2016年07月23日

『デビルズ・メタル』をシネマカリテ1で観て、ゲラゲラ大笑いふじき★★★

カリコレ2016年の1本

五つ星評価で【★★★トロント・アフターダーク映画祭観客賞受賞作品、どんなしょぼい映画祭でも(トロントのことはよく知らん)観客賞を取った映画なら俺は信じる】
学生メタルバンドがひょんなことから手に入れた黒い讃美歌をメタル・アレンジで演奏したら悪魔が復活して………つー可愛い一本。

主人公のメタル少年がメタルのくせにシャイでナイーブ。
価値観の逆転で田舎育ちの純朴そうな兄ちゃん達がいじめっ子のやな奴。
ホモじゃないが、傷つきやすくメタルに逃避する主人公にはちょっと萌えた。

しかし、疑似チンコ(バイブ)がこんなに出てくる映画って他にないだろ。

斧もってヒロインを演じる女の子より、
ゾンビになった教師にひたすら赤い血のゲロを食らい続ける女の子の方が好み
(本当にチョイ役でそのシーンしか出て来ない)。

何も考えずにスッキリできる1本だ。


【銭】
カリコレは基本の料金1500円均一だが、リピーター割引がある。
前回『シャークネード カテゴリー2(入場料金500円)』の半券見せて300円割引の1200円にしてもらう。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
デビルズ・メタル@ぴあ映画生活

PS 主人公がちょっとジャン・クロード・ヴァンダムに似てる。
 その分、若さがないっぽい(あくまで外観的に)。

2016年07月22日

『モヒカン故郷に帰る』をギンレイホールで観て、癒し爆弾だふじき★★★★

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▲ザ・家族

五つ星評価で【★★★★当たり前の家族の話なのだけど、癒されてたまらない】
家族を演じる役者がみんないいんである。
息子・長男の役立たずモヒカン松田龍平の飄々としていて、社会は分かってくれそうになくても実は彼なりに一生懸命に優しいところ。
父・癌患者、柄本明の同じように不器用にずっと生きてきて全く目が出ずに、人生の最後を迎えるのにその最後もパッとしなそうなところ。
母・もたいまさこと息子の連れてきた嫁・前田敦子がどちらもロクデナシの妻なので、秒速で打ち解けてしまうところ。いや、前田敦子がもたいまさこの懐にすっと入りこんでく自然体が本当に素晴らしい。実の息子より実の子供らしい自然な甘え方。
そしてあまり出番のない社会的に受けのよさそうな当たり前の感覚を持つ次男・千葉雄大の映画の中での掘っておかれ方。普通であるという事は別に描かれなくて当然という事なのだ。なんて不憫な。一番マトモだというのに。

この五人も魅力的だが、島の名も知れぬ役者(だか役者じゃないだかの)有象無象の顔のいいこと。みんなホッとするお人よしの顔だ。

そういえばあの吹奏楽部。誰一人としてスター性のある芸能人みたいな顔が一人もいなくて、みんなそこいらで拾ってきたみたいな顔ばかりなのが凄い。親戚に声かけて集めたような、、、アマチュア映画かよ!

2時間5分、彼等の家族になって心配したり、楽しんだり、ニコニコしたりできる実にいい映画だった。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。同時上映の『家族はつらいよ』もいい映画だが、もう一回見なくてもいいやという事で、今回は一本だけ。

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モヒカン故郷に帰る@ぴあ映画生活
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モヒカン故郷に帰る@映画的・絵画的・音楽的
モヒカン故郷に帰る@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
モヒカン故郷に帰る@流浪の狂人ブログ

2016年07月21日

『シャークネード カテゴリー2』をシネマカリテ1で観て、前作ほどではないけどまあまあふじき★★★

カリコレ2016年の1本

五つ星評価で【★★★トルネードに巻き上げられた鮫が空から降ってくるという奇想は一作目同様面白いのだがバリエーションが少ないのと後半の達成感が少ないので、後ろに行くに従って退屈になる】

またまた鮫、鮫、鮫のオン・パレード。
の筈なのに、そんな鮫満載の感じがしなかったのは、
飛んでくる鮫ばっかだったからだろう。
泳ぎながら近づいたりするケースが少ない。
泳いでくるのも地下鉄車両のように向きが一方向だけ。
バリエーションが少ない。
ときどき流れるスタジオワイドからの天気予報の実況も多いが、
これもスピード感を剥ぐのであんな数いらない。

冒頭の 飛行機vs飛行鮫 のありえない遭遇が
一番面白かったので全体尻すぼみな感じ。

そういや綺麗どころがいなかったな。
女性陣はおばさんかカッペ。


【銭】
オトカリテ扱い500円均一。

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シャークネード カテゴリー2@ぴあ映画生活
▼関連記事。
シャークネード@死屍累々映画日記

2016年07月20日

『ガメラ3 イリス覚醒』をUCT4で観て、エロいが惜しいぞふじき★★★★

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▲映画見終わってから見るとバックの大群ギャオスがかっけー。

五つ星評価で【★★★★エロいところは好き。嫌いなのはイリスのデザインとED】
ファースト・ランの時にエロい所は喜んだけど、バリバリ、グッとは来なかったので、これもやっぱり今回が3回目か4回目(少なくとも2回は観てる)。
嫌いなのは大きく三点。
・イリスのデザイン。
 幼生状態は生物っぽいからギリ許すが、
 成長後はあまりにもギャオスからかけ離れていて、
 幾何学が勝って生物っぽくなく形が分かりにくい。
 あれはどちらかと言うと宇宙怪獣のフォルムだろう。
 飛行形態は綺麗だが(ギャオスの方が好きだけど)立ち姿がマヌケ。
 養分吸収もアイデアは面白いが、もう、それをやるならギャオス変異体ではない。
 つまり、人類の天敵として設計したギャオスに打ち勝つ種としてのガメラ、
 そのガメラの対抗種として新たに作成されたカウンターとしてほしかった。
 では何故、伝説の刀がいるのか。
 ギャオスを母体にしガメラの要素を加えた新生物はガメラのカウンターにはなるが
 ギャオスを絶滅させてしまう可能性もある。
 あくまで開発中の怪獣である為、前文明はその可能性をゼロにはできなかった。
 なので、文明の自殺を目論む勢力はイリスによるガメラの破壊後、
 イリスがを自壊できるように伝説の刀(おそらくバイオ兵器)を残した。
 そんなんにしてほしかった。
 そう言えばイリスって愛猫の名前だけど、
 猫に「イリス」って名前はなかなか付けないよね。
 ネーミングセンスが悪かったら『ガメラ対タマ』とか『ガメラ対ニャンコ先生』
 になってたかもしれない。 
・政府を裏から牛耳る特殊な宗教系の組織
 山咲千里と手塚とおるが所属する得体のしれない団体だが、
 お話上、特にいらんと思う。
 手塚とおるは概念を喋らせるのに便利なキャラだからどうにか出したいところだが。
・ED
 あー、ついに聞かせる系になっちゃったよー、という事で燃えない。
 やっぱG1の爆風スランプが気持ち良すぎた。

クレームに反して、好きなところはエロいところ。
もう前田愛がそのままソープいって現役で働けますってくらいローション塗れだし、
「イリスあついよ」とかどの面さげていいよる的なエロセリフ吐くし、
前田愛が取り込まれるイリスのコア部分が妙に女性性器くさいし、
それを男性性器のようなガメラがこじ開けるんだから、エロさ半端ない。
助け出した前田愛は失神してるし。おいおいおい。

ちなみに中山忍は相変わらず凛としてよい。
そして今回再開してペアになる蛍雪次朗がくたびれてて良い。
二人揃ってとてもバランスの取れたいいコンビだという事がよく分かる。
理系(科学によって前進させる力)と文系(情)という組み合わせなのだな。
文系(情)がいないと、進められない障壁があるというのがよいなあ。

藤谷文子がかっけー姉さんになってて嬉しい。
前田愛と比べるとちゃんと姉さんなのね。
ガメラがやられる度にスイツチングでこれでもかと
挿し込まれる文子ちゃんのオロオロ顔が凄い効果的。
何かの色紙に彼女が「私はガメラに捨てられた女」って書いてたのには笑った。

オマケ的には仲間由紀恵がけっこう尺が長いな、と。可愛いからね。
安藤希はいらん役のような気がするけど、可愛いからな。

それと特撮すげーの。アングルとか凄すぎて分からんのもあるけど凄い。
渋谷には東急文化会館と東横のれん街がまだあった。
そんな中、爆風で吹き飛ばされる人間。
個人単位で人間を怪獣が殺している絵を直接撮ったのは
これが初めてじゃないだろうか?

前田愛(幼い頃を演じるのは妹の前田亜季)のお父さんが三田村邦彦(ビオランテ野郎)、お母さんがかとうかずこ。お父さんがそのまんま東じゃなくって良かった。前田亜季はG2にも出てた。G2での母ちゃん役はかとうかずこじゃないだろうから、これは別人役だと思う。明らかな別人をG1からG3の中で演じてるのは案外、前田亜季だけかもしれない(キッチリ調べてないから特別出演系で他にもいるかもしれない)。

まあ、何らかんら言うても面白いよ。


【銭】
1300円均一料金。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ガメラ3・邪神〈イリス〉覚醒@ぴあ映画生活

PS イリスって手足のないメフィラス星人にも似てる。
PS2 レギオンの時には協賛に「亀田製菓」が付いてて、
 エンドロールで「おおっ」と思ったけとせ、今回はなかった。

2016年07月19日

『野生のなまはげ』をK'sCinemaで観て、まあまあまあふじき★★★

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▲部屋の中になまはげがいると狭そうである。

五つ星評価で【★★★野生動物としてなまはげが存在する世界線で、なまはげを故郷の山に返そうとする少年の話がそこそこ呑気に語られる】
なまはげに野生と養殖の物がいる事を始めて知りました。
リアルな母ちゃん(長宗我部陽子!)と子供の飼う飼わないの争いが一番好きかな。
どう考えても頭の悪いハンター二人組、無意味に無双な教授、趣味の悪いペットマニア、女運の悪い父ちゃんとちょっとずつ変なキャラも良かった(主人公が等身大で普通である以外はみなアレな感じ。あ、母ちゃんもマトモか)。

なまはげってデザイン怖いよなあ。

舞台挨拶に来たなまはげも首輪とかしてなかったし、
リードにも繋がれてなかったから
多分、野生種がたまたま舞台挨拶に紛れ込んで来たのだと思う。
舞台挨拶後、スタッフの人が野生なまはげの藁を拾ってたのが印象的だった。ポロポロ落ちるらしい。だから、やっぱ室内で飼うのは適さない動物だ。ツガイで交尾とかされても困るだろうし。

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▲「モーニング朝!」って適当な番組名と完成度の高いロゴデザインが秀逸。

オマケに流れた『ケンダマスター』のトンマな受け答えをさせられるサポートセンターの女の人の声がごっつ魅力的で官能小説とかさつま揚げ片手に喋ってほしい。『バームクーヘン』の唐突に捲し立てる海の女神も羞恥プレイみたいでええわあ。『ハイスピードたまごろう』の思った通り感も嫌いではない。こういう短編20本くらい集めて一つのフォーマットに流し込んだ一本とかの方が見たいかもしれない。

こういう人生に何の爪痕も残さないタイプの映画は好き。


【銭】
当日一般料金1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
野生のなまはげ@ぴあ映画生活

PS 長宗我部さん、蓉子から陽子になったのかあ。
 長宗我部さんの前の芸名って何だっけ? 
 ググった。奈賀愛子ああそうだった。そうだった気がする。

2016年07月18日

『クリーピー 偽りの隣人』を丸の内ピカデリー1で仕事帰りに観て、もたなかったんで寝てしまったけどどうしたもんかふじき★★(ネタバレ)

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▲芸達者親子。

ネタバレ気味です。注意

五つ星評価で【★★何か好きになれない人がいっぱい出てた】
『スヌーピー 偽りの隣人』って言うから、
髪型から想定してチャーリー・ブラウンは香川照之で、
ルーシーとライナスが竹内結子と西島秀俊で、スヌーピーはマックス。
そんなに間違えてない気がする。

原作未読。

寝ちゃったから詳細はっきりしない所もあるんだけど、西島秀俊が何で川口春奈の事件と香川照之の事件を結びつけたがるかがよく分からなかった。香川照之は確かに怪しいのだけど、怪しいというだけで全ての事件を被らされてはたまらない。

川口春奈は妙に綺麗になってた。
と言うか、黒沢清が撮るとこういう風に隙がなく撮れるのか。

藤野涼子は凄い良かった。役者として気持ちが出来てるな、と。
まだ引き換えせる時と、もう引き返せなくなってからの演技の幅が凄い。
この両面を出さなかったので、川口春奈は綺麗な被害者でいれたのかもしれない。

香川照之の明らかにおかしい演技は目に付く。
でも、この人はこの映画の三狂人の一角にすぎない。
この人は家族が欲しい人だ。
家族の中にいる自分を再認識するのが好きなのだと思う。
その場合の家族は自分から見た家族であり、
他の家族が自分をどう思っているかには無頓着。
だから、家族その物の取り換えにもタブーはない。
感情によって人を操っているように見えるが、
彼自身、自分の感情も他人の感情も分からないように見える。

次の狂人は竹内結子だ。
引越の挨拶に手作りチョコはないでしょ。
それで狂人と断定するのも極端だが、
彼女は人間関係の中で優位の位置に立ちたいと思っていそうだ。
彼女が正気でいれるのは犬のマックスが彼女に劣位を明示してくれるからだ。
チョコもそうだし、シチューもそうだ。
彼女は自分の与える褒賞が人に喜んでもらえると信じて疑わない。
それは彼女の自己評価が高いからだろう。
彼女の存在そのものを疎ましく思う存在がいるとは考えない。
だから、一度笑顔を見せてくれた相手にはなついてしまう。
彼女自身が夫と信頼関係が結べず、孤独でいたから。

最後の狂人は西島秀俊で、彼は単に仕事の鬼だ。
単に仕事が好きで、家族も隣人も仕事に影響を与えなければどうでもいいのだ。
なので、香川照之に竹内結子を取られては困る。
彼が大好きな仕事ができなくなるからだ。
その為には香川照之は殺してもいい。
彼は香川照之を銃の力で捕縛さえできればいいのに殺してしまう。
彼は刑事や心理学者としての縛りを抑制できず、感情を爆発させたのだ。
ドラッグを打たれた件もあるし、その前に逮捕された件もある。
彼はそれが自分の社会的評価を下げ、
仕事から遠ざける事を本能的に分かっていたのかもしれない。

竹内結子は最後に大絶叫する。
その叫びからは絶望しか感じえない。
香川照之が死んでしまった後、
擬似でも家族関係を築けるチャンスが失われてしまった事を
彼女の心は分かっているからじゃないだろうか。
彼女を救えるのは西島秀俊より犬のマックスだ。
ただ、彼女が欲していたチヤホヤされるような一番の優位は
今後の人生で得られないかもしれない。

あと0.00001%くらいの確率で、実は犬のマックスがラスボスという事もあるかもしれない。その場合、川口春奈の件は全くの別件で、香川照之は西島夫婦が引越ししてから超高速度で異常者に変貌した事になるが。

