくる孫の三浦春馬も頑張った。


さて、みんな誉めてるけど、サザンの曲は薄っぺらくて嫌い。
メロディーの感じが他のサザンの曲とあまり変わらないので(『TSUNAMI』に似てる)、
「ナンパしてキスして愛してる」みたいな曲っぽく耳が錯覚してしまう。


【銭】
バルト9の平日昼マチネー割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
永遠の0@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBだけ付けさせて貰ってます。お世話様です。うん、今回はコメントはやめた。コメント付けてるといつまでも公開でけんわ。処々の事情により「流浪の狂人ブログ」さんにだけ連絡のためのコメントを付けた。
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13. 永遠の0  [ ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★ ]   2013年12月30日 00:16
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☆・・・『ハンガーゲーム2』  面白かった。  独裁国家が、自国の統治を盤石にするために、1年に一回、選ばれた国民の殺し合いのゲームを行う中での、それに選ばれたヒロインの物語、の前作で勝ち抜いてからのその後の続編。  前半は、なかなか肝心のハンガーゲー...
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8. 永遠の0  [ Akira's VOICE ]   2013年12月29日 10:27
命を生む零。  
7. 生きねば!『永遠の0』  [ 水曜日のシネマ日記 ]   2013年12月29日 08:46
零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを実写版映画化した作品です。
6. 『永遠の0』  [ 京の昼寝〜♪ ]   2013年12月29日 08:16
□作品オフィシャルサイト 「永遠の0」□監督 山崎 貴□脚本 山崎 貴、林 民夫□原作 百田尚樹 □キャスト 岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田 岳、新井浩文、染谷将太、       三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中 泯、山本 學、風吹ジュン、      
「永遠の0」は2004年に祖母を亡くした孫の娘と息子がかつて祖母の夫であった祖父の太平洋戦争での足跡調べていく事でかつて祖父がどんな人物であり、何を託して行ったのかを知 ...
4. 「永遠の0」☆青い空に泳ぐゼロ戦  [ ノルウェー暮らし・イン・原宿 ]   2013年12月29日 00:29
今年の本屋大賞で話題の百田尚樹原作のベストセラー小説「永遠の0」だから、気になっていたのだ。 とはいえ、ジャニーズアイドルとイケメン若手俳優の起用では、期待も薄いなぁーと思っていたのも正直なところ。 ところがっ!!こんなにいい映画だったとはっ!
3. 永遠の0  [ 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 ]   2013年12月29日 00:12
永遠の0 (講談社文庫) [文庫]特攻で亡くなった祖父の真実を描く「永遠の0」。生真面目な映画だが零戦を美化していないところがいい。2004年。自らの進路に迷う青年・佐伯健太郎は、 ...
2. 永遠の0/岡田准一、三浦春馬  [ カノンな日々 ]   2013年12月28日 22:04
百田尚樹さんの同名ベストセラー小説を岡田准一さんの主演で『ALWAYS』シリーズなど手がけてきた日本のVFXの名手・山崎貴監督が映画化した作品です。今夏に零戦開発者の堀越二郎さん ...
1. 永遠の0  [ あーうぃ だにぇっと ]   2013年12月28日 17:30
永遠の0@イイノホール

この記事へのコメント

1. Posted by まっつぁんこ   2013年12月28日 17:36
「みんな誉めてるけど、サザンの曲は薄っぺらくて嫌い。」
わたしも別に嫌いではないけど余計(不要)だったと思います。圧倒的少数派でしょう(笑)
2. Posted by ふじき78   2013年12月29日 02:20
こんちは、まっつあんこさん。

でしょうねえ、少数派でしょうねえ。
なんかサザンとユーミンは映画でかかれば正義みたいな空気が嫌い(言い過ぎ)。
3. Posted by 西京極 紫   2013年12月29日 10:27
5 貴殿ブログのレビュー、拝読させて頂きました。

ラストの宮部久蔵の笑みの貴殿の解釈、
誠に的を得た解釈であると思います。
謀らずも仲間の命を背負ってしまった彼には
あの選択肢しか残っていなかったのだと思います。

田中泯さんは…もはや反則級の演技ですね(苦笑)

原作では最後に久蔵の孫が、
司法試験に再チャレンジを決意するくだりで終わるのですが、
そのシーンは映画でもあって良かったのでは…と思ったりもしています。
4. Posted by はらやん   2013年12月29日 18:35
ふじき78さん、こんばんは!

