『マルドゥック・スクランブル 圧縮』テアトル新宿で再鑑賞 #mardock共通テーマ「2010年の流行語大賞を予想してください」にバリバリ出遅れふじき

2010年12月01日

『裁判長! ここは懲役4年でどうすか、』北尾トロ、文春文庫を読書して、もうちょっと映画を語る男ふじき

映画観てから読書。

けっこう、あれをどうやって映画化したかが分からない
というコメントをチョコチョコ見かけて気になってた。
折りよく100円で入手できたので読んでみた。

なるほど、これを最初に読んでたら、こんなん映画化できるとは思えんよなあ。

悪い口で言っちゃうと、雑誌のコラムに名を借りた妄想が羅列してあるだけ。
スケール感が同じケースとして、
『食いしん坊バンザイ』の映画化が難しそうだと言えば、
納得してもらえるんじゃないだろうか。

そのままでは映画にならない『食いしん坊バンザイ』の為に
主人公を設定して、あちこち色々、食べに行かざるを得ない設定を作る。
その設定の中で大きく現われる命題(主人公が立ち向かうべき問題)も設定する。
その問題に立ち向かう中で、主人公や、彼を取り巻く人間は何をどう変え、
彼ら自身がどう変わっていくか。

原作に全くないこれらの要素を取り込んで作った映画の脚本は
それだけ力作だったと思う。大変な作業だったと類推する。

でも、もう一歩踏み込みが足りない。
ドラマにはなったが、良いドラマにはならなかった。
何も感動して泣かせろ、と言ってる訳ではない。
もうちょっとあのメインの裁判、後ろでひっくり返せばよかったのに。
そうすれば主人公と検事に一緒にシンパシーをひっくり返された感を持たせられて、
それだけで後味が変わった筈だ。

残念だなあ(と言うほどそんな大層な映画でもないけど)。

一つ一つの裁判に対するコラムより、
巻末の傍聴マニアを集めた座談会の方が映画を作る上では
ドラマ作りに寄与している。


fjk78dead at 00:19│コメ(0)トラバ(0)読書 

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