2017年01月04日

『RWBYvolume3』をシネ・リーブル池袋2で観て、やられまくりふじき★★★★(ネタバレあり)

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▲黒い図案が今回の物語を語る。

五つ星評価で【★★★★アメリカ発萌えアニメ第三弾】
アメリカ製の3DCGアニメの続々編。
ちょっと舐めてかかって油断してたら返り討ちにあった。
この「Volume3」で凄く面白いコンテンツに成長している。

レビュー内にネタバレ要素を含みます。

学生同士の天下一武闘会もどきの集団対戦ゲームで始まり、
うーん、こういうの西洋東洋問わずオタクは好きそうだよね、
と安心させておいてその武闘会の背後で練られる陰謀、裏切り、信頼関係の失墜。
Volume1,2で大事に大事に手塩にかけて育ててきたキャラクター達を次から次へと蹂躙する超鬱展開。Volume1,2で未来に向けて成長してきた彼等から未来を奪い取り、絶望の底に叩き落としてVolume3は終わる。

しびれる。

やりおった、やりおった。あんな愛情込めて育てたキャラに
ボロボロの酷い仕打ち。それがとってもイカす。
この追い込みで、グッとキャラが人間になっていく。
ああ、面白かった。もう、次を見ずに済ます事は出来ない。

ヤンが、ヤンが、ヤンが、どうなっちゃうのか。
ヤンなんて一番安心して見ていられるキャラだったのにビックリだ。
お気にのペニーもあんな事になってビックリだ。
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▲ヤンの勇姿をまた見たい。

【銭】
テアトルの会員割引で1300円で鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
RWBY Volume3@ぴあ映画生活
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RWBY Volume3@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
RWBY Volume1@死屍累々映画日記
RWBY Volume2@死屍累々映画日記

2017年01月03日

『ピートと秘密の友達』をトーホーシネマズ新宿8で観て、新しい物は何もないかもしれないけどいい映画★★★★

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▲犬系エリオット(左)

五つ星評価で【★★★★例えば捨て猫を見つけたら保健所に電話かけるよりも隠れてでも育てるような子供になってほしい/そういう気持ちの映画】

とりあえずまず驚いたのは実写だったこと。
アニメだと思い込んでいた。
それほど情報露出が少ないし、宣伝にも力が入っていなかった。
なんか契約的に公開しないとしょうがないから、お義理で公開でもしたかのよう。
でも、とてもいい映画です。

宣伝が下手です。
宣伝コピー(下記)がおかしいです。

彼と友達になるための3つの約束
 名前をつけてあげること
 不思議な力を隠すこと
 絶体に守りぬくこと


宣伝担当者、本当にこの映画見たのだろうか?
一つ目の約束は約束にする事ではないし、
二つ目と三つ目の約束は友達になるための約束ではない。
約束というよりは友達を守るために自然にすることだ。
そして、この約束は規格外の物が最初から社会に受け入れがたい事を知っている大人の目線から考えたコピーだ。だから、この条件はこの映画より、より『E.T.』の方が似あっていると思う。
原題は『Pete's Dragon』
だから邦題も『ピートのドラゴン』
もしくは『ピートとドラゴン』でよかったと思う。
なんか「ドラゴン」を表に出したくない理由でもあるのか?

この映画のドラゴンは犬系。
『ヒックとドラゴン』は猫系だったが、犬系もありえなくはないと納得させられる実にいい出来だった。大昔、『ネバー・エンディング・ストーリー』のファルコンも同じ犬系だったが、今回のエリオットと比べようにならないポンコツ具合だった。恐るべし、技術の進化。つーか、爬虫類系にはせんのかのう。

主役のピートがスザンヌに顔が似てて可愛い。
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▲ピート(左)(右)

彼の対となる女の子もなかなかいい感じで、かーいらしい(欲情とかしないよ)。
爺ちゃん役のロバート・レッドフォードがちゃんと爺ちゃんしてていい。『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』の政治家役も良かったが、もう本当こういう年相応の役がいいのだ。油断してるとまだまだ若いもんには負けないとキスしたりセックスしたりするような役をやりたがるけど、彼自身が思ってるほどそれは爽やかな絵面ではないし、爺さんのセックスなんて悪代官が町娘を手籠めにする場面だけでいいと思うのだ。ちなみに、ロバート・レッドフォードに悪代官は似あわないと思う(レッドフォードにも欲情とかしないよ)。

森の奥で過ごす心の優しい怪物を町から来た者が捕まえて迫害する、という主筋はありがちだし、その後の正しい行いをする者達が皆で怪物を逃がす事も特に新しくない。でもまあ、新しくない物語でも、的確に語られるなら、定石として作り直してもいいっしょ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・26本目(2016年11月25日〜12月24日)Final
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ピートと秘密の友達@ぴあ映画生活

『ビー・バップ・ハイスクール』『はいからさんが通る』『19ナインティーン』を神保町シアターで観て、まあ良い良くない悪いかなふじき★★★,★★,★

特集「伝説のアイドル映画を探せ!」から各1プログラム。

◆『ビー・バップ・ハイスクール』
五つ星評価で【★★★ゆるゆるだけど見所多い】
初見。何作目から見出したかは忘れたが、この一作目は未見だった。
アクション映画の側面、男の子の生き方や友情などの青春映画の側面、
中山美穂を真ん中に据えた恋愛映画の側面、乾いた笑いのコメディー映画の側面、
これらのバランスがまだ固まらずに、テンポ悪くウロウロしてる感じ。
後期映画では恋愛映画はほぼゼロになり、
独特のヤンキー暴力コメディーが全体を覆い、
ラストに決めるべき所(意地とアクション)が集中する。
安定路線に至る前の過渡期の映画だが、仲村トオルと清水宏次朗が映画をちゃんと牽引してて、これを凡作と切って捨ててしまうのは惜しい。でも凡作の空気は濃厚。
女の子は優等生の中山美穂よりスベタな宮崎萬純の方が格段にいい。
一作目のラスボス小沢仁志は二作目以降、キャラ変わってる気がするが同一人物なのか別人なのか、よく分からない。
バックドロップが決まって「勝ったぞお」って言ったもんがちで終わったっぽいなあ。