ただ単に鬱っぽくなるものを見るのは嫌だわ。それが黒沢清だと言っちゃえば会社帰りにふらーっと寄ってしまった自分の未熟を恥じるしかないが。

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▲地震の時にいたくない部屋。


【銭】
松竹の前回有料入場割引で1300円。

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クリーピー 偽りの隣人@ぴあ映画生活
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クリーピー 偽りの隣人@ここなつ映画レビュー
クリーピー 偽りの隣人@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 写真男「あの人オドレイ・トトゥじゃありません、全然別の人です」
PS2 岩尾「あの人後藤さんじゃありません、全然別の人です」
PS3 多分、題名からあのドラッグに見える注射はお湯に溶いたクリープ。
PS4 香川照之、安田大サーカスの団長に似てる。

『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』をHTC有楽町2で観て、話はルーチンだが波瑠の声が良いふじき★★★

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▲アンパンマン

五つ星評価で【★★★話はいつも通りすぎる。でも波瑠の声が可愛くってたまらん】

外界から大きな力とともにやって来た子供が、その力を悪者に奪われ、アンパンマンたちと力を合わせて奪われた力を取り戻し、何か一つ学んで帰っていく。
最近はこれが鉄板になりすぎてて、他のパターンの話にならないのはよくない傾向。この粗筋のルーチン化ってドラえもんでも度々起こる。あまり複雑な展開にすると幼児が付いて来れないという制約もあるのかもしれないけど、余りにも同じ話はどうだろう? いやまあ、普通アンパンマンのお客は卒業して行ってしまうから、ずーっと見ているお客がいないので、品質を守るために、あえて必ず同じフォーマットを使用しているという可能性もあるけんど。あんま俺の為だけに毎回違うフォーマット作れとも言えんしなあ。

なので、今回、話で救い上げられる部分はそんなにない。
おもちゃの星の女王ルンダが邪険に扱っている家臣ロボットナンダの
優しさが身に染みるとことか中々いいけど。
家臣ロボット、ナンダが陸海空に合わせて変形する
鉄人いやアイアン・ジャイアントみたいでなかなか頼もしい。
このナンダは中川家の弟・礼二、海の魔物は中川家の兄・剛。
どっちもゲスト声優にうってつけの軽くて変化がない役。

オモチャの王女ルンダの声は波瑠。
この波瑠の声がいつも通りの声なんだけど、
子供のワクワクドキドキ感がちゃんと出てて凄く良かった。

短めの映画であるが、幼児の注意力をそらさない為、
予告等を短く調整して流していたテアトル系、偉い。
(基本、幼児は長い時間、集中できんもんで)


【銭】
テアトル会員割引で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ@ぴあ映画生活

2016年07月17日

『世界から猫が消えたなら』を新宿ピカデリー10で観て、見る前に過大評価ふじき★★★(ネタバレ)

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▲悪魔は「電王」のウラタロス風でもあり、、、か?

ネタバレです

五つ星評価で【★★★猫の消失トリックがどうであるか】
猫がどう消えるかについて興味があった。
大病を患い、明日、死ぬことになった主人公が悪魔と契約し、
自分の大事な物を一つずつ消す事によって1日分の命を得るというのが粗筋だ。

1日目は電話(愛の記憶)、
2日目は映画(友情の記憶)、
3日目は時計(親の職業=男親との過去の記憶)
4日目は猫(家族の記憶)

という形で主人公は経験した過去を剥奪され、
現在の元恋人や友人を失っていく。
カラになっていくと言えばいいだろう。

悪魔との契約による消失がどう描かれるかに興味があった。
映画を見に行く前に仮説を立てた。
猫が消えるという点について、
いきなり世界から全ての猫が物理的に消えたら大混乱になるだろう。
猫を家族と思って生きている人だって多かろう。
だから、そういう消え方をする事はあるまい。
それなら「猫」という存在がなかった事になればいいのではないか。
だが、その場合、ヤマネコが飼いならされイエネコになって以来の
猫の記録が全てがなくなってしまう。そんな大掛かりなSF考証やれるだろうか?
バタフライ・エフェクト効果も甚だしいが、そういうの無視するのか?
そこで、そういう事を考えずにスマートに欠落させるなら、
主人公が猫を感知できなくなるアイデアだったらよさそうだと思った。

催眠術に掛けられた被験者が数字の「7」だけ認識できなくなるように、
悪魔の指示が強迫観念となって脳疾患を助長させる。
一日に一つずつ主人公は彼の大切な物を実質の物体はそこにあるにも関わらず
認識ができなくなるのである。あくまで欠落するのは彼一人の内面の話なので、
大きな世界の変更を要さない事から、リアリティーがあり、
そして、彼の病状ともリンクする劇的な展開になるんじゃないだろうか?

という事で、そういうクレバーな展開になるかどうかを確認しに行った。

残念ながら、そんなクレバーな展開にはならなかった。
「猫」がなくなるという事は、単に目の前にいる「猫」がいなくなって、
「猫」という概念もなくなる。但し、それによって大きく世界は変わらない。
変わらざるを得ない部分は変わったとしても差異は最小にとどめる。
そんな作りだった。

要は、彼の前に現われる「悪魔」は本当の悪魔で、
神様がやれるくらいの奇跡は鼻歌混じりに起こせるのだ。
いや、そんな事が簡単に出来るんなら、
つーより、奇跡の力が万能だったり、悪魔が本当に悪魔であるなら、
もっと大掛かりに面白い物を消せたり、
設問事態を魔的な物に変えられるのではないか。
『バットマン ダークナイト』でジョーカーが多数の人命を賭け事に使ったように、
目の前のバスが5秒後に爆発するけど1日生きながらえますか、
目の前の見知らぬ女子高生がこれから百人の男に輪姦されるけど
1日生きながらえますか、とかとか。
何はともあれ「神様」や「悪魔」を持ちだす事によって論理性を全て捨て、全て解決させてしまった。これはこの物語の基盤がSFではなくファンタジーであり、ファンタジーが嫌ならお伽話と言う事になる。つまり、どんなに破綻していても「らしい」であればいいのだ。

そう言えば「神様だから何でもできる」というのには超大名作である
フランク・キャプラの『素晴らしき哉、人生!』があった。
あの映画の中の主人公自身がいない世界、
あれの真似事を規模を小さくして何回か繰り返しているに過ぎない。
でも、小さくではあるが綺麗にまとまっているので、これはこれでいいのだと思う。
でも、どうしても自分自身が考えた認識的な欠落の方が物語をキッチリ整合性がある物として見せてくれそうで素晴らしそうだと思えてしまう。自分贔屓であるのは承知だが、このギスギスした時代に神様や悪魔を持ちだして都合よく物語を展開させて「寓話なんだから許してくれよ」というのはムシがいいように感じるのである。

とは言え、相変わらず宮崎あおいの演技は唸らされた。
予告でも流れるあの泣き顔にはやられる。
予告と言えば、予告で流れた多幸感の強いボーカル曲は本編では控え目に感じた。
オーディオ設計やドルビー設計が予告編の時が最適に調整されていたのだろうか?

宮崎あおいもいいし、佐藤健も別に悪くないし、ぼーっと見てそんなにつまらない映画ではないんですが、見る前に評価レベルを上げすぎてしまいました。そう言えば、悪魔の容姿が佐藤健本人と言うのはいいアイデアだ。基本、何でもいいのであれば、悪魔の容姿はデーモン小暮だったり、ペロリンガ星人でもいいんじゃないかと思う。ペロリンガ星人に翻弄される佐藤健なんてのもなかなかオツではないか。


【銭】
松竹の前回鑑賞割引+ネット予約割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
世界から猫が消えたなら@ぴあ映画生活
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世界から猫が消えたなら@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

2016年07月15日

『ホーンテッド・キャンパス』を新宿ピカデリー7で、『復讐したい』をUCT12で観て、メアリージュン姉御ヨイショ★★★,★★★★

頑張れメアリージュン

◆『ホーンテッド・キャンパス』
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▲綺麗どころ二人。

五つ星評価で【★★★ラノベらしい小さな快作】
原作小説未読。
大学のオカルト研究会に入部する事になった霊の見えるヘタレと後輩のラブコメ。
オカルト研究会のメンツがキャラ立ちしてるので気持ちよく映画を見れた。

部長の安井謙太郎:詳しくは知らないがジャニーズの人。
 オカルト、霊体験オタク。言動は軽め。
 オカルト方面では知識があるので頼りになりそう。金持ち。
部員1大野拓朗:ぐぐったら高台家のお爺ちゃんやった人だった。
 オカ研の癸押N邊兇あるが主人公ほどではない。貧乏人でずっとバイトしてる。
 ちゃんと生活している人という視点から頼りになる。
部員2高橋メアリージュン:モデル兼女優。手足がスラっと長くキャバ嬢感強し。
 お見合いセッティングおばさん的な位置付け。女は愛嬌&度胸どっちもありそう。
新入部員1島崎遥香:いわゆるAKBのぱるる。ちゃんと演技してる。
 安井謙太郎と従妹の設定。霊に憑りつかれやすい体質の為、オカ研で守られてる。
新入部員2中山優馬:関西ジャニーズ。バラエティーでたまに見る顔。顔濃い。
 島崎遥香に片思いしてオカ研に入部。霊が見えるが必死に無視して生きてきた。
 熱い演技がちょっと鬱陶しいが、月曜ドラマランドの線を考えれば
 まだまだ我慢できるレベル。

この五人が霊に関わる事件に巻き込まれていくのだが、それぞれのキャラに迷いがない感じ。混同する事もないし、セリフもそれぞれのキャラが言いそうな事を的確に言っている。事件としては前半と後半とで二つの事件を扱うが、そこに出てくる森本レオ、大和田伸也が大人として、いい演技を披露している。

高橋メアリージュンの関西おばはん乗りが「これだ」という嵌り具合。
この人はあまり真剣に悩むような役より、横にいて気持ちいいみたいな役がよろしい。何となく鈴木紗理奈枠という気もする。

主役の中山優馬のバタバタした演技は好きではないんだけど、彼がバタバタにベタなヘタレ方をしてるおかげで映画が楽に見れたというのはあると思う。


◆『復讐したい』
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▲右が水野某。

五つ星評価で【★★★★いや、すんげちゃんと面白かったけど、多分、宣伝うって映画興行として稼ぐ気はなさそう】
山田悠介原作、室賀厚監督ってピッタリ嵌りすぎコンビやろ。
で、室賀厚なもんだからバリバリ安い予算で、面白い出来なのにヒットはしないのだ。この室賀厚の全くヒットしない不運振りを見ると、宣伝費用とか誰か使い込みしてるんじゃないだろうか。

犯罪者に対する被害者家族の復讐法が成立したという設定で、犯罪者の復讐が施行される無人島での18時間を描く。犯罪者が狩られるべく復讐の施行者に有利な条件が付けられているのだが、それらを上回るテロリストが暗躍してゲームがゲームの枠組みを越えようとする。ラストの終わり方は予定調和で興ざめなのだが、全般とてもよく出来ている(限られた予算が見え見えで絵は安いのは許す)。

主演の水野勝って『白鳥麗子でございます』の彼か。俺、彼をイケメンとは思えんのだよなあ。ゴツゴツした泥人形が命を得たみたいで。

その水野勝の亡き妻と瓜二つの別チームに狩られる女を二役で演じているのが高橋メアリージュン。これはいい配役だ。高橋メアリージュンって綺麗だけど、ちょっと信用しづらい顔立ちだもの。


【銭】
ホーンテッド・キャンパス:ピカデリー会員割引+ネット割引で1200円。
復讐したい:UCT会員2ポイント割引で1000円。

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ホーンテッド・キャンパス@ぴあ映画生活
復讐したい@ぴあ映画生活

2016年07月14日

『TOO YONG TO DIE! 若くして死ぬ』をトーホーシネマズ日本橋2で観て祭だワッショイ雑でもワッショイふじき★★★

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▲ジャニーズさんが許可しないので長瀬がいないバージョンの絵があるんだな。

五つ星評価で【★★★いつものクドカンらしく惜しい映画】
クドカンって決してつまらなくはないし、
見ていて「グッ」と来る部分も散りばめてくれたりもする。
ただ、自分が監督の時は何でも詰め込んでしまって、
もっといらん所切れるだろうと思わされる。
凄くいいカットを平凡なギャグ乱発で間延びさせてしまう。
監督作後半のテンポは基本いつも悪い。

今作で特に悪いのは女優が可愛く撮れてない事だ。
ホモかよ、お前!
ふじき「お気に」の森川葵はある人に寄せる必要があるからか、何か良くない。
抜ける抜けないで言うと抜けなくはないが、積極的に抜きたい気分にならない。
死神の尾野真千子は普段と違うイメージなのはいいが、まあそこだけだ。
あの死神でも抜く気にはならん。
尾野さんが手伝ってくれるなら抜けるだろ(そらそうだろ)。
この映画ではそういうのないけど、尾野さんって「凄く嫌な顔」ができる女優なので、
尾野さんに「このカス!」みたいに詰られたいという人は隠れていっぱいいそうだ。
一番、抜く対象として頑張ってるのは悪魔コスプレバリバリの清野菜名なのだが、
あれで抜けるなら桐谷健太でも抜ける気がしてならない。そら、まずい。
皆川猿時ではもちろん抜かない。
シシドカフカなんて皆川猿時と同列に並んじゃったから抜かない寄りだよ。
抜かない寄りで行くなら、閻魔大王の古田新太も抜かない寄りなのだけど、
閻魔大王と皆川猿時のメイクや存在感がさほど変わってない気がする。
髭を生やしながらはマズいけど、
「古田新太=女子高生」がなくもないというのは流石、地獄。
全てを抜く抜かないで判断するのも何なんだけど、
古舘寛治と宮沢りえは抜かない寄り。
古舘寛治なんて『受難』で女性性器を演じた俳優だから(本当)、
宮沢りえよりはよっぽどメスの匂いがしてきそうなもんだが、
宮沢りえがあんな普通に「お母さん」で、
「お母さん」なだけにしか見えない役ってどうなのよ。
別に本当に古舘寛治では抜かないけれど、「お母さん」でも抜く気はないよ。
こう見えても鬼畜でもなければ、雌雄共有のギャオスでもないんだから。

長瀬と神木隆之介はいい感じで適当。芸達者だなあ、流石に。
長瀬は現世で貸スタジオ経営みたいな事をやってたけど、
地獄と構造を対にするなら用務員か何かがいいんじゃないかと思う。

天国が管理下にあるドラッグ供給施設で、
地獄が主人公が体験していない責め苦を延々与えられる場所なら、
現世が一番天国だなあ。

ラルフ・マッチオの『クロスロード』みたいでもあり。

曲が気持ちいいから星一つサービスだ。

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▲こんなエロイ設定汚いわ。


【銭】
映画ファン感謝デーに見たから1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ@ぴあ映画生活
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TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ@映画的・絵画的・音楽的
TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ@beatitude

2016年07月13日

『ガメラ2 レギオン襲来』をUCT4で観て、面白いんだけど悔しかったりもする点ふじき★★★★

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▲一作目の安いデザインとは大違い。

五つ星評価で【★★★★面白いんだけど、あの設定第一なところがちょっと映画自体に近づくのが怖いと思わされる】
ファースト・ランの時にそんなにグッと来なかったので、今回が2回目か3回目。
なんでグッと来なかったかというと、ともかくあの敵の設定が煩雑すぎた。
いや、あの煩雑な設定は面白いのだが、その設定の大きさにドラマが釣りあっていない。また、製作者側からはその設定に不備がないと胸を張っていそうだが、一観客から見るとその設定が盤石かどうかは分かりかねる。その辺で今一つ、製作者側を信じられなかったのかもしれない。

