2010年10月31日

『おまえうまそうだな』を新宿武蔵野館2で観て、とりあえず観ろという男ふじき☆☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆☆面白くて深い。そして子供でも分かる上手さ】
  
  
  
主人公の名前はハート。
  
そう、あの『北斗の拳』に出てきた「拳法殺し」

 の異名を持つデブが主役である。

  
ダメだよ。最初っから嘘ついちゃ。
  
  
  
気分を取り直して小劇をどうぞ。
  
「お前、ラマ僧だな」
「お父さん、お父さん、お父さんだね。
 今、ラマ僧って呼んだよね。
 ラマ僧ってとってもいい名前。
 でも、どういう意味?」
「ラマ僧ってのはチベットにいる僧侶のことさ。
 殺生禁の戒律を持ち、肉食いをしない」
「知ってるよ、そんなこと」
「(こいつ、意外と大人だな)」
  
 ちゃんちゃん

  
おいおい、だから、ちゃんとやろうよ。
  
  
という訳で、面白かった。
大人の鑑賞に耐えます(あ、でも、俺、精神が子供だ)。
子供の鑑賞にも耐えます(周りは楽しんでたよ)。
深いテーマ(※1)を分かりやすく提示しながらも
エンタメ性をちゃんと連れて歩いてる。

※1:チラシには「親子の絆、思いやりの心、大きな夢に挑戦する勇気」
 と書いてある。プラス敵対しあう組織にあったとしても、
 命を賭けた決死の働きかけで、思いが通じる、を付け加えたい。


後、人間ドラマにするなら、こんな読み替えが可能だと思う。

貧しいユダヤ人の娘が金髪碧眼の乳児を捨て子として拾う。
戦争に向けてきなくさい空気が漂う中、ユダヤ・コミュニティーは
いまや少年になった子供を追い出すように娘(母親)に勧告する。
ユダヤ・コミュニティーと距離をとって暮らすようになる母親。
そんな中、ユダヤ人狩りが始まり、彼と彼の兄弟はナチス少年隊に囲まれる。
自分がユダヤ人でない事を自覚させられる少年。
彼は母親と兄弟を逃がし、自分はドイツに浮浪児として留まる。
数年後、彼はSSに入っていた。
収容所に出向くと必ず彼の後ろを付いて回る小さな子供がいる。
子供は彼が父親に似ているのだと言う。
目立たぬように密かに彼を補助してやるようになる彼。
そんな中「ベルリン陥落か」との噂が飛び交う。
「陥落の前に証拠隠滅の為、収容所の全ユダヤ人を殺す」との噂が流れる。
リストを見て母親と彼の兄弟を探す彼、
施設移動のニセ文書を引退したSSの何でも屋に作らせて、
フランクフルト・ウマソーを施設移動すると称して、
彼は母親と兄弟を収容している施設に急ぐ。
どうにかして助け出さねばならない。
そこに立ちはだかるSS最強の片目軍曹。

ね、面白そうでしょ、いけるっしょ。



【銭】
常設ダフ屋で前売券を700円でGET。その後、見た底値価格は650円。

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PS 単純な線のアニメに凄く分かりやすい喜怒哀楽の表情が気持ちいい。
 CG全盛で、人間の役者がやるような微妙な表情が付くようになったけど、
 アニメの強みであるデフォルメ表情って減った。
 その意味でアリエッティの樹木希林は貴重(といってもあれもリアル指向だけど)。
PS2 平原最強のティラノ、バクーの声はハムの人、別所哲也。
 ハムの人なのに渋い声だ。
 でも、話題性もそんなないから別に別所哲也じゃなくてもよかった気がする。
 お母さん恐竜の原田知世は違和感なし。
 ウマソウの加藤清史郎はいい。うまいと言ったら言いすぎだけど、いい声をしてる。
PS3 ペロペロがゆったりしてて好きだなあ。
 いや、付き合いたいとか真剣に交際したいとかそういうんではなしにね。
PS4 ハートの孤独さがけっこう泣ける。