◆『はいからさんが通る』
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▲見よ、このかーいさ。
五つ星評価で【★★ゆるゆるのコスプレドラマ】
公開当時以来の二回目。
これは原作マンガのファンだった。大ロマンスマンガに無造作に飛び込んでくるギャグがステキ。で、TVアニメにもなり、少女マンガをセルアニメに変換するのは難しいのだけどギャグ濃度をあげて頑張っていた印象。こおろぎ73が歌うOP,EDがともかく爽やか。この曲が映画では使われてないのがとても残念だった。
ナンノは主人公・紅緒のイメージにとってもあった女優なのだけど、いやまあ、ともかく大根で、免許皆伝の腕前近くなのに、振り回す剣に振り回されてるしだったりで、原作やアニメの主人公再現を考えて見てはいけない。ナンノ自身の若さや初々しさをただただ確認するのが良い。まあ、アイドルだったから忙しかったんだろうなあ。演技がどうとか言っちゃいけない。
そして阿部寛の伊集院少尉も素晴らしく棒読み。しょうがない。これがデビュー作だもの。阿部ちゃんは少女マンガっぽくないな。しかし、今はくたびれて出れば必ずどこかに欠陥を抱えているという阿部寛、デビュー作ではキラキラである。
紆余曲折の果てに大恋愛に落ちる二人が、とてもそんな風には見えないので、感情移入が出来ず、筋を追うだけの話になってしまった。

御前役の丹波哲郎は外見も似てるし、演技も悪くない。
丹波哲郎史上、周囲の人間が誰一人として彼より演技の上手い人間がいなそう、という意味でちょっと珍しい映画。


◆『19ナインティーン』
五つ星評価で【★昔見た時は何でこれを傑作と思い込んでたのか謎】
公開当時以来の二回目。
初見時は何でコレ面白いと思ったのが謎なくらいテンポが悪い。
少年隊の衣装がかっこいいのと、小沢なつきの変なストッキングに目が惹かれたのと、
タイムワープをワームホール使ってやるって言う不便さがよかったのだろうか。
ヒガシの彼女役の外人さんカタコトで、そんなに魅力ないなあというのは初見時にも思った。お宝的にはヒガシとニッキの乳首が拝める事だろう。
片山鶴太郎が役者ではなく、単なるギャグメーカーとしてぶざまな演技してるのが好感持てる。ちゅうかなぱいぱいの小沢なつきがAV女優になるとは思わなかったなあ。監督が『ゴジラ vs スペース・ゴジラ』の人だから、まあ、つまらないよなあ。


【銭】
『ビー・バップ・ハイスクール』:神保町シアター正規入場料金1200円。
『はいからさんが通る』:神保町シアター正規入場料金1200円。
『19ナインティーン』:神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ビー・バップ・ハイスクール@ぴあ映画生活
はいからさんが通る〈1987年〉@ぴあ映画生活
19ナインティーン@ぴあ映画生活

2017年01月02日

『バイオハザード ザ・ファイナル』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、終わって安心でもアクションあかんねんなふじき★★

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▲傷だらけのローラ

五つ星評価で【★★一応、十分ファイナルの要素を満たしてると思う。ただアクションは最低】

多分、直前作の「后廚聾れてない。
「機銑検廚發匹譴見てて、どれが見てないのかよう分からない。
どうやら、「機廖岫検廚漏亮造妨てるのだけど、
「供廖岫掘廚藁省か、どっちか一つという状態だ。
ただ、確実に「后廚聾てないのだが、実際のところ鑑賞に支障はなかった。
まあ、どれがどれなんだか分からんよう、見分けつかんの作る方が悪いよ。

とりあえず見に行ったのは東宝フリーパスで只で観れるという事と、
ローラの演技が見たかったからだ。
「字幕版」で見たが、ごくごく普通だった。
「んふ」とかも言わないしね(そらまあ言わんだろうけど)。
「吹替版」もおそらく驚くようなタメ口演技はやらんでしょ。
まあ、そんな演技がどうのと言うほどガッツリ長い出演でもないよね。

SWと同じく、ちゃんと終われて良かったね、と言ってあげたい。
終わったと思ったらまた、始まっちゃったり、
とりあえず最初から建て直したりがあるとしても、それは又、別の話だ。

そうだ。おめでとうはおめでとうとして、アクションは最低。
適切な位置で撮影してないから(寄りすぎてる)何やってるのか全く分からない。
二人がダンゴになってバタバタ格闘して、どっちかが倒れるの見て
勝者を確認する、そういう風にしか分からない無残なアクションが延々と続く。

たーけ!


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・25本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
バイオハザード:ザ・ファイナル@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
バイオハザード:ザ・ファイナル@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
バイオハザード:ザ・ファイナル@ペパーミントの魔術師
バイオハザード:ザ・ファイナル@だらだら無気力ブログ
バイオハザード:ザ・ファイナル@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
▼関連記事。
バイオハザード検死屍累々映画日記

PS どんな映画かよく分からないけど、『ぱいおつ・ハザード』
 って映画が作られたら絶対見に行く。
PS2 ローラのフィルモグラフィーがこれと、
 『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年 』しかないのは
 ホッコリしてていいと思う。

あけおめことよろ2017 @excalibur2140 @ichi7117008222

あけおめことよろ

意味:明け方の青梅のように孤島にある養老乃瀧もうら寂しいものだなあ。
 そんな寂しい1年の年初を今年もまた迎えてしまった。

ツイッターでの反応1:百人一首の注釈みたいな解説はいらない…。
 (from @excalibur2140)

その返し:金に糸目をつけず身体に百人一首の札を貼って
 上白石萌音ちゃんに優しくはたかれたい
 (広瀬すずの野獣のような攻撃には耐えられない)

ツイッターでの反応2:明け方お面かぶって琴をかき鳴らして
 ふじきさんを呼んでいるような気持ちです
 (from @ichi7117008222)

その返し:琴って言うと
 本陣殺人事件とか犬神家の助智殺しの凶器とかしか思い浮かばん

総括:琴糸でくびり殺されるのはイヤだけど、上白石萌音ちゃんとは
 嘘でもイャイチャしたいわあ。
 『君の名は。』の萌音ちゃんと入れ変わってバストまさぐりたいわあ。
 一年の計は元旦にあり。今年もきっとそんな年です。