軍隊レギオンと草体の関係性や、居住環境を徹底破壊する敵というアイデアは見たことも聞いたこともない凄いアイデアだと思う。その存在が多少あやふやなのは巨大レギオン。女王蜂のようにでかいというのはあり得るだろうが、巨大レギオンは産卵のための巨大化ではないし、あそこまで単体として大きく、そして武装化する必要が生物としてあるのだろうか? それとガメラ自身もそうだが、最後に今までに見せなかった隠し玉みたいな兵器を出しちゃいかん。
巨大レギオンのガメラと対比した際の大きさや屹立した際の更に大きく見せるギミックは実に生物らしくていい。

出演陣の中では水野美紀が可愛すぎる。
なんかしら科学センターの女博士みたいな役どころなのだけど、あまりに可愛いのと、専門分野が明確じゃないのとで、女科学者には見えなかった。でもまあ、あんなに可愛くっちゃ責められないよなあ。

藤谷文子がいい感じに肉が身体について女の子っぽくなった。
チョイ役なんだけど、前田亜季かーいーのう。

ウルフルズのEDは妙に大人くさくてかっこ悪い。


【銭】
1300円均一料金。

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ガメラ2・レギオン襲来@ぴあ映画生活

2016年07月12日

『ミスター・ノーバディ』をフィルムセンターで観て、爽やかなキチガイ映画だふじき★★★

特集上映「EUフィルム デーズ2016」の各1プログラム。

五つ星評価で【★★★凄いけどおでは凡人だから付いていけなげでもある】
リリカルなのにしっかり狂ってる映画。
爽やかな『ドグラマグラ』
人類で最後の非不死者の老人が大きく分けて三つのありえなかった過去を回想する。

回想は婚姻の相手がブロンド、ブルネット、黒髪の誰であるかによって大きく三つに分かれるのだが、相手が誰であっても簡単に幸せにはなれないようである。
ブロンド女性は鬱気質で、彼女は前の恋人をいつまでも思っている(彼女による彼の拒絶)。
黒髪の彼女には、彼が強い関心を持っていない(彼による彼女の拒絶)。
唯一相思相愛関係にあるブルネットの彼女とは関係が疎遠でなかなか会えない。

映画の中で、この中のどれかが虚構である事は、タイプライター画像の挿入などで示唆されているようだが、まあ、どれがどれでもええわいな。色々と苦しみの多い過去よりも、別に祝福されてる訳でもないのだろうけど、穏やかな置物と化しているような未来のビジュアルに強く惹かれる。いや、あの先生の刺青が好きなだけだな、自分。

話が立て込みすぎてて何回も見ないとモノにならない感じがするのだけど、ちょっと長めなのでこれをあまり見直す気にはならない。これを好きな人は好きそうというのはよく分かる。


【銭】
フィルムセンター一般料金520円。

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ミスター・ノーバディ@ぴあ映画生活

PS ♪人生いろいろ 男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの
 という島倉千代子の「人生いろいろ」みたいな映画だった。
PS2 しかし、もう生殖のための性行動すらしていないという未来、
 あの未来が完全なセックスレスであるなら『TOO YOUNG TO DIE』の天国にも
 通じる所がある。どんなに辛くっても肉体を伴った喜怒哀楽があるところにこそ
 人は幸せを感じれるのだ。

2016年07月11日

『ザ・ウェイブ』をHTC渋谷2で最終日に観て、これもおもろいんやけどなあふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★山の崩落→湖→大津波という土地でも故郷なら捨てられない】
世界は広い。
日本だって地震ばっか起きてるろくでもない土地だけど、
地震が怖いから日本には住めないと国を発つ日本人は少ないだろう。
同じように景勝地ノルウェーには、
岩盤そのものが弱く山の崩落が起こりやすい土地が多いようだ。
山が崩落すると海に落ち、80メートルの高さを誇る津波を発生させる。
山が崩落してから津波が襲うまでの時間が10分、
親の仇を殺すような勢いでみんな高台に逃げる。
何人もの犠牲者を出しつつ、やはり彼等は同じ土地に居座るのだろう。

この映画は山の崩落と、その10分後にくる大津波からの避難を描いた映画なのだが、
何一つ新しい切り口や、新しい演出が施されている訳ではない。
だが、むちゃくちゃ面白い。凄くいい見世物だ。
『ジョーズ』よろしく極限まで不安を煽る演出、
そして遂に不安が臨界になった時、決壊したように起きる大惨事。
その大惨事は発生から実際の衝撃まで10分あるという設定の妙。

主役のおっちゃんは神経質。まあええやろ。そうでないと話が成り立たん。
そのおっちゃんに翻弄される家族、キツい顔の奥さんと、ティーンの息子と、幼女。
かーいー、幼女、かーいーよ。

それにしても、パニックシーンはどこかで見たような光景が切り貼りされてる感満載だ。でも別にそれでいいんだろう。それでつまらない訳ではない。だから、言っておきたい。

ブラボー、面白かったぞ。

明日になったら忘れてるかもしれないけど(そらそれでいい映画なのよ)。


【銭】
テアトル系の会員割引+曜日割引で1000円。

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THE WAVE/ザ・ウェイブ@ぴあ映画生活

2016年07月10日

何の気なしに失敗する男ふじき

ジャミラさんにモザイクかけてみました。やべー。というか、モザイクかける前の皮膚感がこれヤバいよね。

ジャミラモザイクジャミラ



『ハリーとトント』をトーホーシネマズ日本橋2で観て、なべてこの世は事もなしふじき★★

五つ星評価で【★★日向ぼっこみたいな映画】
行政区画の整理で一人暮らしの住居を追いだされたハリー爺ちゃんと飼い猫のトント、息子の所に転がり込むが、どうも嫁との関係がしっくりこない。長女や次男、旧友の所などに転々とする放浪の旅を送る。

傍から客観的に見てると全然、幸せな境遇ではないのだけど、主人公のハリー爺さんが「イヤな事が起こってる」風をあまり感じさせずに飄飄と生きているので苦しい感じがしない。こんな風に生きたい訳ではないが、周りにいる人達がこんな感じだったら割と幸せな人生を送れるかもしれない。

まだ見てないのにこんな事言ってすいませんなんだけど、細かいエピソードに一つ一つオチや面白ニュアンスが付いていない『セトウツミ』じゃないかって気がする。


【銭】
午前十時の映画祭価格1100円。

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ハリーとトント@ぴあ映画生活

PS ずっと待ち構えていたんですが「針医」が出てこなかったんですよ。
 でも、インディアン医者が出てきたから、あれが針を隠し持ってたのかもしれない。

2016年07月09日

気づかんでいい事に気づく男ふじき

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セブンイレブンでパン2個と引き換えに貰えるゴジラとエヴァンゲリオンのコラボ・ノートのレイ・アスカバージョンの奴、あーのね。アスカがゴジラのぬいぐるみ持ってるんだけど、ゴジラの尻尾がアスカの大事な部分にグリグリ当たってます。これはパンが二つで「パンパン」って暗喩か。そういや今度のゴジラって凶悪に尻尾が長くてぶっとい。おいおい、まずいまずい。

ちなみにセブンイレブンのパンはまずくない。美味しいと思う。
(とりあえずバランス取っておこう)


『肉体女優殺し 五人の犯罪者』を神保町シアターで観て、しまったこれ宇津井健の映画じゃんふじき★★

特集「天地茂 ニヒルの美学」から1プログラム。

五つ星評価で【★★俺、宇津井健苦手なんす】
石井輝男監督、宇津井健主演。と言う事で『スーパー・ジャイアンツ』の組み合わせなのだけど、宇津井健は引き締まらない身体を見せるでもなく、いつも通りの融通の利かなそうな正義漢を演じていた。この宇津井健が演じる事によって、無条件に「いい人」になってしまう構図がどうにも好きじゃない。個人的には私、宇津井健が嫌いなのだ。

お目当ての天地茂は中悪で出番もそう多くない。眼鏡が目力の強さを少し弱めて、物有りな感じのインテリ風でこれはこれで中々よいビジュアルだ。

舞台は浅草のロック座だが、ヌード興行と言いながら、乳首も見せない。
これはそういう時代という事なんだろう。残念な時代だ。映画と同じ建物かどうかは定かではないが、現・浅草ロック座に入った時はストリップ劇場特有のデベソ(円形の迫り出しステージ)はあった筈だが、映画の中ではステージショーを見せる舞台があるだけの演劇劇場みたいな作りである。

1957年の映画だから59年も前だ。
この映画の浅草から今の浅草を連想する事は全く出来ない。
映画の中の浅草が巨大なセットのように見えなくもない。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。
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肉体女優殺し五人の犯罪者@ぴあ映画生活

2016年07月08日

『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、いいぞキチガイガンダムふじき★★★★★

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▲今回は単にゴッツイ武力であるだけのガンダム。

五つ星評価で【★★★★★今まで見たアニメの中で二番目に好き】
こりゃあ何とも凄い「キチガイ・ガンダム」だ。
原作マンガとか元になる配信アニメとかあるらしいが未読未鑑賞の一見さんで接触。

キッツイ表情のキャラクターを見て、イデオンのキャラがJOJOの影響受けてガンダムのコスプレしてるみたいに見えた。それくらい幸福感が薄くてアクだけ強い。

主軸はジャズにのって殺戮しまくる連邦のエース・パイロット、イオ・フレミングと、ジオンの義足の狙撃主ダリル・ローレンツのライバル関係だが、彼等の争う場所が戦場なので、スポーツのような爽やかなライバル関係にはならない。より、自分を追い詰めて、他者との格差を拡げた者が他者を殺して生き残る世界、それ以外は被害者として弾幕のように斬殺されてしまう世界なのだ。これほど無慈悲に人が惨殺されてしまう世界を描いたアニメは今までになかったのではないか。この悪趣味で意図的に露悪的にしている所に強く惹かれる。

連邦のエース・パイロット、イオ・フレミングは殺戮を楽しんでいる訳ではないが、自分の能力を拡張するモビル・スーツの武力に酔いしれてジャンキー状態で操縦する。主人公とは思えない禍々しさだ。彼はその武功により、ガンダム・パイロットの座に到達する。連邦の若者にとって「ガンダム」はその戦闘力から戦場でのイコンになっているようだが、イオ・フレミングはその戦闘力を仲間の援護には使わない。敵の殲滅にのみ使用する。それは武器の使用用途として全く間違えていない。だが、戦闘に心酔しながらも彼のガンダムはダリル・ローレンツには敵わない。それはダリルの操るサイコ・ザクがイオ・フレミングが希望する能力拡張の最終到達点だからかもしれない。だから、イオ・フレミングはモビル・スーツを着脱した後のダリルの不自由さを見て愕然とする。テニス・プレイヤーが負け試合の相手を見たら車椅子テニスの選手だったような敗北感だったのではないか。

イオ・フレミングはダリルの義足を見て笑った男だ。
彼は自分の身体が武装によって人並以上に拡張していると感じるが故に、義手義足など反応速度が遅い(であろう)障害者の兵士に対しては軽視する傾向がある。健常者に敵う筈があるまいと。だからこそ、彼はダリルがいつまでも自分によって、死を賜らない事が許せないのに違いない。

ダリル・ローレンツの周囲、リビングデッド師団は義手、義足者を集めた障害者部隊だ。彼等の部隊の中核を担うのは遠距離狙撃部の小隊で、狙撃兵各人に近づく武力にはチームメートの遠距離狙撃でカバーしあって防御を行う。この戦い方は一個の戦闘兵器として独立している連邦のイオ・フレミングの戦い方と正逆である。別にイオが優れていた訳ではないが、彼等の戦略はイオ・フレミングの急襲で破られる。近づく相手には遠距離からのサポート狙撃は可能だが、近づいてしまった後の相手にはそれはもう役に立たない。そして、死角を一つずつ潰す事により、イオの勝利は確実になった。元々1対1では武力の強い者が勝ってしまうのが戦いのセオリーなのだ。

かくして、戦争キチガイのイオと、自分の四肢を戦場に差し出したダリルの病み切った戦いが大音量のジャズを背景に行われる。こんなクソッタレでヘビーな映像体験は久しぶりだ。そして、こういう望みがない話はなかなかどうして大好きだ。基本、根っこが暗いんで、押し寄せてくる絶望感に酩酊する。うん、気持ちいい。


【銭】
二週間限定のイベント上映。料金1400円均一。

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機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY@ぴあ映画生活

PS ジャズの対極として使われるポップスが甘くって気持ち悪い。

2016年07月07日

夏らしく涼しい話題を考えてみました

新しいキャスティングで「妖怪人間ベム」を考えて見ました。
上からベムさん、ベラさん、ベロさんです。




ジャミラ「悪を見過ごしにはしておけん」
ステゴン「あたしの鞭を受けてみるかい」
シーボーズ
「おいらと友達になってほしいんだ」



『ガメラ 大怪獣空中決戦』をUCT4で観て、あああああおもしれえなああああふじき★★★★★

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▲このデザインは安いな。本当、ここまでお金掛けられない感が漂ってくる。

五つ星評価で【★★★★★何度みてもおもろい】
ファースト・ランで2回か3回。
その後、二番館に落ちる度に出向いていったので5,6回は見てる筈。
私は劇場以外で映画を見る習慣がないので本当に久しぶりだ。
頭でっかちになって単純な快楽路線を踏み外してしまった2,3と比べて
1はもう本当に単純明快に面白くて良いなあ。

4Kマスタリング記念上映という事で、、、、、あ、うーん、
フィルムん時と変わらない。
まあ、2Kよりもフィルムの方が微細と言う噂もあるし、
あまりに微細になりすぎても人間の目が追い付くまい。
4Kで困ったという事はないが、比較して見るでもなければ
4K自体の良さまでは分からないなあ。

それにしてもほんま傑作。
余計なカットとか絶無。
役者が随分ゆっくり話してるように感じてしまうのは、何回も見てる弊害からだろう。

藤谷文子が若い。身体の線とかが本当に大人になる前の子供の身体。
中山忍が美人で美人で手袋付けた姿とかがもう個人的にはたまらない。
伊原剛志がまだ若者だ。自衛隊がよく似あう。
蛍雪次郎が何度みてもいい演技。生活のくたびれ感が出てるんだよなあ。
ピンク時代と大違いだ(あれはあれでいいんだろうけど)。

そして、ガメラがかっけー。無言で耐えるヤクザの親分みたいだ。
ギャオスもかっけー。狂犬のチンピラ三兄弟が因縁背負って
ガメラ親分をドスで襲い掛かるみたいだ。
実際に着ぐるみでポカスカやってるところは、やはりパースが狂って見える。
非接近戦がこの映画の見所だろう。

町のミニチュアで今はなき「ダイエー」と「住友銀行」を見つける。
こうやって徐々に徐々に町は変わっていくんだな。

爆風スランプの「神話」はとても特撮っぽくないエンディングなんだけど、
やはりかかるともうこれしかない感で至福。大谷幸のBGMもいいけどね。


【銭】
1300円均一料金。

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ガメラ 大怪獣空中決戦@ぴあ映画生活

2016年07月06日

『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』『リザとキツネと恋する死者たち』をキネカ大森1で観て、ほっこりと怪作★★★,★★

番組タイトル「さえないオトナと恋する季節たち」2本立て

◆『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』
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▲禿げてても好男子。

五つ星評価で【★★★いい意味で登場人物が凡人】
どこにでもいる、自分たちと同じ凡人の彼等が恋をして、悩む。
淡いけど中年だからパステルカラーとかの色ではない恋模様。
色が淡くて『TOO YOUNG TO DIE!』とか見たら飛んでしまった。
映画の中の彼等にいたく共感出来て、なかなかいい映画だった筈。
筈だけど、飛んでしまって、もういい人たちだった筈という曖昧さしか残っていない。
でも、ここまで飛んでしまうのは、映画自体が淡いのもそうだけど、
基本フランス人が腫れようが惚れようが一応全然実生活と無関係だからだろう。

寂しい人生よのう、俺。

PS 「メニルモンタン」ってタイトルが全然訴えてこない。響かない。


◆『リザとキツネと恋する死者たち』
リザ
▲リザが割と真面目なのがあかんのか?