ちなみに、新規コメント不可に関する記事


fjk78dead at 23:14│トラバ(10)映画 

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この記事へのコメント

1. Posted by KGR   2010年11月01日 00:01
TB/コメントありがとうございます。

試写会でも多くの子供たちが喜びそして感動していたようです。

読み替えはなかなか面白いですね。

最後、卵(たまごやまのたまご)が空に浮かんでいるのはどういう意味だったのかよくわかりませんでした。
一瞬ユカタン半島に落ちる隕石かと思っちゃいましたけど。
2. Posted by fjk78dead   2010年11月01日 00:12
こんちは、KGRさん。

> 最後、卵(たまごやまのたまご)が
> 空に浮かんでいるのはどういう意味だったのか
> よくわかりませんでした。
> 一瞬ユカタン半島に落ちる隕石かと思っちゃいましたけど。

卵山の卵が月になったのか、とか思ってたんですが、
いくら何でも大きさに差がありすぎる。
(ぐぐったら月の直径は地球の1/4とかなんで)
何だったんですかねえ?

卵山についてた恐竜の肉片が未知の宇宙線に照射されて、
PART2に宇宙怪獣スペースハートとか、スペースウマソー
とか出てくるとかって伏線か?
3. Posted by SUZU   2011年02月22日 23:00
あっ、ハートってそっちの事だったんですね!
そう考えてみるとまた違った妄想で楽しめそうです!

加藤清史郎君は可愛らしくて本当によかった。
じゅるり
4. Posted by fjk78dead   2011年02月22日 23:51
こんちは、SUZUさん。

> 加藤清史郎君は可愛らしくて本当によかった。
> じゅるり

おねいさんがそういう意味で肉食系になって
加藤清史郎君に手を出すと犯罪になってしまうので
注意です。
5. Posted by JH   2012年05月17日 03:21
メインターゲットは絵柄通り子供・ファミリーなのは知っています。しかし、実際の内容を見ると監督の意向なのか、脚本の意向なのか、上からの意向なのかはわかりませんが誰が対象者なのかわかりませんでした。(原作者の方が最初に「絵本とは違うものにしてください」と言ったのは確かなのですが)

捕食シーンとか戦闘シーンとかその他の描写は規制だらけの近頃の子供向けとしては凄いと思いました。自然界の厳しい感じもライトとハートが生まれる前から出てたと思います(卵がライトとハートの以外全)。
このように結構ハードな描写があったのは個人的に関心しました。

このように根底の世界観や設定や戦闘等が厳しい感じなのですが、それ以外がよくある子供向けって感じがしたので「子供向けなのかそうでないのかわからない」って印象になりました。そしてギャグとシリアスの差も激しいと思いました。ギャグ等は良くも悪くも子供を意識した感じなのですが、シリアスは熱かったり、クールだったりする印象でした。
6. Posted by fjk78dead   2012年05月18日 01:04
こんちは、JHさん。

日本では実写映画が幼く、
幼児向けアニメに意外な哲学が隠れたりするので
目が離せません。

で、更に子供が見て楽しめるようにも作ってる。

すごいね。
7. Posted by 絶太   2012年10月06日 02:58
今年の夏に上映されたフェアリーテイル映画と同じ監督ですね。

今更ですがおまえうまそうだなという映画の事でコメントしたいと思います。

去年のアニメージュの8月号のこの人に話を聞きたいでおまうまの藤森監督のインタビューが載んでたのを見たのでが実は、「ほのぼの〜」っていうのは監督に対しては失礼なことなのかもしれません。
2011年アニメージュ8月号はAMAZONで中古販売しているかもしれません。

上層部の意向は知りませんが、監督としては「捕食する側とされる側のテーマの話だったから、やっぱりそこから逃げて作る事は出来ない」「自然描写も含めて、ちょっとリアルに世界観を作らなくてはいけない」「人の生き死についてはあまり嘘をついちゃいけないと思う」 と寧ろ客観的とも言える発言もしていました。生き死に関しては、忍たまの映画についても「そこのギリギリのところをどこかなどこかなと探りながら作ったという部分はありますよね」と言っていました。