2016年12月31日

『土竜の唄 香港狂想騒曲』をトーホーシネマズ新宿7で観て、前作よりおもろいと思うわふじき★★★★

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▲ジャニーズの主人公を除く共演者の皆さん。

五つ星評価で【★★★★何よりコーディネーターの実力が凄いんちゃうかな】

衣装がキンキラで凄い。
ヤクザが二束三文でドコスコ画面に投入されて
画面がビッシリヤクザで埋まってる感じがこんな言い方変だが心地よい。
そして、女優陣がヤングマガジン・テイストに無駄に汚く色っぽいのがいい。
そう、あの中坊の性欲を嘘でも満たせてあげたいみたいな
悪い兄貴の親心みたいな感じはヤングマガジン・テイストだ。
ヤングジャンプのスマートな美乳とかより、汚くても体温のあるムチっとして
どこかじんわり湿っているような感じ。

前作に関してははっきり言ってもう覚えていない。
99の岡村が出てて鬱陶しかったのだけ覚えてる。
あれが関西ヤクザだから、導入部のフォークダンスまでが前作との引継ぎになるのだろう。で、今回は「対香港」と言いつつ、国際感覚はゼロ。まあ、それで別に全然かまわない。敵がいきなりゴキブリ人間に変わっても三池演出の前では大きな問題なしでOKになってしまうだろうし。

生田斗真はようやってる。
あのテンションと一人芝居。
彼が照れたらこの映画は瓦解する。
そういう意味では立派な座長芝居である。
つか、生田斗真のハイテンションが前作とキッチリ映画を繋いでいる。
彼があのハイテンションで演技を変えずに出る限りは他のどの要素が変わっても
シリーズとして持続可能だろう。

ヤクザ役はみなまあまあまあまあ。想定内の演技だけど、それでいい。
気持ち良さそうに兄貴分を演じる堤真一がいい。
いや、どちらかと言うといいのは服の方だ。
『海賊と呼ばれた男』でもキーパーソンな人物を演じていたが、
どっちかというとこっちの方が自由でよい(いやまあ本当にいつも通りなんだけど)。

そして中坊の心をドキドキさせる三人の女優。
本田翼の予告でも見せたあの思い切りのいい啖呵。
でも、処女というギャップ。
その処女をエロく蹂躙するという、ありがとうございますなエロ展開。
古田新太になって「ぐいっ」とモモンガ突っ込みたかったよ。
ルパン三世のくすぐり機械みたいに若者のトラウマになりそうないいシーンだった。
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▲罵倒されながらセックスしたいなあ(徐々に罵倒できなくなる展開とか超エロい)。

菜々緒って言うのは第一にビジュアルの人なのだけど、
そのビジュアルを元にしたアクションの切り取りが惚れ惚れするほど良かった。
菜々緒の底なしの無表情って凄く「映画」っぽいと思う。
あ、途中でやめたけど予告の締めだった「ずっぼんバキューム」はあんなん使わんでもええやろ。

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▲中学生はこれで今晩お世話になりなさいという衣装が最高。

そして仲里依紗の性格とパンツ。
仲里依紗は菜々緒と違ってパンツ以外は性格しかないような役だ。
何が勿体ないって、本編見るとそうでもないのだけど、
予告編だけだと仲里依紗が和田アキ子にそっくりなのだ。
それじゃ本田翼に「婆あじゃねえ所だよ」と言われてもしょうがない。
日本中の大半がそうだと思うのだけど、和田アキ子では欲情しないぜ!

そんな3人に比べたら新規参入の瑛太は面白味のない役だった。
いや、別に瑛太に脱ぎは期待してないけど。

同じく新規参入の古田新太はなかなか面白味のある役なのだけど、
上層部からトカゲの尻尾切りされる理由はモモンガ側に持たせなあかんでしょ。

そういや、虎が出てくるんだから、豹柄の上地雄輔とは対面させるべきじゃないか?
上地雄輔が豹柄なんだから、菜々緒には女豹のポーズを取らせるべきだろう。
もしこの先シリーズが続くなら、香港マフィアが崩壊しても菜々緒は無事そうなので
再出演を果たせそう。それってバリバリ峰不二子っぽいよなあ。

こんなんおもろいって言うと「俺は下品でパイオツもツオケーも大好きです」とちんちん振り回しながら宣言してるようなもんだから恥ずかしいんだけど、退屈せずに最後までおもろかったよ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・24本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
土竜の唄 香港狂騒曲@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
土竜の唄 香港狂騒曲@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
▼関連記事。
土竜の唄 潜入捜査官REIJI(一作目)@死屍累々映画日記

PS エンティングの関ジャニの歌もバーターだろうけど、これは合ってると思う。

2016年12月30日

『ポッピンQ』をトーホーシネマズ日本橋2で観て、その世界観にハラホロヒレハレふじき★★

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▲一番左が合気道ちゃん、一番右がダッシュちゃん。

五つ星評価で【★★スタッフ陣が自分達の持っている「売り」をツギハギして作ったら妙なアニメになってしまったという気がする】

変なアニメだった。
呑み込みづらい。
もういい加減年寄りだからか、こういう若者のアニメはよう分からんのかもしらん。

それぞれ青春的な悩みのあるJC5人が異世界に飛ばされる。
異世界ではキグルミと称する異形に蹂躙され、
彼女たち異世界から来た勇者がダンスを奉納する事で世界も救われ、
彼女たちも元に戻れるのだという。
だが、彼女たちのうちの一人が元の世界になど戻りたくないという。揺れる皆の心。

みたいな具合の話なのだが、どうも5人がダンスを踊る事で世界は救われる、
というアウトラインがさっぱり納得できるように伝わってこない。
古来、神々へのダンスの奉納は珍しい物ではないと思うが、
それをJCの創作ダンスレベルにされてしまうと、奉納の連想が絶ち切られてしまう。
何か「プリキュア生産ライン」でダンスを美しく見せる技術が確立してるから使っちゃおうぜ、という風にしか見えない。
あと御褒美のキャリアアップも技術が目に見える効果としては面白いけど、
頑張れば必ず報われるみたいなのはちょっと白々しい。
この御褒美キャリアアップは東映特撮の戦隊シリーズとかで最近頻繁に使われるが、
どうもそれは新戦力を売って金儲けの常套手段である事だし、
ドラマツルギーの中ではそんなに必要度を感じないのだ。
今回はこの御褒美キャリアアップがないと話が停滞するから「必要」な訳だが、
ご都合主義に見えて「必要」である事が納得できない。話の練りが足りないと思う。