五つ星評価で【★★何かとってもビンボールな一本】
よくない意味で、登場人物が凡人なのに、
起こる事象が突飛すぎてバランスが取れてない。

映画内で変な日本趣味があったり、幽霊が人を殺したり、
とってもファンタジーで自由度が高いのだけど、
その自由度の高さの理由が単に「やってみたいからやりました」程度なので
起こる事象や事件に説得力がない。

だから、こっち目当てで来たのに、あまり惹かれなかった。
多分、そういう物語に沿った見方をしてはいけないのだろう。


【銭】
前回フィルム事故を起こした『ドグラマグラ』のごめんなさい券を使ってロハで鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
メニルモンタン 2つの秋と3つの冬@ぴあ映画生活
リザとキツネと恋する死者たち@ぴあ映画生活

2016年07月05日

マンガ『いきのこれ!社畜ちゃん 第一巻』原作:ビタワン、作画:結うき 電撃コミックスNEXTを読書する男ふじき

社畜

▲社畜ちゃん。

これは主人公ネーミングの勝利。

社畜のあるあるネタは元社畜としてはとてもよく分かる。
遠すぎず近すぎず、ネタがとてもいい距離感。
=誇張が強くて嘘にもなってなければ、ひどすぎて笑えない状態にもなってない。
ただ、あるあるの距離感が正しすぎてマンガならではの飛躍的発想が薄い気はする。

私は大型機の火消し屋だったのだけど、
ソフト業界は基本どこでも変わらん事が読んでて分かった。
ただ全てではないが残業代がそこそこ出たので、
その分、自分の方が社畜ちゃんよりは幸せだ。

マンガの中にPCで動作するプログラム講座が付いてるのは画期的。


fjk78dead at 10:05| 個別記事コメ(0)トラバ(0)マンガ 

2016年07月04日

『最愛の子』『ビューティー・インサイド』をギンレイホールで観て、ふんふんうわふじき★★★★,★★★

妙な組み合わせ二本立て。

◆『最愛の子』
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▲ヴィッキー・チャオは 余貴美子+遠藤憲一 みたいな顔。
五つ星評価で【★★★★予告見てしんどそうな話と思ったけどギンレイホールの年会費だけ基本ロハ感覚で見れるので見に行った。やっぱしんどい話だった。でも、こういうのはいい意味で圧倒されるから見に行って良かった。】
誘拐された子供を探し当てたら他人の子供になっていた。
取り戻す事が愛なのか、育ての親の愛情は一切切り捨ててしまって構わないのか?
年を取ったせいか他人の感情のぶつかり合いは見ていてしんどい。
しかも、この映画はぶつかり合って当然の物語で、どちらにも決定的な非がないのだから話に逃げ場がない。主役夫婦と子供の話もキツイが同じ誘拐された子供の親コミュニティーでの子供が見つからない親の追い込まれ感も痛々しい。気が狂っている事を自覚しながら気が狂っている事で正気を保つという矛盾を糧にしてる夫人や、主催者夫婦の報われなさなどたまらない。主催者の旦那(チャン・イー)は大泉洋と近藤芳正を足して二で割った顔と演技。
子供が子供特有のくにゃくにゃさで可愛い。妹とかどうすればいいんだ的に可愛い。
主人公の旦那ホアン・ボーはチャウ・シンチー西遊記の悟空をやった俳優。うわ、これ見たらもう本当に凄い俳優じゃん。役者って本当に役で化けるなあ。
子供への愛を静かに燃やす妻役のハオ・レイもいい演技。
そして誘拐された子供をそれと知らずに育てた農村の女性ヴィッキー・チャオが本当にもうそんな人にしか見えない。

映画の着地(最終結論)がソレなのは合点がいかないのだが、
映画プロジェクトを撮影する事で彼等が集まって和解できるのならメタではあるが、そういう話の解決方法もあるのかもしれない。事実と映画が癒着したような終わり方をするのは才覚故に強い違和感はないが、やはり異常だよなあと思ってしまう。

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▲不良孫悟空のホアン・ボー

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▲大泉洋+近藤芳正 なチャン・イー。


◆『ビューティー・インサイド』
五つ星評価で【★★★変化球。123人一役って設定が明らかに異常】
何でコレを『最愛の子』の併映にしたのかが全く理解できない二本立て。
別に悪い映画ではないけど、明らかに傾向が違いすぎる。
親子丼とアップルパイみたいな組み合わせだもの。
一つ一つは悪くないけど、一緒に食べる組み合わせではない。

こっちは一回寝る度に姿形が変わってしまう特異体質の男が
愛した女性と生活の基礎を築くまでの話。
チラシのキャッチコピー

見た目と中身、本当に大切なのは…

というのも分かるんだけど、現実はそうそうお伽話のようには進まない。
心が大事なのは重々承知であっても、例えば相手が六つ子で、
彼女が六つ子の中から旦那を選別できなくても愛は成り立つのか?
普遍的なようでいて特殊な愛の物語。
だがまあ、そんな特殊な愛の物語でも通常の物語に換骨堕胎できる。
たった少しの間でも愛を手向けられないでいると
彼女の不安は果てしなく広がってしまう。
この不安こそが特殊な状況にあっても普遍的な要素だろう。
彼の外見は変わるが内面は変わらない。
逆に外見は同じなのに内面が変わる事によって
通常のラブストーリーは破綻する。
その部分のサポートとして、親の恋愛が追加されているのだろう(破綻しない二人)。
何ともロマンチックなアリバイだが、親がそうだから子も同じとは限らん。

傷つきながら愛に食い下がるイスちゃんが可愛い。
彼の一バリエーションとして出てきた上野樹里はなかなかいい演技であった。

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▲こんなのレズの理想としか思えない。

PS でもまあ、外見がクルクル変わるなんて『イット・フォローズ』みたいだな
 と思いながら見てた。彼の姿形がイス以外に見えなくなったらホラー展開だ。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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最愛の子@ぴあ映画生活
ビューティー・インサイド@ぴあ映画生活
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最愛の子@ここなつ映画レビュー
最愛の子@こねたみっくす
▼関連記事。
イット・フォローズ@死屍累々映画日記
イット・フォローズ(2回目)@死屍累々映画日記

2016年07月03日

ツイッターへの投稿再開宣言

ツイッターのアカウント乗っ取られ騒動から一週間経ちました。

今日辺りからじっくりゆっくり、また、RTなどしていこうと思います。
とりあえず一週間黙ってて分かったのは
やはりツイッターに随分、時間取られていたな、という事。
「何でもかんでもRTしなくていいんだよ、お前」と言ってあげたい。
戦いのようにツイッターやってて疲弊してましたね。
黙ってる一週間の間、TLを見るだけは見ていたんですが、
チョコチョコRTで発信しないなら、そんなに充電もくわない事も分かった。

それにしても怖いのは、
ツイッターのアカウントが乗っ取られた客観的な証拠が何一つない事だ。
乗っ取られたと思った時はTL上に
「自分が書いてない呟きがTLにいっぱい載っている」
「そして何度も何度も書き換えられてる」と思ったのですが、
今、その状態を後から確認する事はできない。
「乗っ取りなんて何一つなく、お前はツイッターをやりながら気が狂ったのだ」
という説に何一つ反論ができない。

多重人格Bのふじきがツイートしたようであり(主人格は他人が呟いたと感じる)、
過去を変える細かいタイム・パラドックスが何回も起こった事で、
本来存在しないツイートを目にしたようでもある。
SFやドラマだとこういう不具合はドラえもん的な誰かが説明してくれるのだけど、
誰も説明してくれないと「狂ってる」としか思えない。

という事で、ツイッターの世界に戻るのちょっと怖いは怖いのです。
何にせよ根を詰めてはいかんな。
詰将棋のようにふじきを狂わせようと画策している大悪人
(いやすんげえ正義の人かもしれん)がいたとしたら、
そいつの計画はかなり上手い具合にふじきの頭にボデイーブローくらわしてる。
頭なのにボディーブローかよ。

『スパイ・タイム』『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』をフィルムセンターで観て、うんうんふーんふじき★★★,★★

特集上映「EUフィルム デーズ2016」の各1プログラム。

◆『スパイ・タイム』
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▲息子と父ちゃん。

五つ星評価で【★★★スパイのイメージはこんな感じ】
スペイン産のスパイ映画。
1960年代くらいのショーン・コネリー花盛り時代に
オマージュを捧げてる風のスパイ映画。
そうそう、こんな感じで主役は余裕がある超プロ、
悪い奴は文句なく悪くて、命は軽くて、大音量で派手なテーマ曲がかかる
こういうスパイ映画がスパイ映画らしくていいや。

父ちゃんの皺が渋い。


◆『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』
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▲右がタイトルロール野郎。

五つ星評価で【★★偉人の種明かしが今一つ不鮮明】
オランダ産ドキュメンタリー。
映画界への融資に長け、900本の映画製作に立ち会った男のドキュメンタリー。
いろんな人が寄ってたかって故人の評伝を語る映画。
このタイプのドキュメンタリーは誰が語るにせよ、何を語るにせよ、
編集でテンポ等を作り出せないなら単調な失敗作に終わる。今作もその一本。

映画製作前に国際市場で映画を売ってしまう「プリセール」の発案者という事は分かった。それ以外の融資手腕や、彼の業界からの身の引き方などが今一つインタビューでは分からなかった。『キャノンフィルムズ爆走風雲録』と地続きで、メナヘム・ゴーランやヨーラム・グロバースの栄光と没落が出てくるのは前作が裏打ちされてるみたいで面白い。


【銭】
フィルムセンター一般料金各520円。

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SPY TIME −スパイ・タイム−@ぴあ映画生活
ハリウッドがひれ伏した銀行マン@ぴあ映画生活
▼関連記事。
キャノンフィルムズ爆走風雲録@死屍累々映画日記

2016年07月02日

『ディストラクション・ベイビーズ』をテアトル新宿で観て、乗れなくて残念だふじき★

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▲だんまりニタニタは良い。

五つ星評価で【★やってる事が変わらん映画はおらあかんのや。体調いい時に再見したらOKかもしらん】
柳楽優弥はにったりのったりでいい。少なくとも『変態仮面』の1000倍はいい。
小松菜奈の全身でキャバ嬢ですという感じもいい。ソープに沈めたい。しっかり研修を受けてもらって小松菜奈のソープテクに埋もれたい。いやいや、本気だよ(本気でもわざわざ書くなよ俺)。
菅田将暉のハイテンションって前に他の映画で見たのと変わらない感じで飽きる。役者は役に入るのも大事だが、メタで見て、自分が違う人間の役を全く書割よろしくパターンで演じてないかはチェックしないといけない。そういうのそんなに気にしなくていいのは丹波哲郎だけ。いや、丹波哲郎は感情ハイテンションの演技とかがあまりないから俳優としての癖があまり攻めてこないのだと思う。

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▲身持ちが悪そうなビジュアルが最高。


【銭】
テアトル会員割引で1300円。

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ディストラクション・ベイビーズ@ぴあ映画生活

2016年07月01日

『マネーモンスター』をトーホーシネマズ日本橋8で観て、単におもろくてグーよふじき★★★★

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▲単におもろい映画でグーだと思うよ。

五つ星評価で【★★★★なかなか見事にすぐ忘れちゃいそうなエンタメ(褒めてる)】
最近ちょっと疎遠になってるツイッターのTLが「ジョディ・フォスターの監督した映画なかなかエンタメしてていいんでゲスよ、親分」なんて注進してきたからトーホーシネマズのメンバー安売り週間に狙いを定めて見に行った。

サクサク進んで最後に大団円。
いいセンス持ってるじゃん、ジョディ・フォスター(謎の上から目線)。
エンタメでこういう「見た後すぐ抜けて忘れちゃいそう」というのは娯楽度が高くていい映画なのだ。うん、なかなか「マネモンGETだぜ!」。マネモン召喚するにはマネーボールを投げないと(関係ない)。

しかし、夢見る娼婦が当たり役だったジュリア・ロバーツもすっかりキャリア・ウーマンが板に付いて、そのジュリア・ロバーツを買いそうな役を昔からやっていたジョージ・クルーニーはどっちかって言うと今も買いそうな役だった。ただ、ジュリア・ロバーツが「プリティ」ではなく「キャリア」だから買わんと。それじゃ「キャリア」の意味が「感染者」だ。いやいや、そこは買っていこうよクルーニー(ゴムを使えよ)。このクラスの大物俳優二人ががっぷり組むんだったら昔は「二大スター初めての共演」とか煽ったのに、そういうの全くなし。ともかく映画が多すぎて宣伝もへったくれもない状態。映画が消費されていくスピードが早すぎる。
余談になるが、まだまだ劇場で稼げる『ズートピア』の上映終了日が決まってしまった。次の興行の『ファインディング・ドリー』の劇場数確保の為らしい。何かそれって全然おかしいよ。もっとじっくりねっとり嬲るようにねぶるように映画をかけてほしい。どうにもやっぱり今は劇場でかかる映画の本数が多すぎる。適度に入っていても二三週で上映回数が減り、油断してると映画館で見る事が全く敵わなくなってしまう。ひどい状態になってしまったもんだ。カモンゆっくり映画を見れていた映画斜陽期!(映画見るのにヒイコラ言ってるから、これは適量で本音)

話を戻して、この映画はストックホルム症候群(監禁されてる側が心情的に監禁者に寄り添っていってしまう状態)をTVメディアでやってるのが面白いと思う。TV見てる視聴者は別に犯人に監禁されている訳でも何でもないけど、映像メディアの親和性により、ストックホルム症候群よろしく犯人に同調してしまう。これは性善説。ずっと人間を映していれば、それなりにいい所が見つかる。メディアテロを起こした犯人であっても、同じ人間、ほころびを見せられたら許せない訳がない。
なので、一つの仮定としてTVクルーを欺いて不正を行っていたこの映画内での悪玉、彼に関しても「お金大好き人間」とクレジットしてレギュラーに取り込んでしまえば、ストックホルム症候群なバイアスが働いたのではないか。彼には単にその時間が足りなかっただけではないか。多分、あんな「お金儲けてそうなエリート風」な役者ではなく、反発の小さそうな温水洋一とか起用してたら、みんな元々の悪い奴でも許してしまうかもしれない。あー、なんかそういう生きた実例がホリエモンという気もする(詳しい事や正確な事は知らんのだけど)。ブラックだなあ、現実の方が。
あと、TVを見てる人間がストックホルム症候群に感染しているのもそうなのだけど、この映画を見ている観客も一つ輪を広げてストックホルム症候群に感染しているのも構造として面白い。その構造を作るディレクター(ジュリア・ロバーツ)は「プリティ」から「キャリア(感染者)」に堕落した女で、彼女は番組の中心であるマネーモンスターその物であるジョージ・クルーニーと最後にディナーを共にして「ねんごろ」を暗示する。もう、感染は盤石で止められない。仕掛ける側と演じる側が意図的に大衆性を悪用出来る事もラストで示唆しているなら、それは実にマネーはともかく、ばっちモンスターだわ。そう言えばそのジョージ・クルーニーはバットマン役者で、バットマンスーツに乳首が付いてて総スカンを食らったという。ああ、何となくジョージ・クルーニーに「よろ乳首ー」とか言ってもらいたかった気もする。そして、ジョージ・クルーニーがバットマン(蝙蝠男)であるなら、彼は獣でも鳥でもない男だ。エンタメでもアート系映画でもない事を高らかに宣言してたりして。アート系映画で「よろ乳首ー」をやるクルーニーが見たいな。

