マクドナルド「クォーターパウンダー・ハバネロトマト」『カッコーの巣の上で』をトーホーシネマズ六本木1で観て、相変わらずの大傑作やねふじき★★★★★

2013年07月13日

ヤマト2199第十四回

感想やら連想やら妄想やら。

・TV放映第十四話。
 リアルタイムではこの時、ユーロスペースで映画を観ていた筈。
 なので、ツイッター参戦もせず、後から一人でゆっくり静かに孤独に鑑賞です。
 魔法少女ミレーネル・リンケ回。

・冒頭は岬ゆりあのヒール、どアップから。
 何か「このヒールに踏まれたい」みたいな、とても力の入った作画だ。
 ディテールが細かいのはいいよね。
・即座に画面スイッチングでガミラスに。
 ミレーネル・リンケって、パッと見、少女マンガっぽいキャラだ。
 ヤマトの世界に前髪揃ってるJKみたいな女の子はいそうでいないからかな。
・即座に次元潜航艇のムサイ艦内にスイッチング。
 副長「俺たちは便利屋じゃないんですぜ。戦争屋ですぜ」
 艦長「安心しろ、次はデスラー総統自らの指示がある」
 デスラー「三丁目のスーパーの特売に次元潜航艇で出動だ!」
 一同「ぎゃふん」
 つうか正規軍の癖に海賊みたいで、こいつらが一番おもろいわあ。
・そして目まぐるしく古代と雪のイチャイチャぶりにスイッチング。
 せわしないアニメやな。
 ラブコメっぷりおかし。
 このやり取りが艦内(と言っても第一艦橋だけだろうけど)に筒抜けになることで
 古代と雪の仲が半ば公然化していく。
 今回、島は恋のライバルとして全く候補にあがらない。
 その役は南部に振られてる。
 南部ってチャラくて攻撃的で人間的に全然ダメそうなところがいいキャラだ。
 現実にいたら、信用おけなそうだし、
 一群引き連れてカツアゲとか笑ってしそうだから
 繁華街とかでは逢いたくない野郎である。
 ヤマトがもっとダークで腐った世界なら、南部はレイプくらいしそうなキャラだ。
 いいよ、やっちゃえ。
 何となく地球に帰還するまでに何組かのカップリングは出来そうなのだが、
 南部だけは恋に積極的なのに誰ともくっつきそうに思えない。
 その辺りは製作者側のチャラ男に対するルサンチマンが
 地味にあるんじゃなてだろうか。

・ラブコメの二人が帰ると、ヤマトが縦にぐるんぐるんである。
 芸術点目当てみたいな操船だ。

・そして、ここから精神攻撃みたいな、
 ヤマトなのに、エヴァみたいな、押井みたいな、ウテナみたいな、になっていく。
 個人的には好かん。

・森雪のケツを下から見上げる古代。
 ああああああああああああ
 こんな目に会いたいという、とても力の入ったカットだった。
 描いた奴ブラボー。

・艦内になんかでっかいゴキブリがいるかのようなカット。
 まあ、黒髪テカテカでゴキブリっぽいっちゃ、ぽい。

・映画館で先行上映してる時には気にならなかったが、
 モニターで見てると、画面がずっと暗くって見えづらいな。

・森雪とユリーシャと岬ゆりあの、とっても込み入った連携。
 後から見直すと、ちゃんと納得できる演技をキャラクターがさせられてて、
 その鉄壁ぶりにはちょっと舌を巻く。

・古代家のハーモニカは父から兄から弟へ。
 前の二人は故人だから、これは形見分けと言ってもいい。

・最終的に若い二人の初めての共同作業みたいな形でヤマトは危機を脱するのだが、
 何故、危機を脱する事が出来たかの説得力は乏しい。
 相手が通常の上を行く「魔女」であるなら、
 もうちょっと明確にイスカンダル介入みたいにしてもよかったのではないか。

・ってことで、有耶無耶のうちに魔法少女リンケは破れ、
 セレステラさんは一人っきりになって「美魔女」と呼ばれていく。
 若く見えないんだよな、セレステラさん。

・古代と雪のラブコメっぽい展開は面白かったが、
 精神攻撃はやっぱり理屈を付けた戦争と相性が悪い。


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