プロデューサーからは「とにかく女の人が泣ける話を」と言われたようですが、それについても「人が死ぬか別れるかと言う小手先のテクニックで泣かせたくない」って言ってるんであって”可哀想な話”が嫌だと言ったわけではありません。実際、キャラが死ぬシーンで泣かせるより虚しさとか冷徹さを表してる漫画アニメドラマはあります。ゴンザが倒れる所も泣ける演出というより、無常さを感じられる演出だったと思います。(悪い意味ではなく)
8. Posted by ふじき78   2012年10月06日 07:35
こんちは、絶太さん。
藤森監督、当たり前と言っちゃ当たり前なんですけど、ちゃんと考えて物を作ってるのが偉い。いやまあ、子供や幼児向けのアニメはスポットが当たらないだけで、割とそういうちゃんと物を考えて作られる人に支えられてきたのではないかとも思うんですが(アンパンマンだってかなりシビアな世界観を楽しい表面とは別に提供したりもするし)。
9. Posted by 絶太   2012年10月10日 05:20
こんばんわ、ふじぎ78さん。コメント返信ありがとうございます。おまえうまそうだなは最近でもどこかで上映会をやったそうです。先月の9月でもやったそうなのでどこかで需要はあるのだと思います。

しかしプロデューサーや企画や宣伝の強調を見るとかなり無茶な要求だな〜、と思いました。

仮にも恐竜世界で捕食者と非捕食者の問題も出てくる映画で、ショートアニメや漫画でもないのに「女の人が泣ける」「心温まる」路線ばかり押し付けられても、作るスタッフも困るのでは?と思ったのも事実です。(作品にある要素の1つとしては良いのですが)。例えば恐竜物ならハードな世界があってその中で、生まれる愛や友情が良いのです。なのでやたら、「女の人が泣ける」「心温まる」ばかり強調するとハードな世界の中で生まれる愛や友情の良さも半減しますし、作品としても抑揚のないものになると思います。

子供だって場合によってはシビアだし媚びられるのを嫌になる事はあると思います。子供向けの作品や書籍でも子供にわかるように伝えた、ハードな話のやつもあります。

そりゃあ子供向けという媒体や企画の都合もあって、表現規制の制約は強かったのでしょうがその枠の中で表現しようとしたのかもしれません。監督のインタビューはURL先の「今更だけどおまえうまそうだな」というタイトルのコメントの部分の画像にあります。2011年アニメージュ8月号はAMAZONで中古販売しているかもしれません。

個人的に「女の人が泣ける〜」というのは死の描写についても綺麗事のイメージが浮かんでしまいます。本当にハードなものは死の描写についても「泣ける〜」ってよりも冷徹さを表す事が多いと思います。昭和時代にあったやなせたかしさんの「チリンの鈴」も死が出てきますが、綺麗に泣かせる為のシーンではなく厳しさや虚しさを表したものでした。
10. Posted by ふじき78   2012年10月11日 02:03
こんちは、絶太さん。

単に人を殺せば泣ける映画になる訳ではなく、
殺人の間にあるドラマや、感情の流れをちゃんと追ってこそ、泣くに堪えられる映画になる。という事で程度の度合いはあれ、あまり突飛な事を言われてる気はしませんね。元ソース読んでないから推論でしかないですけど。

11. Posted by AMA   2012年12月03日 05:36
この記事やコメントを読んで割り込んですみません。

映画は少なくとも企画というか販売サイドは本当に大切なものよりもただキャッチーさ(とにかくほのぼの、心温まる)を優先したかったのかもしれません。例え原作では綺麗事ばかりじゃなかったとしてもアニメや映画だとそういう上辺のキャッチーさばかり優先される風潮があります。特に幼稚園児や低学年がメインターゲットに多いと思います。ただ、スタッフとしてはその売り込みの意図はそんなに本意でなかったのかもしれません。

http://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493
のスタッフのアニメージュでのインタビューで、予告とか紹介であれほど触れていた「心温まる」の部分についてあまり語ってなかったという事を考えると。ちなみに現在、2011年8月号のアニメージュはAMAZONで中古販売してるかもしれません。