みたいな深読み素材を作ったジョディ・フォスター、
彼女の出世作は『タクシー・ドライバー』で、プリティな娼婦。そして、今、彼女はアカデミー賞監督でバリバリのキャリア。ここだ、感染源はここだったのだ。わははははは。ジョージ・クルーニーとねんごろになって「よろ乳首ー」と言わせながら(いや言ってないって)、メディア(TVではなく映画興行)を行脚して銭を稼ぐ、二重三重のメタ構造じゃないか。

キャッチコピー
「真実は生中継で暴かれる」
ああ、もうジョディ・フォスターにAV撮ってもらいたい。とりあえず擬似とかゴムとかなしで。女優は誰でもいいから「真実ちゃん」という子を探して来い。


とりあえず、私、考えすぎだ。


【銭】
トーホーシネマズデーの会員サービス週間に見て1100円で鑑賞。

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PS よくある奴
 「お前は『マネーモンスター』が面白いというんだな」
 「まあね」
PS2 まち子さんのとこで書いたコメントが割とバカ。
PS3 いや、どこのコメントも割とバカ。
 これは原典の映画がしっかりできてるから、ふざけられるノビシロがあるんだな。

2016年06月30日

『雨女』をUCT7で観て、いや、相変わらずホラーの話作りがあかんやろ清水崇ふじき★

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▲このビジュアルイメージはええねんけんどなあ。

五つ星評価で【★費用対効果として35分で1500円は高い】
乗り物にライドするイベントとしては面白い。
シート打突が画面連動してるのは内臓に直接話しかけられてるみたいで愉快だ。
ただ、お話がつまらない。
ホラーだからどんな不整合でも許す、という訳にはいかない。
ホラーはしっかりしたありえる話の中でどこか一か所だけ綻びがある、
そういう作りの方が観客に地繋ぎの恐怖を与えられる。
最初の設定が本当か嘘かふわふわしてる中ではホラーは客の心を刻めない。

清水崇は恐怖の「絵」をバーンと出すのは上手いし、
過去にも『呪怨』という超絶傑作(最初のだけ)をモノにしてるのだけど、
基本的には、あまりホラーが得意ではない監督だと思う。
『呪怨』という傑作でカヤコとトシオというホラーキャラを作りだしてしまった故に、
目で見える怖い客体にこだわりすぎる。
結果、その「なにか」を出せば成立するだろうという強引な作劇になる。
結果、話がお粗末なので、4D効果だけが突出してしまう(いや4Dはおもろい)。
イベントとしては面白いが、
みんな「なあ〜んだ」という笑いで帰路に付いてしまっている。
それは、作品としてやっぱあかんやろ。

エキストラ子供の演技が腹立たしい。

清野菜々はいいのだけど話に翻弄されて感情移入とかできひん。


【銭】
1500円。最初の二週間のみ通常興行を同日に見れば1000円というキャンペーンをやっていて、それが最終日まで延長になっているのを知らんかったんで1500円で見てしまった。見る前から「どよーん」とする。告知ちゃんとやってくれ。

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雨女@ぴあ映画生活

PS ちなみに私は雨漏りする映画館、蒲田パレスの雨漏り付き上映の体験者だ。
 うん、やっぱり本当の雨漏りと効果の雨は違う(そらそうだ)。
 本当の雨漏りの方が頻度が低いけど来るとイヤ。
 効果の雨はまんべんなく如才なく霧っぽい、体温で乾くので基本的に濡れない。
 ただ「雨がまとわりついてくる感じ」は効果としてなかなか秀逸。

2016年06月29日

『殿、利息でござる!』をUCT9で観て、日本人良いよなあふじき★★★★

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▲こんな黄金屏風前の贅沢な絵は映画上に皆無。実直に貧乏な絵ばっかり。

五つ星評価で【★★★★全力の善良】
とてもいい美談。
そうそう、美談ってついつい警戒してしまうけど、基本的には好きなのだ。
やはり、こういう「人の為に耐え忍んで、それを公にもしなかった」というのは
美談として後世に残していきたい。

こういう愚直なまでに善良な人間と言うのは、今の世の中で馬鹿にされがちだけど、善人が善人であるが故に後ろ指刺されるのも変な話だ。

出てる人みな名演だが、その中で一人だけ情に流されず「冷静なイケズ」を貫いた松田龍平の幕府側の勘定方が出色。こいつがマカロニ・ウェスタンの悪漢のようにふてぶてしく中央にいるので話が光る。

あと、どう控え目に見ても善人には見えない因業爺の山崎努もいいキャスティング。


【銭】
UCTのメンバーズデーである金曜日に見て1000円で鑑賞。

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殿、利息でござる!@ぴあ映画生活
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2016年06月28日

『言の葉の庭』をトリウッドで観て、絵が上手すぎるという弊害ふじき★★

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▲美しい。そして全体にフェティッシュ(脚だけでなく草木や雨などの描写が)。

五つ星評価で【★★詩のように綺麗であるが、綺麗であるだけになってる気がする】
何とも美しい。
詩のように美しいアニメ。
それでいて描写は写実的なのだ。
一人の男の子と一人の女性のミステリアスな出会いと、
出あった事の意味を描く中編アニメ(46分)。

何とも美しく隙がない。
思えば、新海誠はそのデビュー作の『ほしのこえ』から
圧倒的な画力で見る者をねじ伏せてきた。それはまた今回もであった。

「綺麗だな」と思いつつ、ねじくれた映画観客の自分としては関心しなかった。
綺麗である事に病的になっていて、そこからはみ出る部分が感じづらい。
何かとても綺麗な書割を見せられている感じ。
全体に整っているが故に、血が通っていないように見えてしまう。

主人公の男の子は雨が降ると高校をさぼってしまう。
それは彼の弱さではなく、彼のスタイルなのだ(高校生の癖に!)。
サブ主人公の女性はトラブルを抱えている。
それは彼女の弱さと言うりは、バックボーンで描かれる社会の歪みのせいだ。
主人公は浮世離れしていて感情移入しづらい超人。
サブ主人公は凡人だが、ある理由から主人公に対して感情をぶつける事ができない。この構図はどちらかというとダメダメな女子が超然とした男子との出あいで自分の常識を変えられていく(そして恋愛に進んでいく)という少女マンガフォーマットなのだが、彼女側をあくまでサブ主人公としているので、そういう踊るような感情の流出もない。

ラストの一点で主人公の彼とサブ主人公の彼女は強い感情を一瞬だけ流出させる。
ただ、それはアリバイ作りのようであり、カメラアングルがロングで引いており、
強烈に強い感情が叩きつけられる状態ではない。
何故、そこまで抑制された作りにしてしまったのだろう。

そういう意図が明確にあったのかどうかは分からないが、『ほしのこえ』はとても綺麗で統制された世界観の中で、その世界観を打ち壊すくらい強烈な主人公たちのエモーショナルな叫びがあった。私はそこに感動したのだ。

この物語の主人公は眉目秀麗だ。
いや、物語に登場する誰もが醜い容姿を持っていない。
持つ事が許されていないかのように。
この物語の主人公が、顔に大きな火傷を負っているとか、
生まれつきの障害でビッコを引いて、まっすぐ歩けないとか、
そういうブザマと言うと口が悪いが、コンプレックスの強い人物だったら凄く物語に惹かれた気がしてならない。

私は調和が計られ美しく作られた箱庭よりも、その中央に鎮座する世界最大の花ショクダイオオコンニャクみたいな異形に惹かれるのかもしれない。▼これがネットで拾ったショクダイオオコンニャクの図。
Titan-arum



【銭】
企画入場料金1000円。

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言の葉の庭@ぴあ映画生活

PS トリウッド満席で立見席(と言いつつ椅子はある)で鑑賞。
 昔、集中的に通っていた頃は、いつも一人とか二人みたいな入場者数だったので、
 何だか実に感無量です。
PS2 新海監督作品はこれと『星を追う子ども』が未鑑賞。
 新作の『君の名は。』は予告だけ見てると感情がただ漏れしそうな感じで
 ワクワクさせられている。あー、早く見たい。

2016年06月27日

『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』をシネマート新宿2で観て、なんかなあふじき★★

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▲今回の白鳥。松雪泰子の超絶美麗さとは遠いのだけど、庶民的で可愛い(いいんか?その方向で)。

【五つ星評価で【★★河北麻友子はともかくとして、映画の白鳥家が超大金持ちに見えない】
原作マンガ未読。
主役の河北麻友子が本当に金持ちのお嬢様らしいという話を事前に聞いていたので、そこは欲目で見てしまった。ただ、映画は予算が少ないのがありありで分かるのがちょっと寂しい。画面の光量がどうにも薄暗くってお金かかって見えない。お嬢様のお嬢様的な生活以上に、お嬢様が貧乏人の中にポツンと入ってる状況の方が多かったので、凄く違和感がある訳ではなかったのだけど、全体、予算、厳しそうだなあとお客に思わせる時点であかんっしょ。

お嬢様白鳥麗子には河北麻友子。昔はこの役、松雪泰子が演じていたのだけど、やはり「お嬢様感」的には河北麻友子の方がポワンとして適してる感じ。但し、その分、原作の高笑いする白鳥麗子とはちょっと違うかもしれん(それは松雪泰子の方がイメージ近そう)。本来のお金持ちってああじゃないという事かもしれん。
お相手の哲也に水野勝。
間違えても金持ちそうには見えないのはいいのだけど、
個人的にはホモじゃないので、こいつの魅力はよう分からん。
ドラマから引き続きだったら良いのかもしれんけど。

あ、メイド服はハイソ感あって好みだった
(それはTVドラマ側の功績かもしれんけど)。


【銭】
シネマートのポイント10回を使って無料入場したよ。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
白鳥麗子でございます!THE MOVIE@ぴあ映画生活

2016年06月26日

ツイッターアカウント乗っ取り続報、および、ツイッター一時休止の件

ツイッターアカウント乗っ取りにあいまして。
一回、自分がタイプインしてる内容と違う内容がポコポコUPされるので
ついに自分も気が狂ったかと思ったんですが(その疑惑は払拭されていない)
おそらく脆弱なツイッターの隙間を狙ったアカウント乗っ取りだと推測し
(気が狂ったという疑惑が払拭されてないんですが)、
チョコチョコ、ツイッターの設定を変えてみました。

で、一応、一度呟いた呟きへの修正が止まった風ではあります。
単に相手が飽きただけかもしれません。
ちょっとほとぼりが醒めるまで一週間くらいツイッター休ませてもらおうと思います。
再開の折には、又、ブログから開始宣言するつもりなので、
いきなりTLでブログ発じゃなく呟いてるふじきがいたらきっと「ニセふじき」です。
いや、二重人格になって気が狂ってるかもしれんのですが。
6月26日のの呟きに関しては、
ずんずん遡って書き直しをされてる風でもあり
(そういうの可能かどうか分からんし被害妄想かもしれん)、
何か自分が言ったのかどうかもあまり自信が持てなくなってしまいました。

いつも通りひどい事が書いてあっても、「ニセ者めえ〜」と思ってやってください。
まあ、基本的には「悪い事はできんもんだな」という感じですかね。
悪い事やひどい事は自分の責任でやるのは構わんが、
人の悪い事まで被るのは割に合わないっすよ。
まあ、悪い事するなよって前提が本当かもしれんけど。

という事で、再開するまで基本TLも読めなくなると思います。
まあ、ツイッター夏休みみたいな感じだな、自分。

ツイッターアカウント乗っ取りの件

本日、ツイッターアカウントの乗っ取りにあいました。
パスワードは変えましたが、
これが有効な手段になってるかどうか分かりません。

当面、ブログ経由からしか呟きません。
二三日前の呟きまで乗っ取りにより改変されているようです。
なので、素のツイッターアカウントからの呟きがあるようなら私ではありません。
いろいろ迷惑おかけします。

パスワードは変えたけど、急いで変えたからうろ覚えでもう呟けないかもしれん。
まあ、その時は新しいアカウント立ちあげます。
とりあえず過去にさかのぼって改変を受けているので
二日くらい前までの呟きは私の物とは限りません。悪しからず。
いや、これで止むかどうか分からないんだけど。


ふじき78ツイッター休止

本日乗っ取られました。
パスワードは変えたんですが急いで帰譚で忘れてしまいました。
なので、しばらくツイッター休みます。
これ、ツイッターに届くかな。

2016年06月24日

『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』をトーホーシネマズ日本橋8で観て、嫌いじゃないけど土ワイ的ふじき★★★(ネタバレ的)

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▲キャー玉木宏。

五つ星評価で【★★★ミタライ先生の推理速度が速すぎて付いていくので精一杯というのが逆に早回しビデオを見てるみたいでおもろいのかもしれん】
原作小説未読。なので、探偵側の三人セットはとてもいいバランスに思えた。
メイン・ミタライ先生の玉木宏はとても声が良い。とりつく島もなくグイグイ一人で推理を進めてしまう超越者ぶりはあの声で板に付く。じゃあ麒麟の川島でもいいのか。下手すると成り立つかもしれん。
助手兼妨害役の広瀬アリスのイラっと来るバカっぷりもおそらく計算通り。殺人とかが霞むような場違いな華やかさがあっていいです。映画オリジナルなら壇蜜さんあたりを充ててミタライ教授を篭絡しようとしてくんずほぐれつみたいな妄想がすぐ浮かんでしまう。いやいや、宣伝的にも映画オリジナルなら「すず」も呼んできて姉妹で助手だ(とりあえずそれでバカっぽさも分散できる)。
警察側の実務をこなす小倉久寛の日が当たらない感じも他の二人と違って官僚っぽくていい。この人ちっちゃいのも対比としていい。

それにしても半端ない「土曜ワイド」「火曜サスペンス」感。
セット組にお金がかかってないとかどうとかではなく、
全体に絵が安く見えてしまうのだから照明と撮影が悪いのだろう。
あとトピックが物凄いテンコ盛りで一つ一つじっくり検証して余韻とか出さずに猛スピードで筋をなぞったダイジェスト感もTVの二時間ドラマらしさを助長してるのかもしれない。何かとても後々に残る「名作」という空気が醸し出されてないのだ。まあ、これは勿体ないとか残念程度の話で、見る分には支障ないのだけど。

伝奇ロマン部分はそこを入れないとタイトル通りにならないし、中心を欠いた物になる可能性も強いのだけど、除外してもうちょっとゆっくり推理ドラマを進行させてもよかったかもしれない。