この異世界を脅かす敵も、敵が何を求めていて、
求めたものを得る事によって何が出来るのかがさっぱり分からない。
敵の真意は次回持ち越しなのかもしれないが、独立した映画であるなら
嘘でも納得できる理由を付けておくべきだろう(見逃したか?俺)。

キャラの中で優等生とダンサーが被って分かりづらい。
チラシとか見ると別人なのだが、映画では混乱させられる。
それは優等生の長い黒髪とダンサーの紫のショート・ボブの見分けが
ダンサーがフード被ってしまう事で無効化してしまう為だ。
キャラの脚の見せ方も優等生=超ニーソ、ダンサー=タイツで似てるのも紛らわしい。
この二人が混同を誘う事以外は、
それぞれが大なり小なり傷ついてる設定は身につまされる。

合気道ちゃんとダッシュちゃんは分かりやすくて好きよ。

ダンスシーンは東映アニメお得意のプリキュア・モーション・キャプチャーで、
とても美麗な出来上がりなのだが、あのシステムは個々の出来の悪さや汗、努力
などを隠蔽してしまう。
なので、最初にばっちりポンコツを明示しなければいけない今回の使い方には合わない。
いや、出来上がり品として、あのダンスが使われるならいいのだが、最初から最後までダンスは全てモーション・キャプチャー使用でやってしまうと、全くメリハリが付かない。
それは得策ではないと思うのだ。

だいたい、彼女達が不思議な世界に取り込まれるという設定は必要なのか?
謎の組織によって遠洋マグロ漁船に拉致されて、
みんなで一致団結して漁獲量を増やさなければ帰れないという話でいいのではないか?
(もちろん極論だが、リアルな話でご都合展開を封じる方が彼女たちのメンタリティーの回復が、より浮かび上がってくると思う)

不平不満愚痴を旧「遅く起きた朝に」にぶつけるようにぶちまけたが、えーと、まあ、はっきり言ってエンドロール後のあの一騒動にはやられた。全然、感心はしないが、あの最後の部分だけの方がその前の部分より面白い感じだ。それはそれであかんやん。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・23本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ポッピンQ@ぴあ映画生活

PS ただ、気にかかっててもう一回見てみたい感はある(魔力かよ)。

2016年12月29日

『世界の果てまでヒャッハー!』をシネマート新宿2で観て、ゲラゲラふじき★★★★

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▲天駆ける、気のいいバカ。

五つ星評価で【★★★★ああん、もう】

こういう人生の役に立たないくだらないの大好き


【銭】
新聞屋系の平日鑑賞券をもろうたのでロハ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
世界の果てまでヒャッハー!@ぴあ映画生活

PS 林家ペー、パー子の「ヒャッハー」って予告も好き。
PS2 高高度からの玉とチンチン、
 別にノーカット・ノンモザイクで見せてくんなくてもいいんだけど。
 いや、モザイク入ったら、入ったで不愉快だけど。
 (あんなんで興奮しないよ!)
PS3 主人公を含む男4人のIQがこれでもかというくらい低そうで、
 邦画だったら、あんなに弾けたバカは出せねえよなあ。
 バカの代名詞的な『ビー・バップ・ハイスクール』のキャラ達だって、
 あんなに単純にバカみたいではない。

2016年12月28日

『築地ワンダーランド』を新宿シネマート2で観て、いなせやねふじき★★★★

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▲尾の切断面にちんこを突っ込んで「このマグロ女め、えいっえいっ」って動画をツイッターに流せば確実に炎上するだろう。

五つ星評価で【★★★★人が気持ちいい。まあ、逆に気持ち悪い奴がいたら編集でカットされるだろうけど】
見た直後のツイッターでの覚書。

出てる野郎共がいい意味でアジア人っぽい。そういうの求めてるのかもしれない。中卸しと鮨屋の凌ぎ合いもいいけど逆に回転寿司チェーンの安い魚の取り扱いみたいなのも見たかったな。

市場のシステム「仲卸と呼ばれる魚の目利きが自分達の客に合う魚を市場に出される魚に仮押さえ札などを付けて同業者を牽制しながら、オークションで競り落としていく」が分かった。相変わらず、知らない事を知るのは面白い物だ。
この仲卸を初めとする市場に渦巻く人間が嘘を付きながらも(競りは嘘)正直そうで良い。質の良いものを安く買って高く売りたい。だが、高く売る事にのみ頓着はせず、できれば質の分かる筋の良い顧客に良い物を卸したい。「情」だけでやれる商売ではないだろうが、知識欲が行きついた商売なのに「情」が皆無でない所が面白い。で、そんな奴らはみんなアジア人っぽい。頑固オヤジと言うか、細かい事はいいけれど筋が通ってない事だけは許せない。そういうメンタリティーはもう「日本人っぽい」ではなくなってしまった。まだ、アジアには残ってると思う。

マグロを取り扱うのに手斧を使ってサクサク傷を作っていくのが面白い。
全国の連続殺人鬼の皆さん、「樹を隠すなら森の中」ですよ。

給食への取組とか面白い。
逆に言えば、給食で出されて、
魚を食べる子を増やさん事には魚を食う文化もジリヒンなのか。


【銭】
新聞屋系の平日鑑賞券をもろうたのでロハ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)@ぴあ映画生活