例え子供がシビアなものを受け入れたとしても親の方が勝手に「子供向けじゃない」と判断されることもありますからねえ。昨今は特に少しでも過激なものがあると文句言われそうで大変だとは思いましたが。
12. Posted by ふじき78   2012年12月03日 11:06
こんちは、AMAさん。

とりあえず商品なので、キャッチーである事は悪い事ではないし、売れる為の手段として嘘を言わなければ、そんなに怒ったりはしませんけどね。

「お前、うまそうだな」の中で語られる生や死は、観念的な死ではないから子供にも感情で理解できると思うし、そして、それと「心温まる」は併存できてなかった訳でもないですし。逆に「キャッチー」で呼び込んで、同席する大人を泣かせるような映画が後々、伝説として語り継がれたりすることもあるんで、それを狙ったのかもしれない。まあ、これで残酷って言ったら「フランダースの犬」だって残酷だよ。

宣伝は間違えてなかったと思う。それが結果を出すかどうかは別の話だから。

話が堂々巡りになってたらごめんなさい。実のところ、演出と規制と宣伝の問題にはあまり興味がない。それは、この映画がそんなに極端にそれを歪めているとも思わないし、私自身がもっと歪んでる宣伝が多かった1970年代頃に子供だったからかもしれません。
13. Posted by AMA   2012年12月04日 16:38
こんばんわ、ふしぎ78さん。
言葉足らずでわかりにくかったのならすみません。映画の企画者か販売側は「普通にキャッチーさを優先したかった」「そちらの方が売れやすいと判断」という事だったのかな、と思ったのです。そして作る側として「その上層部の意図がそんなに本意じゃなかったのでは?」と思ったのは、インタビューを読む限りスタッフの意図が上層部とそれほど合わなそうに感じたからです。

そして残酷な描写といえば例え子供が受け入れたとしても親の方が勝手に「子供向けじゃない」と判断されることもありますから困り物だと思いました。これじゃ、やりにくいでしょう。

昨今は特に神経質で少しでも流血があると文句言われる可能性もありますからね。私たちの時代より過敏になってるのは事実でしょう?
14. Posted by ふじき78   2012年12月04日 18:50
こんちは、AMAさん。

再度どうも。
企画した人、制作した人、宣伝した人、それぞれ「何を成し遂げた」は仕事が違うので優先順序は変わるかもしれませんが、それぞれが相反していては成り立たないので、その場合、皺寄せで泣いてもらうのはどうしても「制作」というのは致し方がないと思います。

企画した人の企画意図により制作・販売するのですから、キャッチーに売れるようにしようという条件などは飲み込んで作るべきでしょう。飲み込めないなら手を引くべきでしょう。これは商品規格なのですから、制作側が自分の意図で勝手に変えてはいけません。商品規格を飲み込んだ上でプラスアルファがあれば盛り込む。そこが腕なんだと思います。

流血も、過剰に出し過ぎるのもおかしいけど、不必要に出ないのも気持ちが悪いと思う。それは差別用語でも同じで、表層に現れなくても本来はそこにある物だから。
15. Posted by ナット   2013年01月11日 12:05
初めまして

おまえうまそうだな映画って宮西達也さんの絵本の何冊かの映画化ですね、一応。
長文な上に制作スタッフや原作者の裏話も踏まえた意見なので不愉快に感じたら申し訳ありません。
裏話なんて客にはどうでも良い事かもしれませんが、この映画のように「おいおいそれはないだろ」と感じるのもあります。
上層部のコンセプトみたいなもので幾らなんでも受け狙いばかり重視するのはかえって逆効果じゃないのでしょうか?と思いました