ちょっとネタバレっぽいこと書くっす。
最初の計画者と偽装者の思惑が大きく異なるところは犬神家っぽい。
でも「罰」なんて気づかないだろう。気づかれもしないだろう。
気づかれる為には(気づかれる事はそれなりに必要な筈)単純に
縛られている木を交差させて「×」→「罰」の方が分かりやすかった。
「見ざる・言わざる・聞かざる」で、
聞かざるがないのは気化したからとか考えちゃったぜ。
謎の男・要潤はメカニカルライダーの中に入ったのが出世作だから、
まあそーゆーんも似あうのよ。あの突撃も水竜キックと言えば水竜キックだし。
ここまでネタバレっぽい話っす。

「せいろ」で思い浮かぶのは、まあ「しゅうまい」くらいっす。
「しゅうまい」で水竜を餌付けする話だったら、何やらドラえもんチックだ。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーサービス週間で1100円で鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海@ぴあ映画生活
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探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

2016年06月23日

『高台家の人々』をトーホーシネマズスカラ座で観て、綾瀬はるかならではふじき★★★

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▲綾瀬はるかの天使の輪を磨く斉藤工。

五つ星評価で【★★★綾瀬はるかを主役に据えた事が成功です】
原作未読(映画館配布のお試し冊子のみ)。
なんつか、綾瀬はるかの好感度にどっしり寄り掛かった映画。
妄想癖がある綾瀬はるかが人の心を読めるテレパス斉藤工と付きあうようになり、彼の前で自然に心を閉ざすようになってしまい、彼との仲はもう上手くいかないの? と言うのが粗筋なのだが、綾瀬はるかが天使すぎる。ピカレスクでもなければ、主人公があまり信用できない奴でも困るのだが、この映画の綾瀬はるかは幼稚園児をそのまま社会人にしたようにピュア。そんなんおらへんやろ、役者の演技やろ、本当はドブドロに汚い事考えとんのやろ、と思えないのは綾瀬はるかに絶大なる好感度が付いているからである。

綾瀬はるかの心が汚いなんてとても思えない。
この映画はこのセオリー抜きには考えられない。
いやまあ、主役級はみんな普通の感情吐露で常人ですけどね。
純然たる脇役(恋敵とか)とガヤが著しく露悪的。
逆にあの露悪的な状態が通常状態なら、
斉藤工もそれに慣れた人格になるんじゃないかな。

綾瀬はるかが映画内で一等賞。脇を並走する斉藤工も
その脇を並走する間宮祥太郎、水原希子、夏帆もいい。

テレパス妹の水原希子、ツンツンしてるのに脆い役。かーいくてお得な役だ。
今までのどの映画の水原希子よりも「我」が出てない感じですっと入ってくる。

斉藤工を思う幼馴染の夏帆、超モジモジがかーいー。相変わらずいい仕事しよる。

テレパス斉藤の父ちゃん市村正親、変人だけど常人で善人という何気にいい役。妻が大地真央って新劇っぽい夫婦だな(「進撃っぽい夫婦」ではない。何となく市村正親も大地真央も赤い筋肉の肌襦袢は似合わなくもなさそうであるが)。

シャーロット・ケイト・フォックス がんばっちょるのう。メイクして老けさせてるのは分かるけど斉藤工のお婆ちゃんという役設定は無理があるだろ。

そう言えば八面六臂で妄想を制覇している感じの塚っちゃんはよくやった。

妄想の勢いが全力の前半がとても面白い。
後半の真面目っぷりは必要である事は分かるが、
前半の勢いが停滞してしまったのは残念。

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▲呪いのビデオを見たっぽい綾瀬はるか。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーサービス週間で1100円で鑑賞。

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高台家の人々@ぴあ映画生活
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高台家の人々@映画的・絵画的・音楽的
高台家の人々@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS うら若き乙女に「野ぐそ」と言わせる脚本ブラボー。
PS2 クソと言えばトイレシーンには驚いた。
 便秘薬のCMのように一切の澱みを許さない。
 しかし、やっぱりこれを知られるのは普通嫌だよなという納得のエピ。
PS3 結婚まで行ってるのだから、絶対通過しているであろう
 テレパスとのSEXは面白い筈なんだがなあ、勿論ないのはしょうがないけど残念。
 言わずとも気持ちいい所が分かるけど、それが分かるのはとても恥ずかしい
 そんな煩悶が絶対おもろいのに。
 気持ちよくなるのを抑える為にたくさんの塚っちゃんが出て来たりして。

2016年06月21日

『青春100キロ』をUPLINK Xで観て、男も女もかーいーやんねふじき★★★★(ネタバレ) @Rubyred66xxx

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▲あいちん

五つ星評価で【★★★★平野節。上原亜衣の徹底的なファンはこれを早送りせずに見るのだろうか? だが、しかし、ここまで脱AVしていながら、映画としては不穏に面白いのだから、うーん、あははははははははは、こーゆーの困る】
監督の平野勝之自身が今回AVを引退する「上原亜衣」を知らなかったらしいのだけど、私自身も名前を知っているくらいで数多いるAV女優の中で顔と名前が一致しない一人である(マジに最近見てないから分からん)。でもチラシ見ると五年間で1000タイトルのAV撮っているというのだから控え目に言っても「バケモノ」と言っていいだろう。選ばれし数の「バケモノ」ちゃんと大量の有象無象が割と境界線なくぎゅっと凝縮されている業界だと思う(アンダーグラウンドを含む業界はどこもそうか)。
で、その上原亜衣ちゃんの引退作品6本のうちの1本、「上原亜衣に中出しする為なら100キロ走る」と公言したらそれが実現して100キロ走る男のドキュメンタリー作品。企画は凄いんだけど全くAVではないのではないか。いや、面白いけど。この作品自体が劇場用映画として再編集されているとは言え(どのくらい再編集されたのかは不明)、ほぼほぼ女の裸がクライマックスまで出てこないのだ。潔いというか、出されても困るけど男の裸すら出てこない。ラスト10分まで全く抜けない物はAVではないと思う。

でも、面白い(AVだったら早送りしちゃうと思うけど)。
一生懸命やる人(走る人と引退する人と、それを支える人)と、それをイベントとして第三者の視線で眺める人(監督)の視点がそれぞれ一致しない。一生懸命やる人達は、まるで空が落ちてくるのを支えてやらんとばかりに真剣なのだが、傍観者は単に「本当に空が落ちてきたらおもろいなあ」としか思っていない、この落差。この呑気だけど冷静な視点が最初から濡れ場まで付いて回るから面白い。みんな人生の一大事のような顔をしているけど、失敗しても死ぬ訳ではないし、俺が代わりに中出しをすれば体裁は整う。夢はなくドライだけど、これは年を取ってずっと生きてきた人の考えだ。思いもよらないトラブルから100キロ走破が危うくなる事態になるが、仮にチャレンジが失敗してたとしたら、ランナーの彼を目の前に引きずり出してお預けをくらわせながら監督は上原亜衣とSEXしただろう。その方が残酷だとしても絵として良いから。でも、彼が上原亜衣とSEXできても、できなくても、その後に彼の人生は続くのだ。別に死ぬ訳ではない。何とでもなる。やっぱり深く付き合っていた相手、林由美香が死んでしまったために、愛やSEXについては面白いけどどうでもいいという底意が感じられるような気がしてならない。まあ、それは受け手側の考えすぎだろう。個人的には全然、評価していない『監督失格』以降の平野勝之作品鑑賞であり、私がこの監督の人生にずっと付き合ってる訳でも何でもない。ただ、昔の自転車三部作の頃に比べたら、ずっと人間が丸くなって、受け答えとか見ているだけでも、すっとぼけてて面白い。いい感じで「俺が」意識が薄らいでいるように思える。

最終的にボロボロになりながらチャレンジは成功する。
上原亜衣は彼と目と目を合わせながらSEXして、彼が引退最後の相手で良かった。見つめ合ってる時間が長かったからと答える。ああ、いい子だなあ。でも、俺、野郎だから、彼には大女優で女神様の上原亜衣を目の前にして、上原亜衣が見つめたら見つめ返す、そういう受け身のSEXに甘んじなくてはならない感じだったんじゃないかという風にも推測できてしまう。ホモじゃないけど何か彼は可愛い。強烈なオスを感じない。オラオラやってやる。尻突きだせよ感を感じない。なら、彼はナカヨシになってSEXを共有するしかないだろう。その共有したSEXでも彼の人生には巨大でとてつもない勲章だと思うので、それは本当に良かったと思う。そして、監督自身が上原亜衣の最後の引退相手にならなくて本当に良かった。商品として成立させるため、その展開が取られる可能性はあったろうが、それはかなり等しく誰も幸せにしない。後味の悪さを感じさせて「アート」たらしめんとする変な空気が映画業界側にうっすらあると思うのだが、AVはどちらかというと本能渦巻いた先にある「夢」の世界だから、ハッピーエンドで締めてほしかったので、あーよかった。

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▲映画の9割がこんな感じの地味な絵。

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▲そして、その地味な絵の半分以上が夜景。凄いAVだ。
ドキュメンタリーとかにこだわらず嘘ついていいのなら夜景のあちこちにモザイクかけてバックに喘ぎ声をリミックスして、あっちでもこっちでも青姦してますとか、やるな。


【銭】
UPLINK社長提案の当日キーワードその場割引であるFLASH割引を用意して1000円で見せてもらおうとしたのだけど、割引一切効かないという事で玉砕。久々に通常料金の1800円で鑑賞。映画エンドロールのテロップ見たらUPLINKも協賛と言う形で企業名が入っていたので、そこは社長の一言を活かして割引してほしかったな。チッ

▼作品詳細などはこちらでいいかな
青春100キロ@ぴあ映画生活
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監督失格@死屍累々映画日記

PS 100キロ走ってSEXしたいって青春の極致だ。
 100キロ走った男の子を迎えてあげたいっていう女の子側にも
 男の子ほど強烈だったりバカだったりはしないけど青春がある。
 ラストのSEXの時だけ付けるティアラが可愛くって
 彼女はスタッフに愛されてるなと感じた
 (撮影自体にいろいろ軋轢はあるだろうけど)。
PS2 最後、100キロ未到達だったら、彼女が監督と寝る横で、
 彼が平野勝之の撮影スタッフに犯されるという妄想を考えてしまった
 自分の性格の悪さにちょっとウンザリ。

2016年06月20日

『春だドリフだ全員集合!!』をフィルムセンターで観て、ドリフええがなふじき★★★

特集上映「生誕100年 木下忠司の映画音楽」の1プログラム。

五つ星評価で【★★★長さんの上手くいかない加減が泣かせる】
落語界を舞台にしながら、芸者の身請け話を絡めたドリフの人情喜劇。
主役を張るのは長さん。悪い奴ではないのだけど(あ、そこ微妙だ)、芽が出なくて荒んでる、苦労人でダメ人間の落語家。長さんに丸め込まれて弟子入りさせられて毟り取られてるのがカトちゃん。ここまでがメインキャストで、荒井注、仲本工事、高木ブーは出番の多いガヤ扱い。前に見た『正義だ!味方だ!全員集合!!』でも、いかりや、加藤がメインだったので、そういう作りになるのがお約束なのだろう。荒井注の無頼漢だけど無能ってキャラは面白いけど、主役に持ってくるのは流石に難しいだろう。いかりやは苦労人キャラが顔に合うし、加藤茶はそれに絡むコメディ・リリーフ、仲本工事は二人を引き立たせるそこそこの常識人で、後はガヤという構造はとても収まりがよい。所詮、全員活躍はさせられないのだ。

いかりやがどん底、加藤茶がイケイケ状態のラストで
「このままじゃ終わらねえ、次は見てろよ」と言って終わるのだが、
この後の次回作は全然別の話で続かないのだ(ウィキで確認した)。
この辺りが無責任でいい気がする。
おで、ドリフ映画の適当でA級っぽくないとこが好き(2本しか見てないけど)。

「春だドリフだ」って季節も映画の中では全然関係なかった。

金子信夫の濃い芝居がドリフ映画には合う(アレもコレも同じような役だし)。

せっかく「ゴールデンハーフ・スペシャル」が出てるなら一曲歌ってほしかった。
歌はドリフの「ツーレロ節」と小柳ルミ子の「わたしの城下町」「お祭りの夜」
歌が入ってると楽しい。最近ではこういうの映画の中でないけど。

わざわざテロップを出して、ドリフの落語を見せたりもするのだけど、
そんなに落語がどうだこうだで見せる話ではないので、あれはどうかと思う。

突然出てくる萩原健一がいきなりなので、とても変。
たぶん製作が(松竹+渡辺プロ)なので、渡辺プロのバーターとして顔見せ出演をしたのだろう。ドリフとショーケンが同じ芸能プロダクションでマネージメントを受けてたってのは別に驚くには値しないだろうが、なんか変な感じがする。


【銭】
フィルムセンター一般料金520円。

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春だドリフだ全員集合!!@ぴあ映画生活
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正義だ!味方だ!全員集合!!@死屍累々映画日記

2016年06月19日

『水戸黄門』『高瀬舟』をフィルムセンターで観て、ああ水戸黄門と文芸だふじき★★★,★★★

特集上映「生誕100年 木下忠司の映画音楽」の1プログラム。

◆『水戸黄門』
五つ星評価で【★★★東野英治郎イコールこれぞ黄門さま】
1978年に作られたTVドラマの映画化作品。
もう全然TV。
映画だから普段のTVより格差を付けようとか言う気合いが全くなく、
まあ、普段よりちょっと長いよくらいの心持ちで作られている。
こういう、ゆる〜いのが許される感じはいいな。

なんつか黄門さまと言って記憶に残るのはやっぱこの東野英治郎だ。
天下の副将軍なのに、面だけ見てると百姓の爺と変わらないし、
一見そこそこ品があるようなのに、
権力を持ったものの傲慢さが陰に隠れているような強引さも併せ持つところが
チャーミングだ(天下の副将軍をチャーミングつーのも何だが)。
お付きの助さんと格さんは里見浩太朗と大和田伸也。いい感じに無個性で隙がない。
オマケが風車の弥七、中谷一郎。まだ病前で恰幅がいい。
天下の大泥棒で縁あって黄門の密偵みたいな事やってるという設定だが、
黄門さまと張りあうくらいの下品さがある。
オマケのオマケ、うっかり八兵衛に高橋元太郎。
基本的にこいつはいなくても構わないし、
いない方が目的合理性としてはスムーズなんだろうけど、
「社内のムードメーカー」的な立ち位置で黄門一行に飼われているのである。
百姓の爺顔の東野英治郎が高橋元太郎の首輪を手綱ひくみたいな絵は
似あうと思うのだが、あまりにも真に迫るのでやれはしない。
それにしても高橋元太郎声が通る。ひそひそ話とかできないくらいの通りようだ。
林家こん平師匠くらい通る。TVだといいけど、
映画館の音響で通る声だとちょっとイラっとする。

お付きに男装武士姿の栗原小巻。何をする訳でもないけど可愛くていいわ。
「貧乏人は集まって一つの風呂に入ってください」と言われた時の
セクハラもじもじが萌える。
でも、ニコニコしてるだけの基本的にはいらない役。

悪役はいつものお歴々という感じで、
リピート・フォロー・ミーみたいな調子で全く同じ演技なのが凄い。
「よもや、これまで」と言って切りかかって切られてしまう。
これか、そのままひれふするかしかパターンがないものな。

で、尺が伸びた部分には軽くニセ黄門エピソードが入る。
黄門にハナ肇、助さんに植木等、格さんに谷啓。
偶然、間違えられる悪意のないニセ黄門一行なのだが、
何かどうにでも世渡りできるみたいな強さがあふれ出てる植木等の助さんが
ちょっと底知れない怖さを控えてるように見えた。
そんなの見えてるの私だけだろうけど。