>毎日、彼の分身を殺す役割を担ってしまった
なるほど!
自分の生が、他人(それも自分が育てた教え子)の死で成り立っていることによって、彼がどんどん憔悴していった理由をうまく表現されていますね。

田中泯さん、良いですよね。
この方は存在感が半端ないです。
5. Posted by ふじき78   2013年12月30日 08:11
こんちは、紫さん。

> 司法試験に再チャレンジを決意するくだり

三浦春馬が久蔵のゼロに乗って司法試験に特攻、、、い、いかん。幻覚が、、、
6. Posted by ふじき78   2013年12月30日 08:15
こんちは、はらやんさん。

田中泯さんは近年の日本映画における素晴らしい発見だよなあ。よくも、見えないところに今まで隠れていれたもんだという。
7. Posted by maki   2014年01月02日 11:02
こんにちは
宮部が特攻隊に志願する心情がわざと詳しく語られないのは、映画の中でふじきさんがいうようなことを感じてくれ、悟ってくれという事だと思いました
勿論それを悟れる人と悟れない人はいるとは思いますけど^;
個人的にはサザンの曲も私もあっていないなと感じました
感情が盛り上がりすぎてて、宮部の内に秘める感情とは合わないと思うのです
8. Posted by ふじき78   2014年01月02日 23:40
こんちは、makiさん。

映画の中で志願に関する心情だけ詳しく語られていないのはちょっと違和感ありました。やるならとことん分かりやすくすればいいのに。

サザンは蟻とキリギリスで言ったらキリギリスだろうから、何か、コンセプトとしてそぐわない気がしてならない(そら気持ち言うたら気持ちの問題やけど)。
9. Posted by とらねこ   2014年01月15日 23:10
私もサザンの曲嫌いでしたー
でも、『闇の子供たち』が映画を台無しにしていた感じとは違って、
映画にピッタリでした。
10. Posted by ふじき78   2014年01月16日 02:17
こんちは、とらねこさん。

あっ、棘があるなあ(笑)。

単純に、これ見て、「日本素晴らしい、特攻かっこいい、軍隊増強万歳」とかにはならんから、これはこれでいいと思うんですけどね。「死に行く事が美学、そして死に行く事によって敵にダメージを与えん」と見える部分に関しては忠臣蔵でもやってる事だけど、それを近現代でやるといかんですかね。時代が違っても同じようにお話(虚構)だから、これを観て涙しても、それで洗脳される訳ではないと思うんですが(既に私自身が洗脳されているなら正しい判断は出来んのでしょうけど)。
11. Posted by sakurai   2014年01月16日 10:04
サザンの曲の頃には、もうボロボロ泣きつくしてて、耳に入ってこなかった。
ラストは、准ちゃんのあの笑みに悩殺されておりました。
卑屈かなあ〜。
どっか達観したような気分にもなってたような。

とりあえずこれから本読みます。
こればっかりは、読まずにいて、本当によかったです。
百田さんの「影法師」もすんげえいいです。
12. Posted by ふじき78   2014年01月16日 10:53
こんちは、sakuraiさん。

おでの、おでの読書時間は全てツイッターに飲みこまれてしまって時間のかからないマンガくらいしか読めないっす。

ラストの笑顔はいろいろ解釈分かれるところだと思いますが、解釈が分かれる余地のある演技をしたのが偶然だとしても、それも誉めたい。私の中では記事に描いた様に解釈しましたが、こんな持って回った解釈してる人は少ないだろうから少数意見だと思います。まあ、こんな考えもある程度に思ってもらえれば。
13. Posted by クマネズミ   2014年01月17日 21:27
今晩は。
「この主人公は戦線で戦闘放棄に近いことをやるなら「死ぬから戦場には行かない」と言って思想犯として逮捕される方が彼の合理性の中では正しくないか?」とされているところ、宮部久蔵は召集兵ではなく志願兵ではないかと推測され、仮にそうであれば、例えば、より多く敵を倒すために無駄死にをしないようにしているのだ、などという具合にその問題を乗り越えているのではないかと思われるものの、本作では宮部の過去のことなどは何も説明されないので、何もわからない感じがします。
14. Posted by ふじき78   2014年01月18日 23:49
こんちは、クマネズミさん。