■映画版のコンセプト等
そこで、映画版は、作者の方が企画会議にも参加して「原作と違うもの」と意見を言った事から、
割と最初から原作とは違う物になる事が決まってたようですね。宮西達也さんのインタビュー
ttp://www.netdetirasi.co.jp/cinema/interview/059.php
ttp://mi-te.jp/contents/cafe/1-9-742/
少なくともセールス側にとっては、これはありがたいと思ったかもしれません。
「原作と違うもの」って頼まれた以上、原作よりもキャッチーさを優先するという余地も出来たのですから。
16. Posted by ナット   2013年01月11日 12:05
■スタッフの考え
でも実際にスタッフにとっては、上層部の考えはそれほど本意じゃなかったってのもあながち間違ってないのかもしれません。
ttp://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493のインタビュー(アニメージュ2011年8月号にあった)でスタッフの発言が少なからずありますがこれについて触れた意見を言おうと思います。
確かに今の所、映画スタッフの発言ではそういうあれだけプッシュされてた
「可愛い」「ハートフル」といった部分にあまり触れてないのも確かです。
そればかりか、「捕食者と非捕食者の関係で〜」とか「自然描写を〜」とか
「”泣ける”という題目だけで1本の映画を作るのに抵抗あった」とかと言ってて
上層部の意図はあまり本意じゃなかったかもしれませんねえ。

■作中の台詞の一部とお母さんへの評価
作中でも、マイアサウラのお母さんについて「どうするつもりだったんだ」「こいつ(ハート)を一生苦しめる気か」と言ってた
肉食恐竜のボスがいました。マイアサウラのお母さんが育てなければ今はいなかったという事も認めていましたが、
ああいう詰問をさせたので気になりました。
この肉食恐竜のボスの怒り台詞もスタッフの抵抗にすら感じたのですが考えすぎでしょうかね?
そして、スタッフ自身もこのマイアサウラのお母さんについて「浮世離れしたところがある」と評していました。
このマイアサウラのお母さんへの発言は上にあるインタビューの画像に載っています。
17. Posted by ナット   2013年01月11日 12:06
■映画の絵柄
映画の絵柄に関してもスタッフの反応で何か含みを感じましたね。
一見、映画のデザインについて褒めてるように見えますがマイアサウラのデザイン以外は特に触れていませんからね。
マイアサウラのお母さんのデザインについては褒めてても、他のデザインについては特に褒めてる様子は見掛けませんでした。
(ただし、マイアサウラのデザインも絵本と違うのでその意味では不満に思う人もいるかと思いますが)
アニメージュ2011年8月号は自分の手元にもあるのですがその褒めてた発言を引用します。
「あんなシンプルなキャラクターなのに、眉毛もないのに、ここまで表情を出せるのかと。
あの辺はやっぱり柳田さんの力のおかげです。お母さんがあんなに生々しくて色っぽいのも、柳田義明さんの力ですよね。
お母さんの色っぽさは想定外だったんですが。」

マイアサウラのお母さんのデザイン以外での発言だと「丸っこいキャラだけどカッコイイアクションをやる」的な部分くらいでしょうか。
これだけだと他のデザインについては褒めてるのかどうかわかりません。
そもそも、他キャラのデザインについてもどこまでがスタッフの発案なのかどうかわかりません。誰かから「丸っこいデザインにでもしてくれ」と頼まれたからなのか、そうでないのか謎ですからね。
18. Posted by ナット   2013年01月11日 12:07
■原作者の思い
原作者の宮西達也さんについてこういう話もあったらしいです。
ttp://mcgeorge.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/10-344a.html
・「大人が読んで楽しいから子供にも面白い」
『おまえ うまそうだな』は7年前に発表。弱肉強食の厳しい自然界で本来、相いれない“親子”の関係を描きながら、
「種族の違い、敵対する者同士の壁は越えられるのか」と問いかける。
小学校低学年までが対象年齢だが、硬派なテーマが受け、大人のファンも数多く獲得している。
「最初から子供向けにと考えて描いていません。大人が読んで楽しいから子供も面白いと思えるのです」