PS みんなギラギラするほどプロフェッショナルの匂いがぷんぷん漂ってくる。
 一人くらい刺身包丁もって『ローグ・ワン』出ても分からんだろ。

2016年12月27日

『好きになるその瞬間を 告白実行委員会』をトーホーシネマズ日本橋2で観て、前作より挽回だふじき★★★

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▲きゅんきゅんしやがってよお、ほんまもう。

五つ星評価で【★★★アニメートは雑だが、背景に流れる音色のクリアなこと】

『ずっと前から好きでした 告白実行委員会』の続編というよりは同時進行の併発イベントの裏面作品。

前作が、野郎視点は考慮されていずに(まあ、そらそうだろう/主要顧客じゃないのだから)、恋に悩み抜いた挙句、自分の近くの人を存外大切にしない主人公に私は引いてしまった。別に今回は野郎目線を反映させたという訳ではないが、前回の「人の道として、それはどうか」というような主人公の行動はなく、どちらかと言うと「通常の(よくありがちな)一途な心情」を繊細に一つ一つ順を追って描いたものになったので、抵抗もなかったし、分かりやすかった。不必要にキャラの数を増やさなかったのも前回以上に優れている点の一つ。
今回の方がありきたりの片想いだったり、ありきたりの失恋だったり、ありきたりの再起に向けての希望だったりだ。別に奇をてらう必要はない。売りである「繊細なBGM歌唱」はどちらかと言うとベタな話の方がすっと頭に入ってくる。

前回は告白に対する勇気が空回りする主人公だったが、
今回は告白に対する勇気が「ずっと、そこに待て」状態で、
ただただ進展しないそんな男女を描く。

絡まる楽曲。言葉が足りない幼馴染の粗暴だけど思いやりのある彼。
彼かなかなかいい奴だった。まあ、中坊の男らしくバカなんだけど。
無闇矢鱈な赤面フェイスも封印し、ここぞで使われるようになってきた。
えい、それって当り前だから、褒める事自体変か。

ちなみにアニメートは最初に書いた通り、今一なんである。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・22本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜@ぴあ映画生活
▼関連記事
ずっと前から好きでした。 告白実行委員会@死屍累々映画日記

PS 瞳の描き方がムチャクチャ綺麗。

2016年12月26日

『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』をトーホーシネマズ新宿8で観直して、まーどーでもいー映画だがやふじき★★

五つ星評価で【★★斉藤工と山崎賢人は悪い訳ではない】

斉藤工と山崎賢人の実写場面を見た覚えが全くなかった。
そこを一番の見所と推す人がいたので、
トーホーシネマズのフリーパス期間であるのでわざわざ見直しに行った。
いいな、いいな、只だとこういう無駄使いが出来て。
どっちかって言うと時間の方が勿体ない。

で、斉藤工と山崎賢人はまずまず。
JKやJCじゃないんだから、あれだけでキャーキャーは言わないっすよ。
まあ、でもちょっと文句が言えないいい感じの仕上がり具合は原作ファンも
納得できるんじゃないでしょうか。
山崎賢人もこういう外見の仕上がりだけで攻める役はいいかもしれない。
何の文句もない。

バレエ女の子を実写でやる浜辺美波ちゃんは
アニメより実写パートの方がぶーでーだと思う。

あまり出番の多くないエミちゃん役は黒島結菜。
可愛い旬の女の子と言うだけだが、文句はない。

リアルな実写世界が=「毛穴世界」というネーミングのダササが上手い。

「クジラマン」デザインと動きがなかなかキモくていいな。

「ニャーKB」アニメパートは3人が紺ソク、1人がカラータイツ、1人がニーソ
だったようなのだが、実写になったら5人ともニーソっぽかったけど、
これは「実写世界の方が個性が強まる」という方則に逆行してるだろう。減点1。
それに気づいてしまう俺にも減点1(多分そうだったと思うよ)


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・21本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼関連記事。
映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!@死屍累々映画日記
映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!@死屍累々映画日記
1回目@死屍累々映画日記

PS 1回目に入った時は先着プレゼントあるつぽかったのに貰えなかった。
 今回は貰えたけど、チラシ見たら「中学生以下先着プレゼント」
 という縛りがあるじゃん。つまり、これでおでも晴れて中学生以下という訳か。
 あれか、銭湯に行ってまだ、女湯に入れるって奴か。むひょーっ。

2016年12月25日

『ドント・ブリーズ』をトーホーシネマズみゆき座で観て、その暴力性より心が気持ち悪いねんふじき★★★

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▲いないいない爺

五つ星評価で【★★★痺れる狂人】

見た直後のツイッターでこう書いてる。

攻防戦としてもう少し色々な見せ方があったのでは?と思う。間取りが分かりづらいのも勿体ない。ただ久しぶりに痺れるような狂人を見たなあ。

コソ泥3人がチョロイと思った盲人の逆襲に合う話だが、主たる攻防戦が予告でかなり語られ切っているので、もう一つ二つ何か残しておいてほしかった。そういう意味で、シリーズ化され、毎回いろんな仕掛けで楽しませた『座頭市』ってのは凄いコンテンツだったな。ベン・アフレックの『デアデビル』も盲人の聴覚を視覚化した映像がなかなかステキだった。アニメ見てないからマンガのみなんだけど、超能力盲人が敵をソナーで発見し、発砲で追い詰めるという『JOJO第四部』のキャラは今作にかなり似てると思う。だから、もう一つか二つ盲人にハンデ(銃とかの武器という意味でなく)を与えたかった。戦いの場所は盲人の生活スペースでホームグラウンドなんだから、そういったところでもうちょっといいアイデア出せたと思うんだ。そういや『江戸川乱歩の盲獣』なんてのもあったな。あの家の中にでっかい彫刻あったら怖いな。あれはあれで痺れる狂人だった。

そうそう、予告編で片鱗が見えてるけれど、あの盲人が決して「障害持っているいい人」ではないのだ。「障害持ってるいい人」だったら、もうちょっとのっぺりしつつも敵を追い返すか追い落とすだけのスカっとしたアクション映画になったろうに。地雷的に家にいる座頭市だな。それはそれで面白そうだ。
でも、今作はそうではなく、なかなかこの盲人が痺れるような狂人なのである。
盲人である事をメリットに変えて攻撃してくる直接的な猛威よりも、ネジの狂い方の方がよっぽど強烈だった。だから、私はそこを高く評価したい。なかなか身近にああいう狂人はいないよ。いやリアルにいないのは勿論、フィクションの世界にもね。

あと、犬が目標物を補足したホーミング・ミサイルみたいで、人格というか犬格みたいな物を一切考慮せず、単に歯の付いた危険なガジェットとして扱ってるのも好感度が高かったですね。盲人と犬があまりにも追い詰められたらあの一人と一匹でパトラッシュとネロみたいにならんでもないかもしれんけど………なるかあっ(叫び!)