ああ、そうか。それはロングセラー理論ですね。ただ日本が長期戦に耐えうる資源を持っていなかったので、長引けば長引くほど味方の被害を増やすという事になったので、この考えだったら宮部は間違えたことになりますね。

状況判断が適確すぎる所(物語だからか?)から、パイロットじゃなく、参謀とかの方が向いてたと思います(見方を殺すジレンマは参謀にも付いて回るけど)。
15. Posted by タケヤ   2014年01月19日 20:42
僕にとっては予想以上に
素晴しい作品でした。

でもふじきさんのレビューに
すごく感動しました。
なんか普段おちゃらけてるのに
真剣に語ったらすごいんだと
いう事を実感しました。

(ふじきさんは好きじゃないかもしれないけど)
サザンの歌に僕は逆に似てるかなあと。
普段、へらへらっとしててもいざとなると
すっごく素晴しいメロディーを奏でる。。。

あれっ作品について語ってませんね(笑)
だからダメなんだよなあ。。。
16. Posted by ふじき78   2014年01月20日 00:39
こんちは、タケヤさん。
誉めらりちった。テヘペロ

> なんか普段おちゃらけてるのに

いや、いついかなる時でも真剣です。おちゃらけてる時でさえ。

さて、誉められたのに、「あ、これ、結論なくね」とここんとこ何となく気づいてしまったので、この映画ってこういうもんだったんじゃないのって、映画の外枠みたいな話をクマネズミさんのブログ「映画的・絵画的・音楽的」に秘かにコメントとして染みこませるという悪辣非道な事をやってます。お暇があるようなら、こちらもご覧ください。

えーと、アウェーで精いっぱい、お茶らけぶってます。
17. Posted by kira   2014年01月20日 20:32
そうそう、
>語られる主人公についての証言は主に「彼が臆病か否か」
>それのみに尽きる
ちょっとシツコイぐらいでしたよね〜(^^;
現代部分をもう少しカットして、その分宮部の教え子たちの
せめて特攻前夜の心理とか、、描いて欲しかったデス。。。
18. Posted by ふじき78   2014年01月20日 23:25
こんちは、kiraさん。

一人の人間とか一つの戦争を語るにしては、抜き出し方がかなり特異だと思うんですが、でもこれ144分もありますからねえ。バランスよく語らせる為には、もっと長くするか、ドラマにするかとかしないとダメかもしれないですねえ。元々が長いのに一人の一点に焦点を絞り込んだことで長さをあまり意識せずにすんだってのもあると思いますし。

だから、上手くやったんだな、と思ってます。
19. Posted by SUZU   2014年01月30日 10:19
こんにちはー。
私なんて、最初にゼロ戦が飛んでるところからすでに泣きそうでしたよ。意味もわからず。

岡田准一くんのアイドルを感じさせない役者としての演技力は素晴らしいなと。
ラストの笑みについては、正直深く考えたくありませんでした。考えると思い出し泣きしちゃうから

ふじきさんの解釈を読んでなるほどな、と受け止め私も冷静に考えられるかも。
20. Posted by ふじき78   2014年01月30日 18:42
こんちは、SUZUさん。

> 私なんて、最初にゼロ戦が飛んでるところからすでに泣きそうでしたよ。意味もわからず。

前世に何かあんのとちゃう?


21. Posted by SGA屋伍一   2014年02月02日 17:09
岡田君は主人公だからイケメンなのは仕方ないとしても、脇に新井、濱田、染谷と地味顔の演技派をそろえてきたあたりは偉いと思いました
特に染谷くんは序盤から画面をちょろちょろしてて後で重要な場面で出てくるんだろうな…と予想してたら案の定(笑)
非映画ファンにはいまいち名前が浸透してない彼ですが、これで多少はブレイクできたかな?
22. Posted by ふじき78   2014年02月02日 22:04
こんちは、伍一どん。

岡田くんはイケメンだけど、演技でも唸りましたね。うん、新井、濱田、染谷はイケメンじゃないな。染谷は園子温監督で主演張ってるから、そこそこ知名度あるんじゃない? 

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