『東京ディープスロート夫人』シネマヴェーラ渋谷・ネタバレあり『シャッター』新宿グランドオデヲン

2008年09月07日

『敵こそ、我が友 戦犯クラウス・バルビーの3つの人生』ユーロスペース1

チラシ、星の部分を白抜きのハーケン・クロイツに変えた星条旗のデザインが秀逸。

ナチスで大量殺人・拷問に手を染めた男が戦後もアメリカ庇護の下、その利用価値が失われるまで、逮捕される事もなく、南米の地でナチス政策の焼き直しを行なっていた、という驚愕のドキュメンタリー。これが滅法、面白い。伝えたい事が伝わる。ちゃんと出来ているのだ。

コンゴ政策、イラン政策、アメリカが他国の政治に介入する時、アメリカという国がいかにろくでもない国であるかが、よく分かる。何でこんな利権と勢力分布しか目がないヤクザみたいな国家が偉そうにしているんだ。違うか。ヤクザみたいな国だから偉そうにしてるのか。まあ、ロシアはロシアで俺の中では約束を守らず、土地を分捕る泥棒国家だし、中国だってろくな国家じゃない。勿論、日本も。

チラシに森達也がコメントを寄せている。商業ドキュメンタリー映画が公開されると、機械的に森達也にコメントが依頼され、お披露目されるようなシステムが出来上がっているが、いつも同じようなコメントだから、わざわざ載せる必要はない(仮に森達也が言ってる事が正解だとしても、正解である事だけに頼って、心を打たないコメントにはコピーとしての価値がない)。


fjk78dead at 22:53│コメ(0)トラバ(0)映画 

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