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・20本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ドント・ブリーズ@ぴあ映画生活
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ドント・ブリーズ@ノラネコの呑んで観るシネマ

PS 略して「どんぶり」と言ったのは、
 自分のツイッターのTLの中では自分が一番最初。

2016年12月23日

『ローグ・ワン』をトーホーシネマズ日本橋7で観て、各論賛成映画だふじき★★★★

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▲ソウ・ゲレラはともかく、オーソン・クレニックがローグ・ワンの振りしちょるのはいったい何でだ?

五つ星評価で【★★★★これがベストと思ってはいないがベターなSW】

基本的に、ならず者や半端者が集まってミッションを成功させる映画が好きなのだ。
そいで、今回はそのならず者の中にドニー・イェンが入ってるから、ドニーさんのシーンだけでもう楽しめてしょうがない。ドニーさんがならず者の中で独特な志向の人格者というのもリスペクトされてる感があって良い。そう、私や私達ドニー・ファンは世界中にドニーさんをリスペクトしてもらいたいのだ。
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▲ドニーさん。

で、ドニーさんとコンビの赤胴のチアン・ウェン。この人、中国の文芸映画とかに出てた人じゃん。ドニーさんもそうだけど、キャスティングの目利き力が半端ないな。

パイロットの人、ギョロ目でいい感じ。これに船長と女浪人とボロロボット(褒めてる)が「ローグ・ワン」の中核。
女浪人は鬱屈してながら子供が抜けてなくて、子供が抜けてないからこそ可能性の低いプロジェクトに命を賭けられる。その蛮勇に共和国の汚れ仕事をさせられていた、ならず者たちが共感して手を貸すという構造はとても泣ける。思いだすと泣けるけど、演出的にはその他大勢が行き当たりばったりで集まったみたいで、ちょっと盛り上がらなかったのが残念だ。女浪人のジン・アーソは適度に若くて適度にヤサグレてていい感じ。子役時代をやったおさげちゃんもよかった。
船長はディエゴ・ルナ。なんか普通。綺麗な顔立ちをしてるので、情報を得るために帝国の将軍に身体を売っていたみたいなエピソードがあったら激烈に燃えるに違いないが、流石にそんなに黒いエピソードはディズニーさんが許さないわな。
ボロロボットはとても好き。しかし、「敵」という概念付きではあるものの、あいつ躊躇なく人を殺すんだよな。アトムが見たら怒るぞ。
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▲噂の三人組。

今、考えると戦いの舞台は二カ所でしかない。
テロリスト(フォレスト・ウィティカー)のいる星と南国っぽい帝国の要塞惑星。
最初のテロリストのいる星は「フォース」の聖地らしい。
それならそれでもう少しそういう土地感を推してもらいたかった。
「ああっ、フォース生誕の聖地があんな事に!」感を出してもらいたかった。
これ、いろんな宗教が崇めるメッカを爆撃するようなもんでしょ。
もっと嫌がられて、怒られてもいい。
南国にある感じの要塞惑星は色味が目に優しいのが面白かった。
ここでの情報強奪の攻防戦、各自それぞれよくやってるのだけど、
作戦の全体像がわかりづらく、戦局の変化で変わる作戦行動の変更も分かりづらい。
嘘でもいいから、こういうのは「××すればミッション完」みたいな
単純志向に落としてやればでいいのだと思う。
色々胸熱なシーンはあるけど、もうちょっと整理してくれれば
もっと盛り上がったろうにと思うと、OKだけど残念だ。

「Rogue One」Yahoo翻訳で「きけんなもの」。いや、何か違うな。
「Rogue」だけ再翻訳。「ろくでなし」。なるほど。
「ローグ・ワン」=「ろくでなし部隊」か。
「スター・ウォーズ」のエピソード1〜7までは
アナキン・ルーク系統の姫の入り婿とその血筋の物語で、
これは高貴な血(才能ある血)が栄光を掴むお伽話なのだ。
ルークは庶民の出だが、高貴な血を持つ王子様であり、
仲間の貴族の助けなどを得て、ドラゴンを退治する。そんなストーリーだ。
アナキンも同じ庶民の出だが、強欲に負けて身を落とす、こっちは戒めのお伽話だ。

そういう王子様やお姫様とは無縁なもっと下層階級の世界が「Rogue One」なのだろう。
そう考えると断然こっちの方が世界としては好きだ。
汚い血のろくでなしの世界では命は二束三文だ。
戦って勝っても褒められはしない。
それでも彼等は戦う。彼等には信念があるから。ぐうかっこいい。
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▲ローグ・ワンの野郎ども。

ダース・ベイター無双については
「今宵のライト・セーバーに血に飢えておる」
みたいなキャラじゃなかった筈なんだけどなーと思ったが、
まあ、あれくらいやってもいいのかなと許容範囲内です。
ダース・ベイターが女性だったら陰口で
「あいつ不機嫌だな、あの日か」とか言われちゃう感じじゃないかな、あれ。

全体として凄く好きな要素があるのに、全力で褒めづらい一本というところ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・19本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@ぴあ映画生活
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@だらだら無気力ブログ
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@タケヤと愉快な仲間達
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@ノラネコの呑んで観るシネマ
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@徒然なるままに
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS K2SOでケツはSOLD OUT(売切)とか
 ニヤニヤ喜んでるのは俺くらい。