■もしもの話
そして、今となっては野暮な話ですが、もしスタッフも映画版の上層部の意図を無視して、
ある程度好き勝手やっていたらまた内容が違ってたかもしれません。
出来はどうなってたかは知りませんが、実際よりもスタッフの意図が強調される内容になってたかもしれません。
裏話を読む限り、手放しに好き勝手する余地があったわけでもないんだな、と思いましたから。
映画版は作品紹介やコンセプトと、映画スタッフのインタビュー画像を見比べて見ると、
いかに映画の売り手だか企画は本当に重要な物は二の次で
とにかく「可愛さ」「ハートフルさ」ばかりに拘ってるかのように見えました。
その上、プロデューサー側からの「とにかく女の人が泣ける物を作ってくれ」という要望に
最終的には「泣けるという部分を苦労していれつつ」と言ってるので、少なくとも好き勝手やったわけでもないと思います。
19. Posted by ナット   2013年01月11日 12:07
■とにかく女の人が泣けるという要望
この映画は漫画アニメファンが好むような絵柄じゃないし、
漫画アニメゲームにあるようなイケメンキャラの話でもないし、ライダーみたにイケメン俳優も出ないし、
映画版あらしよるにみたいに細かい絵柄のヤギと狼の友情物でもないのですから、
これで「女の人が泣ける」っていうのは女の人をも馬鹿にしてるのかと思いました。
ただ可愛いキャラでほんわかストーリーでも作れば、女の人が喜ぶとでも思ってたのでしょうか?って言いたくなりましたね。
20. Posted by ナット   2013年01月11日 12:17
それと流血表現の件ですが

>流血も、過剰に出し過ぎるのもおかしいけど>、不必要に出ないのも気持ちが悪いと思う。>それは差別用語でも同じで、表層に現れなく>ても本来はそこにある物だから。
制作については素人でこれも推測ですが
規制についても結構口出しされてたのかもしれませんねえ、この映画は。アニメや映画の規制具合は作品やターゲット層によって違ったりもしますから。子供でも幼児と小学生ではかなり違う扱いになってますしねえ。我々のように良い年になった人からすると、あっと言う間だったりそこまで変わらないと思いますが、子供の頃の数年ってのは大きいですから。

映画版「おまえうまそうだな」は幼児(もっても小学校低学年まで)とその保護者がターゲットで作品ジャンルも「ハートフルアニメーション」という括りですから、特に規制がうるさかったかもしれませんよ。小学校中学年以降は対象外みたいな感じでしたので。

長くなってしまいました。
21. Posted by ナット   2013年01月11日 12:22
言い忘れてしまいました。

規制云々は近頃は特にうるさいですね。
そのせいで、再放送されなかったり、編集がかかったり、昔ならOKだったであろう物が最近じゃアウトになってるのもあります。「昔はこんな表現でも朝や夕方のアニメとしてやってたのに今は深夜かOVAを見る層狙いになりやすい」と言いたくなるものも幾つも見掛けますから。
22. Posted by ふじき78   2013年01月12日 17:38
こんちは、ナットさま、FIXさま、AMAさま。
いずれも他人だったらごめんなさい。

私は頭が悪いから失礼を承知で思った事をそのまま言っちゃうよ。

ウザイ。

ライブドアブログのコメント文字制限800文字。それを7コマ使った大容量のコメントのコピペ。他のブログでも見かけるし、評判悪いよ。これは本来のブログ記事に対するコメントではないからだよ。使い方が違う。

自分が言いたい事があるなら、あちこちの軒先に入り込んで大声で叫ぶような事をするより、自分の家の玄関からまず叫びなよ。別に引越通知(TB)とか付けば読者として覗きに行くし。

内容に関しては当事者でもないし、伝聞だし、同情すべき点もあるだろうけど、社会はそういう回り方をするものだから、制作側はそれに対して頑張ったんだなとしか思わない。それを糾弾するならもっと糾弾すべき現場はいくらでもあると思う。

今回のこのコメントの使い方を抑制する為に、この記事に関してはこれ以降、コメント不可設定に変更します。
ずっと後からアニメを見て、このブログまで辿り着いて、ちょっと一言言いたいのにという人がいてもその人は申し訳ないけど泣いてください。

「おま、それはないんじゃないの」という意見がある人には、このコメント抑制に関する記事を新しく作るので、その記事にコメントしてください。