「あの人、助さんなんかじゃありません。全然知らない人です」

いや、そんなネタ振りのためでなく、何か心がなくて、ただ動いてる風に見えるのです、植木等。んー『ヒメアノ〜ル』の惨殺者とかでも躊躇なくやれそうな感じ。

森繁版水戸黄門の助さん格さんは宝田明、高島忠夫。
森繁版水戸黄門のニセ一行は三木のり平、欽ちゃん、二郎さん。

こっちの方が無駄に体温高い感じで偽物としてはよかったかな。


◆『高瀬舟』
五つ星評価で【★★★真面目な短編映画】
森鴎外原作の『高瀬舟』を学校教材用として44分の短編に収めたもの。
真面目で良く出来てる。考えさせられる。
演出が工藤栄一で、スタッフロールに必殺シリーズで見かけたお歴々の名前がずらーっと並ぶが華麗な殺しのテクニックとかはない映画。


【銭】
フィルムセンター一般料金520円(二本立てです)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
水戸黄門〈1978年〉@ぴあ映画生活
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水戸黄門漫遊記(森繁版)@死屍累々映画日記

2016年06月17日

『ドグラ・マグラ』をキネカ大森1で観て、何時みても変な映画やと思うふじき★★★

「夢野久作没後80年特集」2本立てのうちの1本(『ユメノ銀河』時間調整つかず残念ながら断念)

五つ星評価で【★★★ああそういえばこんなんやった】
3、4回目。
キチガイ映画やね。よう作ったわこんなん。

松田洋治が血も何も関係ないのに松田優作っぽい。
この松田洋治を桂枝雀と室田日出男が取りあうという
思った以上にBL展開な話だった(そんなんでもないやろ)。

「お兄様」とのたまう三沢恵里が可愛いくて乳首も見せてくれて本当健気でええわあ。
可愛子ちゃんで健気で乳首を見せてくれるのはポイント高い。

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▲ネットで拾った三沢恵里の寝顔。


【銭】
名画座専用回数券+ラスト1本割引で500円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ドグラ・マグラ@ぴあ映画生活

PS 石川賢の『虚空戦記MIROKU』で、
 究極の細菌兵器の名前がドグラだったなあ。
PS2 フィルム上映という事もあり、最近には珍しく映写トラブルで上映中断。
 久しぶりに「ごめんなさい券」を貰ってしまった。

2016年06月15日

『GODZILLA ゴジラ』を神保町シアターで観てやっぱピンとは来ないんだよなふじき★★(ネタバレあり)

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▲ちょっとダイエットした方がいいっすよね。

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

五つ星評価で【★★ちょっと疲労にやられて陥没してしまったが、元からそんなに面白い映画でもないと思う(負け惜しみ)】
ファーストラン以降二回目。

ギャレス・エドワース監督が演出をしてる、いわゆる「ギャレゴジ」。
それってちょっと「ギャルゴジ」っぽいじゃん。
ガングロ、ミニスカ、生足のゴジラにみんなハァハァ(*´Д`)なんて悪趣味な!
でもまあ、脚は「エメゴジ」の方が長いから、そのボリューム的にも
上半身が「ギャレゴジ」、下半身が「エメゴジ」の「ギャルゴジ」
を作成したら中々エロくなるのではないか。CV沢城みゆき辺りでどうだろう?
何が「どうだろう?」だか、よく分からない。

ゴジラが悪相で前科十六犯の連続強姦殺人犯みたいな顔をしているんだけど、その顔が大変申し訳ないんだけど、ジャック・ニコルソンに似てる。あまり、ゴジラの顔が人間っぽいのはよくない。昭和ゴジラのギョロ目とかは、この映画の世界観的にはアウトだろうけど、ゴジラ1984以降の原型師たちが心血注いだ悪役顔だけど人間からは遠いという作りにしてほしかった。

踊るマハラジャじゃないけど、飛んだり跳ねたり愛燦燦のムートー夫婦。
飛ぶのと竹馬っぽいののどっちがオス・メスかもよく分からないのだけど、顔立ちがどっちも同じなので、あの顔には欲情しないから大丈夫。ところで、今、手元に『殿、利息でござる!』のチラシがあるのだけど、ムートーの顔って失礼を承知で言わせてもらうなら
松田龍平に似てると思う。

しかし、二匹の松田龍平とガタイのいいジャック・ニコルソンがくんずほぐれつ(しかも全裸で)息を荒げてハアハア言うような映画を見て楽しめるなんて、みなさん通ですな(ひどい事言うなよ、俺)。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

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GODZILLA ゴジラ(1回目)@死屍累々映画日記
GODZILLA ゴジラ(1回目書き足し)@死屍累々映画日記

2016年06月14日

『ヒメアノ〜ル』を東宝シネマズ日本橋1で観て、吉田恵輔らしい順当な仕上がりだけど過度には褒めないぞふじき★★★

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▲公式HPからひったくってきた「私の好きな人岡田さんです」の佐津川愛美ちゃん。ジャニーズ・ガードが固くて画像少ないんだよね。

五つ星評価で【★★★吉田恵輔らしくキッチリ商品に仕上げてきてるけど、吉田恵輔ならもっと行けるんじゃないのかと思うと手放しに絶賛は出来ない】
原作未読。
中心は濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシの三人組と対峙する森田剛の四人のドラマなのだが、駒木根隆介、山田真歩も含めて六人1セットで見ると女子が強いと言うか、女子の君臨が明確になる。
この『ヒメアノール』の世界での「あがり」は何かというと、男の子と女の子がラブラブで楽しい結婚生活(SEX付き)を送れるという事だろう。この点に関して、女子二人は目標に対して非常にアクティブだ。そこそこ相手を変えて交尾しているらしい佐津川愛美、相手を信じて相手の障害を乗り越えさせようとする山田真歩、この二人はある意味正常でとても普通。
問題があるのは男子四人で、過去に同一の事件に関わった三人はみな停滞している。
森田剛は目的とする未来が見えない。彼は事件の後、ずっと今を凌ぎ続けているに過ぎない。救いのない彼は救いを得んとして佐津川愛美をストーキングしたのかもしれないが、基本、この物語の世界に聖女はいないのだ(ただこの辺の描き込みは少なくて詳細はよう分からん)。
駒木根隆介は森田剛が障害になって自立が出来ない。彼には彼を守ろうとする連れ合いがいるのだが、その連れ合いは森田剛と駒木根隆介の抱えた秘密の時間を軽視するあまり二人同時に排除されてしまう。
濱田岳は一見お人好しのように見えて、虫も殺さないように見えながら実際に虫も殺せないだろうが、彼が実は一番心ない人間ではないだろうか。彼は人からの命令を自分の意志で拒否できない。事件の前も後も。それは彼の生来のお人好しの面もあれば、気の弱さがそのまま残っているという事もあるだろう。だが、彼が常人ならやはり普通、森田剛に声はかけられないと思う。どこか心が麻痺しているから声をかけられるのだろう。森田剛が彼と自分を指して「俺たちのような屑は人生もう終わってるんだよ」と言ったのはおそらく当たっている。森田剛もクズだが、濱田岳も劣らずかなりのクズだ。そこはお人好しに見える濱田岳だからと言って「あの人いい人なのに」とか思って見てはいけない。「濱田岳=お人好し」という呪縛はそれだけ強いから見ているうちは全然悪い奴とは思えず、やっぱ濱田岳も凄いしキャスティングも偉いなあと思う。
そして、ムロツヨシはこの野郎連中で唯一、強く未来を見たがっているのに、人間としての実力の低さで夢を見る事が出来ない(笑)。おもろい。森田剛、濱田岳、駒木根隆介の三人は未来を見れない起源の事件があるのにムロツヨシにはそれがない。ただただ生え抜きのエリート的な自生のダメ人間なのだ。人間として色々問題を抱えている他の三人より明らかに魅力がないし、長生きしているだけでスキルの高い生活を望めそうな空気がない。あの奇声とか子供の反抗期みたいな髪型とか最高だ。その希望のない彼が何よりも普通に人間らしい部分を持ってたりする点がこの映画の希望になってるところがおかしくて魅力的だ。うん、ムロツヨシはいつも通り見ていてイヤないつものムロツヨシなのに、他のどの映画のムロツヨシより良かった(直近では『変態仮面』のムロツヨシは悪い意味で最低)。

森田剛は普通にいい演技。森田剛の顔と今回の役柄がジャストフィットした結果。途方もなく上手いとは思わないが、いい空気を持っている(根拠のない上から目線)。腹を刺す時はズブズブだが、背中を指す時はちょっと硬そうな感じが良かった(本当かよ!)。

出演本数の多さと何でもかんでも引き受ける敷居の低さから(そう思える)変な映画にも出てしまうのだけど、佐津川愛美は相変わらず達者。貧者の核兵器であるBC兵器のようにもう本当、貧者の大女優で、映画をどっしり支えている。佐津川、森田、ムロ、濱田が炬燵の四本足のような安定さで映画を支えている。演出手腕もあるのだろうけど下手な俳優がいない。大竹まこととか映画で見るとチョイ役でも映画の空気と合わないイメージなのだが、今回は見事に溶け込んでいた。

ヒメアノールは食餌になるようなエサのトカゲらしいのだけど、森田剛に殺される全ての人間が「ヒメアノール」としてしまっては映画のタイトルとしてつまらないので、実は肉食女子の佐津川愛美に食べられながらも、森田剛にも二重に食べられる濱田岳がキング・オブ・ヒメアノールって解釈でいいかもしれない。「器が小さい」人間の方が「器が大きい」人間より断然エサっぽいし。


【銭】
トーホーシネマズの会員ポイント6ポイントを使って無料鑑賞。

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ヒメアノ〜ル@ぴあ映画生活
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ヒメアノ〜ル@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ヒメアノ〜ル@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ヒメアノ〜ル@ノルウェー暮らし・イン・原宿

2016年06月13日

『キングコング対ゴジラ』を神保町シアターで観て、いつも通りふじき★★ @tomoyaharada

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

五つ星評価で【★★個人的にはそんなでもない】
劇場ではおそらく三回目くらい。
オープニングが土人ソングで盛り上がる。これが一番好きな土人ソング。
見るといつも思うのが、「逆襲」のコングもひどいが、
「キンゴジ」のコングのデザインもひどい。
鼻は大きく高橋悦史っぽい。怪獣というよりスーパーとかの着ぐるみっぽい。
デザインが決まってから立体模型を2、3回床に叩きつけたみたい。
猿にうるさいリック・ベイカーが見たら泣くね。

脚本ではゴジラとキングコングが野性の本能で自然に対決対峙する、みたいに描かれているが、自然界では強い者同士はよっぽどエサがない場合を除けば避け合うだろうから言い分がおかしい。どちらも狂った生態系の狂った個体同士であるなら問題ないのだろうけど。

鑑賞前に「キンゴジなう」とツイッターに呟いたらトモヤさんから
「チンポジは大事だもんね」と返ってきた。違う、話題が違うぞ。
それじゃ「チングコング対ポジラ」だ。もしくは「チンポコング対ジラース」だ。
みたいなくだらないツイートばっかりしてて、すいません。


【銭】
神保町シアター 特集企画割引800円(5回鑑賞毎に次回割引)。

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キングコング対ゴジラ@ぴあ映画生活

2016年06月12日

『アイヒマン・ショー』をHTC有楽町2で観て、アイヒマン萌え萌えふじき★★★★

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▲きゃーアイヒマン様よおおおおおおおおおおぅ。

五つ星評価で【★★★★勝利のドラマのように見せかけて、実は敗北しているみたいな皮肉な映画が好き。そしてアイヒマンが出てるだけでワクワクが止まらない】
このアドルフ・アイヒマンという実に有能な小役人がキャラとして大好きなのである。ユダヤ人の強制収容所への移送を計画した男。結果として彼が辣腕を振るわなければ強制収容所での死者はもっと減っていたに違いない。だが、だからと言って彼が無慈悲に笑いながらユダヤ人を虐殺した訳ではない。ただ、彼は処世の為、自分の能力を使役した。後世、それは「悪魔の所業とされ、それを行わない選択をしなかった」として、彼は裁かれる。でも、「それを行わない選択」はきっと出来なかっただろう。日本でもそうだ。「それを行わない選択」を選んだものは憲兵による拷問の末、死や転向を賜ったりした。時代に抗う事は難しいのである。なので、私もきっとアイヒマン側を選ぶ。だから、アイヒマンが好きなのだ。彼は悪漢ではない。ただの小役人だ。その彼を悪漢に仕立てたのがメディアである。今回はそのメディアの一つ、TV製作者を描いたもの。

アイヒマンを悪漢としたメディアは何より新聞だろう。
ナチスの極悪人将校捕まるとの第一報は新聞から出された筈だ。
その時点でもう既に「大悪人」と決まっていた筈だ。

映画内のフルヴィッツ監督は強制収容所でのナチの悪行を証言するユダヤ人の姿を見て、表情一つ変えないアイヒマンに驚愕する。人間であるなら涙の一つも流すだろう、というのが彼の論理だ。これは間違えていると思う。ユダヤ人の痛々しい証言はこのアイヒマン裁判のプロパガンダとして必要な部位であると思うが、必ずしも裁判その物にとっては必要ではない。それらの虐待は間接的にアイヒマンによってもたらされたが、アイヒマンが恣意的に行なった罪ではないからである。自分の裁判案件と関係ない茶番を長々と見せられるアイヒマン、心が痛むより先に「そんな情動に訴えてまで自分を不利に持ち込みたいのだろう」と警戒する方が自然だろう。

だが、この証言部分が強制収容所で行われた様々な蛮行のプロパガンダとして機能し、世界は初めてそこでどのような野蛮な行為が行われたかを知る事になる。メディア戦略としてTV放映は成功だったと思う。この放映により「ユダヤ人は世界でもっとも迫害された民族第一位」を手に入れたのだ。自分達がイスラエルを建国し、先住のパレスチナ人を迫害する立場に立っているにもかかわらず。

ここにとても強い皮肉がある。

アイヒマンは「大悪人ではなく命令を聞いただけの歯車の一つ」という意見も出るが、TV製作者側は気持ちとしてそれを認められない。彼等は被害者の近くに位置しすぎているからだ。逆に彼等が加害者の近くに位置していたら、この裁判の矛盾を突いたのではないかと思う。第三者の目から見ると、所詮、感情による裁判であり、死刑は感情による処刑にしか見えない。そしてTVクルーはこの放映に参加した事により、二つのシステムの歯車として機能したのではないかと思っている。
一つ目は、プロパガンダにより、ユダヤ人やイスラエル建国を正当化するシステム。直接、手を出している訳ではないが、パレスチナ人への迫害を目立たなく矮小化させてしまった。
二つ目は、「ナチは凶悪でいかなる理由があっても、処罰すべき」という信仰の元、アイヒマンを抹殺するシステムに加担した事である。これは被害者がただ一人だから目立たないが前文の「ナチ」を「ユダヤ人」に置き換えると、そのヤバさが分かってくる。ただ、この映画の中では「アイヒマンの有罪」は正義として揺るぎがないような描かれ方をしているから、あまりヤバさとしては伝わってこないが。


【銭】
テアトルの会員サービスを使って1300円で鑑賞。

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アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち@ぴあ映画生活
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アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち@ここなつ映画レビュー
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ハンナ・アーレント@死屍累々映画日記
スペシャリスト@死屍累々映画日記