2016年12月22日

『紳士は金髪がお好き』『モンキー・ビジネス』をシネマヴェーラ渋谷で観て、二本ともゲラゲラ笑いながら怖いよふじき★★★★,★★★

特集上映「ハワード・ホークス監督特集」の1プログラム。モンロー二本立て💛

◆『紳士は金髪がお好き』
五つ星評価で【★★★★モンローが可愛いのに怖い】
ナイトクラブの歌姫マリリン・モンローとジェーン・ラッセル。
モンローがひたすら玉の輿を狙う堅実派で、ラッセルがちょっと擦れた夢見女子。
もう当然の如くラッセルの方がマトモな神経ではいい女の筈なのに、
鬼神の如く金を追い求めるモンローの可愛さが競り勝つ部分が山のようにあるのが、
とてつもなく背筋を凍らせる。
これを見ると「人間は中身です」が何の信頼もない言葉だと分かる。
モンロー(ノーマ・ジーン)自身はこういう映画に出るのが吐くように嫌だったと思うのだけど、まあ、この頭の悪さというか、何も頭に入っていないロボットのような惚れ機械的なモンローが絶妙に可愛いのである。それが怖い。この映画のモンローは犬や猫ではない、爬虫類や鳥類のような直線志向なのである。情にほだされない、エサがある所にのみ出向く。でも、見れば見るほど可愛いのである。
こういうオバケと組まされるジェーン・ラッセルもお気の毒としか言いようがない。一応、映画内の格付けとしては同等の扱いだとは思うのだけど、目が行くのは猛獣モンローで、猛獣使いのジェーン・ラッセルは彼女がいないと成立しないのに映画内ではやっぱ二番手にしか見えない。
それにしても衣装があでやかで綺麗だ。
これでもかと胸を強調したドレスもステキだ。


◆『モンキー・ビジネス』
五つ星評価で【★★★若返りとはいったい何なのか】
併映の『紳士は金髪がお好き』の前年に作られたのにあっちは色彩目くるめくカラー、こっちはモノクロで、モンローは刺身のつまみたいなセクハラ女の子要員。チョコチョコ出てきてはおいしいとこを浚う。
猿が偶然、作りだしてしまった「若返り薬」を巡る喧々諤々のコメディー。
ここでの若返りが肉体的な物ではなく、動作や行動を対象とするらしい。
小学生のようになってしまう博士とその妻。
まあ、確かに枯れた老人が子供のように活発になれば若返ったと言えるかもしれない。
だけど、これって老人が近近の事を忘れ、子供時代の記憶に生きるようになる
一般的な「ボケ老人」とさほど変わらないのではないだろうか。
その辺は置いといて、大人なのに本気でインディアンごっことかするのは見ていて思った以上に愉快である。ありえないバカげた行動を徹底的にやるのはとても良い事だ。


【銭】
シネマヴェーラの会員ポイント9ポイント貯まって無料鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
紳士は金髪〈ブロンド〉がお好き@ぴあ映画生活
モンキー・ビジネス@ぴあ映画生活

2016年12月21日

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』をトーホーシネマズ日本橋4で観て、すんげアイデアぞなふじき★★★

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▲ぐっとくる二人。

五つ星評価で【★★★驚くべき着想】

物語の着想が凄い。
何でこんな事を思い付くのか。
じっくり「じゃあこれはどうなんだよ」みたいに問いただしたらアラが出てきそうなのだが、そこはあえて突っ込まなくていいのではないのか。そもそも大前提でありえない世界観なのだから(いやいや、ありえんだろう、あんなの常識的には)。そのありえない世界観の中でこんな事あったら、人の感情はどう動くのかを模索するのは極めてSF的な心地よさを充たすものであった(泣いたりするほど同調する感情は持てなかったけど)。

小松菜奈が超いい。基本、彼女は私のタイプではないのだけど、凄く思いを込めて撮られてるのが分かる。
彼女のプロポーションって手足が長くて胸板が薄い。ちょっと気を抜いてそのまま撮ると「不思議の国のアリス」のトランプ兵士みたいにチグハグな体型に撮れてしまう。また、すっと長身で小顔なので、普通体型の日本人と並べると、その日本人のチグハグさを浮き立たせてしまったりもする(『娚の一生』の榮倉奈々状態)。そういう部分がカバーされて、(ちっちゃくないのに)ちっちゃくて脚が綺麗な女の子として映っている。やるなあ、三木監督。やられたなあ、小松菜奈(いや、勿論やらしい意味でなく)。

で、そのバランスをおかしく感じさせない相手役に福士蒼汰。
出だしのそこはかとないダサさとグングン上がる男度と、小松菜奈が最初からミステリアスのヴェールを被っているのに、性格がダダ漏れである演出が功を奏し、軽く「男だったら友達でもOK」の位置を獲得している。福士蒼汰もでかい人なのでバランスがいい。

友達役の東出くんもワンポイントな役だけど、ナチュラルでえがった。

福士蒼汰 183
小松菜奈 168
東出昌大 189

巨人のカップルと巨人の友人じゃ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・18本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ぼくは明日、昨日のきみとデートする@ぴあ映画生活
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

2016年12月20日

マンガ『あさひなぐ 第二十一巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

インハイ団体決勝戦の続き。

そう来るかという続き方にちょっと驚きつつも納得させられる。
そう言う話が支配する力強さがこのマンガにはある。

試合後の一堂寧々の崩れ方が良かった。

インハイ後の関東大会についてはまだ話が膨らんでないので、
オマケっぽいなあとしか思えない。


fjk78dead at 23:39| 個別記事コメ(0)トラバ(0)マンガ 

2016年12月18日

『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』をトーホーシネマズ渋谷5で観て、企画力先行やのうふじき★★

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枯れ木も花の賑わい▲

五つ星評価で【★★着想はおもろいが話の展開があかん】

毎回、見る度に不思議な作品だなあと呆れたり感心したりする『妖怪ウォッチ』。
今回も呆れたり感心したり(主に呆れたり)な一本でした。

とにもかくにも話よりネタなのである。
という事で、話の発端からラスボスがおいでましになり、
そのラスボスと、ずっと常連のメンバーが少しずつ手を変え、品を変え、人を変え、
ずっと戦ってるような構成で、元々のキャラに詳しくない自分は飽きてしまった。
気が付くと斉藤工と山崎賢人の出番とかスッポリ抜けている。
御就寝してしまってるらしい。いや、まあ、大勢に影響はなかろう。
あと、この作品構成だったら30分くらいの作りじゃない?