2016年06月11日

『ディーパンの闘い』『サウルの息子』をギンレイホールで観て、世に戦いの種は尽きまじふじき★★★,★★★

なんか重いの二本立て。

◆『ディーパンの闘い』
五つ星評価で【★★★しまった。パンティーの戦いじゃないのか】
これから言う事を若い人は分からないかもしれないし、分かったからと言っても共感しえないだろう。かく言うこれからそれを言おうとしている私自身が本当にそれはどうかなと思っている節すらあるのだ。

主人公ディーパンは丹古母鬼馬二さんのようだった。
一見ならず者のようだが、別に普通の人だ。
年相応に落ち着いて昔のように蛮勇を振るう事もない。

だが、争いの方が彼を追いかけてくる。
何となく丹古母鬼馬二さんで間違えてない。
妻はイライラさせ役の上手い大竹しのぶ(すげえ姉さんになってまう)、
子供は芦田愛菜あたりで日本版をリメイクするけ。


◆『サウルの息子』
五つ星評価で【★★★サウナの息子ではないのだが、手元にしか焦点の合わない映像はまるでサウナにいるような息苦しさを感じる】
ナチスのユダヤ人迫害の物凄さは大量虐殺を工場労働ペースで行なった事だ。まるで納期に追われるが如く一分一秒を惜しんで殺されていくユダヤ人をこれほどシステマティックに捉えた映画は今までになかった。このペースが現実に即したものか、メンタルな心象風景であるかは当事者しか分からないし、映画だからそのどちらでもいいと思っている。この狂った状況で正しい事を貫こうとする主人公の狂気が際立つ。
主人公サウルは矛盾している。息子の死に直面し、息子をユダヤの教義に合う正しい埋葬を行おうと収容所内を西走東本する。正しい埋葬を行わないと最後の審判で復活の対象とならないのだ。だが、彼の非常識な行為は彼の周囲の人間の生命を脅かすし、彼が日常行っているナチスの大量虐殺の幇助は最後の審判で復活の対象とならない人間を大量に作成している事に他ならない。
映画は殊更にサウルに肩入れするでもなく、ダメ出しするでもなく、ただ近くにいる。映画は徹頭徹尾「傍観者」だ。それはおそらく観客がその場にいたとしても「傍観者」たりえてしまうだろうという無力感の現れのようでさえある。

PS 「の息子」と言えば、名画座にて『ゴジラの息子』を見たけど、
 流石に『サウルの息子』とは全然違う映画だった。そらそうか。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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ディーパンの闘い@ぴあ映画生活
サウルの息子@ぴあ映画生活
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ディーパンの闘い@映画的・絵画的・音楽的

2016年06月10日

『怪獣大戦争』を神保町シアターで観て、X星人ゲラゲラふじき★★★★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から1プログラム。

五つ星評価で【★★★★X星人が好きだ】
何回か見てるが、劇場ではおそらく二回目。
キングギドラ再登場。
前作『三大怪獣地球三大の決戦』でゴジラ、モスラ、ラドンの三体でキングギドラを倒したのに、今回はモスラ抜きで均衡が保ててる。モスラ連れ回すと小美人とか扱いが面倒だからというメタな話なんだろうなあ。その甲斐もあってか、ラスト野性に戻ったゴジラ・ラドンとキングギドラは2:1でどうにか撃退。毎回ボコられて逃げ帰るキングギドラって哀しいよなあ。デザインがいいだけに、凄い刺繍の学ラン着こんだ番長が全部身ぐるみ剥されて下着で逃げ帰るような悲しさだ。

文明の力で怪獣を操作できるとしたのは、この映画が「やらかしてしまった」大いなる失敗。以後、怪獣が操られるエピソードは普通になり、怪獣の怖さは軽減した。

しかしまあ、この映画の見所はX星人だ。
あのデザイン、男尊女卑、高いプライドに、打ち砕かれた時の悲惨美とも言える叫び声。もう大層好きでたまらない。キラアク星人もそこそこ変でいいんだけど、奴らは「やられたあ」みたいなぶざまな負けっぷりがないのが残念。強がってた童貞さんがプロのお姉さんの手練手管で「ひいいいいいいい」みたいに叫んでる可愛らしさがある。
X星人女の水野久美さんはいいアイコン貰ったと思う。
痴漢警報ベルの音を少しずつあげて水野久美さんにつらそうな顔をしてもらいたい。

ただキャラ的には発明家の恋人役の沢井桂子嬢のストンと抜けたような可愛い感じが好き。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

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怪獣大戦争@ぴあ映画生活

2016年06月09日

凄くくだらない事を書く

『ゴジラの息子』って『ゴジラの海綿体』みたいなタイトルか? いやいや、そら違うよな。確かに『ゴジラのチンコ』って題名じゃ、主要な子供のお客は呼べないだろうけど、代わりに新宿二丁目辺りでは大ヒットするぞ。新宿三丁目には映画館あるけど新宿二丁目にはないか。ミニラがゴジラの息子の象徴だとしたらカマキラスは何だ。あのカマでミニラをしごきたがる。童貞キラーか何かか? カマ持った女って言ったら『バトル・ロワイアル』の柴咲コウでそんなのが巨大サイズで二体も三体も出てきたら興奮するけどそれは完全な後付けだ。柴咲コウじゃないけどスタイルのいいカマキラスと比べて、ボリューミーなクモンガ。どことなく団地妻っぽいぞ。いや、きっと脱いだら凄いんだよ。手足がいっぱいあるからテクニシャンな気がするし。何の話だよ、おい。ナニの話だよ(バリバリ親父ギャグだ)。

身長が20メートルくらいある柴咲コウ(できれば半裸を希望)の映画とか見たいな。誰か作ってくれないかなあ。

この後、ミニラが活躍するのは『オール怪獣大進撃』で、敵怪獣はガバラ。えっ、ガバガバ姉さんかよ。いやいや、ガバラはいじめっ子とシンクロしてるので男なのだ。えっ、BLかよ! ミニラの顔を福山辺りに差し替えたらまだまだ新宿二丁目での大ヒットも見込めるんじゃないだろうか(だから二丁目に映画館ないんだってば〜)


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ゴジラの息子@死屍累々映画日記

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『三大怪獣地球最大の決戦』『モスラ対ゴジラ』『怪獣島の決戦ゴジラの息子』を神保町シアターで観て、玉石混交ふじき★★★★,★★,★

特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から各1プログラム。

◆『三大怪獣地球最大の決戦』
五つ星評価で【★★★★キングギドラ初登場】
キングギドラと金星人が出てくる奴。
これが妙に好き。
映画館で見るのは初めてかもしれない。
話はゆるかったり、しょーもなかったりなのだけど
どこを摘まんでも摘まんだ部位が娯楽で溢れてる感じ。
初登場のキングギドラが素晴らしい。
遠景の今までにない変な体型。近景でのうねる首の操演の素晴らしい事。
金色というのもメタリックで、余りにも生物概念から離れてるので
実は子供の頃はそんなに好きじゃなかった。でも爺さんになるとええわあ。
ジル・マスタートン(※)かよ、お前!
※ 『ゴールド・フィンガー』で真っ金金に塗られた女優
怪光線も素晴らしい。
怪光線破壊での都市の壊れ方がこの映画は本当に良く出来ている。
(もちろんこの映画の都市破壊の素晴らしさはキングギドラに限らないのだけど)
キングギドラもこの後、絞られるように何作も使われ、
あげくの果てはタイムスリップしたり、
正義の味方になるなんてこの頃は夢にも思わなかったろう。
初登場のこの映画で、目隠しで蛸殴りにされたから泣いて帰るって情けないな。

モスラ(幼虫)顔が黒くて、安田大サーカスのHIROみたい。
操演なのか、メカトロニクスなのかは分からないけど、
モスラの動きは滑らかじゃなくってようない。

そして金星人。インパクトがありすぎる。
『ローマの休日』に金星人を被せた上、『バビル二世』みたいな設定ってメチャクチャだ。でも、勿論好き。美人好き。変な美人大好き。
金星人がみんないなくなって5000年ってアバウトな近過去もOK。
天文学的な昔じゃないのに笑った。
キングギドラって、金星を滅ぼしたから金色なんだろうなあ。

「あれが最後の一匹とは思えない」の名セリフを残した山根博士を演じた志村喬が今回は精神科医役。田舎だというのに妙なショック療法機器があって、憲兵の拷問でも手伝ってたのかって感じで、ちょっとマッドっぽい。ゴジラはもちろんあれが最後の一匹でなかった事はみんなの知る所。ゴジラいっぱいいますね、亜流も含めて。

モスラがゴジラやラドンを説得するシーンで、
子供のゴジラ客が「こんな子供が見るような映画をいつまでも見ていてはいかん」とゴジラ映画離れを促進した気がしてならない。この辺りからもう、ターゲットは完全に子供なのだろうなあ。「いやんいやん」みたいなメンタリティーのゴジラはおそらく原爆の放射線を浴びてないと思う。まあ、そういう軟派なゴジラもゴジラの中の一要素なのだけど。

天本英世ちょい役。飛行機が爆発して落ちているけど、何となく天本英世だけは死んでないと思う。デッドプールだったら生きてる方に賭けるよ。

怪獣が四体(ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラ)なのに、
何で『三大怪獣地球最大の決戦』なのかと言うと、
「三大怪獣」は「ゴジラ、モスラ、ラドン」の地球側怪獣を指しているのだ。
つまり、これは「正義怪獣」と置き換えてもいい。ヒーロー側の怪獣の総称なのだ。
んーと、らしいっすよ。

PS 火星を滅ぼした赤いキングギドラ、
 水星を滅ぼした青いキングギドラと三体で
 美少女擬人化したら受けるぞ。


◆『モスラ対ゴジラ』
五つ星評価で【★★まあ何回か見てるけど単品作品のモンタージュみたいな映画なので徐々に飽きてきてしまっている】
成虫モスラが今一単品映画ほど大きくなくて、何か埃っぽいというか煤けてるというか大道具っぽくって、死にかけと言う属性にはあってるのかもしれないけど、可憐さが薄いのが哀しい。
幼虫モスラはこの後の『三大怪獣地球最大の決戦』で使い回すのだろう。顔が黒ずんでHIROっぽい。

◆『怪獣島の決戦ゴジラの息子』
五つ星評価で【★初見。この映画が夢落ちでも全く驚かない】
カマキラスとクモンガの操演技術には舌を巻く。
でも、虫キャラってキャラが立ちにくい。
ミニラみたいなキャラ立ちしかない奴と並べるのは酷である。
この前作もエビラだから美味そうだけどキャラは立ってない。
前作も今作もゴジラの島ロケみたいな映画だから都市破壊シーンがないのが残念。

高島忠夫が博士グループのメイン博士なんだけどそんなに頭が良くなさそう。かと言ってリーダーシップを発揮するタイプでもなさげなので、はっきり言って謎人選である。この映画の科学チームは副キャップの平田昭彦がいるから安心できるみたいなチームなのだろう。
前田美波里がよく分からないけど女ターザンで水着要員みたいな役。路線で言うとマッチョ女なのであまり嬉しくない。正しく美しいものよりも間違ってても可愛いものの方が好みだなあ。

しかしまあ、どうでもいい感じの話だ。
ミニラがそうだからなのだけど、ゴジラもペットっぽいし。
孤島でゴジラって映画はお金かかんないから助かるのかもしれないけどようないよ。
対人という写し方でカマキラスとクモンガが映ったのは良かった。
ああいうのは怪獣の怖さが引き立つ。

伊福部昭から変わった音楽が佐藤勝。か、軽いな〜。


【銭】
『三大怪獣地球最大の決戦』:神保町シアター正規入場料金1200円。
『モスラ対ゴジラ』:神保町シアター正規入場料金1200円。
『怪獣島の決戦ゴジラの息子』:神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
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2016年06月08日

キリン「Mets BLACK」強炭酸コーラ

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▲因縁の相手

Metsは人工甘味料使いよるから後味悪いんだよなあと思ってたら、
自販機専用商品のこいつだけは人工甘味料不使用でカロリー高いまま。
カロリーは高いままで良い。人工甘味料混入の不味い炭酸飲料を飲むのなら。
代用食品だから味は求めないという人もいるかもしれないが、
炭酸飲料なんて「単においしいから飲むドリンク」なのだから、不味い時点で失格だ。

で、この「Mets BLACK」、人工甘味料を使ってない事は評価したい。
でも「強炭酸」が良い方に繋がってない。
味がハードになるかと思ったら気化して泡っぽい感じ。
砂糖はもう少し減らしても良い。甘さが「ハード」仕様の足を引っ張っている。
ベクトルはいいのだが、出来がもうちょっとだった。
このベクトルのまま精進してほしい。

しかし、「Mets」って言ったらやっぱり「東京Mets」、
岩田鉄五郎で「にょほほ−−−−−−−−う」だよな。
岩田鉄五郎出すと美味いイメージが飛ぶな。鳥ガラスープみたいだものな。

2016年06月07日

『オオカミ少女と黒王子』をトーホーシネマズ新宿5で観て、これも廣木なんかふじき★★★

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▲背が伸びないように呪いをかけています。

五つ星評価で【★★★二階堂ふみが「宮崎あおいが今更『銭型愛』みたいな」の再生産】
「二階堂ふみ」という女優は文芸映画(ってのも変な言い方だ)つーかアート系で主役張れる人材なので、それが何を今更、JK映画なのか、と。だって引き合いに出すなら浅野忠信がそのまんま詰襟の学ランで番長映画の主役に踊り出るみたいな違和感だもの。というコンプレックスを二階堂ふみ自身が持っていたのか、まるで宮崎あおいが今更ケータイ刑事なのみたいなキャリアの逆流を実にイキイキと楽しんでいる。とりあえずJKに見れないなんて事がなくてよかった。キュートで可愛い。

題名通り、彼女はヒョンな嘘から山崎賢人(黒王子)の言いなりの立場を強いられるオオカミ少女。主要客層が黒王子目当てだというのに、この黒王子の仕上がりが大して良くなない。コピーで「ドS王子」と言われてる割には、単に我儘な坊やにしか見えないし、第一撮影であまりかっこよく撮ってやろうという意識を感じられない。それは彼の合わせ鏡であるイケメン同盟の鈴木伸之もサッパリかっこよく見えないのも一緒。ナヨナヨくんの吉沢亮も演技に納得は出来るが魅力は薄い。監督の廣木隆一に興味がないからと言うのが透けて見える。まあ、あんまり興味がありすぎて廣木隆一がゲイだったりしても困るだろうけど。

で、男優陣はそんなでもないが、女優陣はなかなか良い。
ゲイじやなさそうだ、廣木隆一。
とても冷静な昔からの旧友に門脇麦。
どS彼の上位S姉に菜々緒。説得力あるいいキャスティングだ。
あと同じグループの代表格に『みんなエスパーだよ』の池田エライザ。

門脇麦が『愛の渦』であんあん言ってて、エライザが『みんなエスパーだよ』でパンチラの限りを尽くしていたので、一つ、二階堂ふみも交えて、そういう方向で映画を牽引して、最後にはガーターベルトを締めた菜々緒に駆逐されてほしいと思ったけど、全然、そんな映画にならなかった。エライザなんて勿体ない感じで出番少ないものなあ。

って事で女子チーム側の頑張り(主に二階堂ふみの頑張り)で、思った以上に面白かった。


【銭】
映画ファン感謝デーで1100円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
オオカミ少女と黒王子@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
オオカミ少女と黒王子@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評