今回はアニメ世界と実写世界を股に掛けて、
世界の質感を正しく戻そうとする冒険を行うが、
アニメキャラと実写のキャラが似てたり似てなかったりは
上手く操作すると、こんなに面白く見せられるというのは分かった。

主人公ケータの南出凌嘉くんはいい感じでかっこ良すぎなくてケータにピッタリ。

バレエを踊れないバレエダンサーのルサンチマンって
劇場版プリキュアにソックリなのがあった(※)。

※ 『映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』

ちなみにバレリーナの女の子は実写の方がちょっとブーデーでしたね。
後からアニメキャラを膨らませたりはできないものな。

あと、そのバレエを教える先生役の武井咲が全く色っぽいレオタードとか着用しないのは減点1000点くらいの所業だ。ダメだよ武井咲。ちなみに俺は全裸でバレエを教えたって怒ったりはしないよ。逆に褒めてあげるくらいだよ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・17本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!@ぴあ映画生活
▼関連記事。
映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!@死屍累々映画日記
映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!@死屍累々映画日記
映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ@死屍累々映画日記
2回目@死屍累々映画日記

2016年12月17日

『砂の器』をトーホーシネマズ新宿1で観て、さあ泣くぞうん泣いたふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★涙活映画】

多分、3回目くらい。
これは泣く。もう泣きに行く。

凄いよね、加藤嘉。
加藤嘉は昔の映画でたまに見かける事もあるけど、
やっぱりこの映画が凄すぎて他の映画で精彩欠いちゃうように見えてしまう。
この加藤嘉に絡む子役もずっと口をへの字に曲げて上手かった。
子供にして底辺に向けられる社会の酷さを全て知ってしまう役。

事件を誘発してしまう緒方拳も「日本のいいおっちゃん」感が滲み出てる。
こういう役者だからこそ逆に『必殺仕掛人』にオファーされたんだよな。

加藤剛も熱演。この映画を見てるのと『大岡越前』だけ見てるのでは、加藤剛に対する評価も違ってしまうだろう。

丹波哲郎も安定したワンパ演技だが、この映画ではこれでいい。ちゃんと嵌ってる。

そして、島田陽子が天使みたいに可愛い。時間って残酷だなあ。

劇中に流れる「宿命」に涙が洪水なのだが、あの「宿命」を父ちゃんが加藤嘉で、ずっと被差別者として一緒に旅をつづけてきた訳でもないのに、ちゃんと作曲した芥川也寸志&菅野光亮がこの映画の一番の功労者かもしれない。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・16本目(2016年11月25日〜12月24日)と思ったら「午前10」には使えないと言われたので、急遽、券を買って入場、1100円也。えーと、前もそうだったっけ?
▼作品詳細などはこちらでいいかな
砂の器@ぴあ映画生活

『ガール・オン・ザ・トレイン』をトーホーシネマズ・スカラ座で観て、これはアレちゃうふじき★★★

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▲観客が主人公を信頼できない設定ってキツイ。

五つ星評価で【★★★三人よれば文殊の知恵どころか3P始まらないのがある意味不思議という、そんな人生観があったりもする映画】

非常に説明しづらいのだが、女三人が出てくるサスペンスという意味で、
五代暁子脚本、池島ゆたか監督作品とかでありそうな話。
ギリシャ神話のヘルメス挿話で一つの目と一つの歯を共有する三人の老婆が出てくるが、この映画に出てくる三人の女性も一つのオメコを共有していた。まあ、そんな話だ。

主人公がアル中で自分の記憶を信用できないと言う設定は既存で他の映画でも見た事があるが、主人公への感情移入を妨げるのでキツイ。
つまらなくはないが、主人公のキツイ属性から素直に楽しみづらい映画。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・16本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ガール・オン・ザ・トレイン@ぴあ映画生活

2016年12月16日

『モンスターストライク』をトーホーシネマズ新宿1で観て、すまんがよう分からんふじき★★

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▲一番奥にいるのが自己中でイライラさせられる主人公。
手前真ん中の女の子の属性がいかにも「幼女」という感じでヤバい。

五つ星評価で【★★一見さんは玉砕する映画】

原作ゲーム未接触。WEBアニメがあるらしいが勿論未鑑賞。
こっちも潔いくらい一見さんだが、映画も潔いくらい何も説明しない。
まあ、この劇場版に来るのは普通に考えてゲーマーだから、それでいいんだろう。

把握した筋は
4人編成のゲーム、モンスターストライクチームの眼鏡くんが拗ねて脱退宣言。
モンストのシステムから現われた顕在化した悪意が眼鏡くんとともに4年前にワープ。
一方4年前では眼鏡くん以外のチーム3人がシステムから発生したドラゴンを元いた場所に返す旅に出る。その元いた場所は4年前からワープしてきた悪意が災厄の拡散をしようとしていた場所だった。

みたいな感じか。

ハナからモンスターストライクがポケモンバトルのようにリアル主人公が行うフィールドを使ったゲーム競技だって事が一見さんにはまず分からないし、説明されない。そもそも「モンスターストライク」の「モンスター」に当たる物が「モンスター」には見えない。「モンスター」と言うより、『帝都物語』の「式神」の方がまだ近い。人格があるように見えるキャラクターを「モンスター」と呼称するのは個人的には抵抗がある。

そして、そのシステムから本当のモンスター然とした怪物が現れるのだが、そんな危険なシステムを子供に使わせてはいけないだろう。例えばこれはラクロスに使うスティックに神道で使うお払いの棒・大麻(おおぬさ)を使うような物で、競技中に「鬼」や「魔」みたいな物がボロボロ出てきたり、討伐されたりしたら、そんな物をシステムとして提供するのはとても怖い事じゃないだろうか。

で、拗ねた眼鏡くんが退場してから再登場するまでが長い。
その間に延々と眼鏡くん以外の3名が旅をしているのだが、
そもそも現時点と4年前の話はくっ付けられているけど、同源の話ではないのだ。
もちろん話はちゃんと閉じるのだけど、とても予定通りに閉じました感が強い。

おまけ
パンストじゃないよ。モンストだよ
個人的にはフェチ素養を持ち合わせてるのでパンストでも良かった。
いや、パンストが良かった(戦車を召喚するパンツァー・ストライクか?)。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・15本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ@ぴあ映画生活

PS 主人公がなかなか自己中でイライラさせられるんだけど、
 それでも父親が失踪してる主人公に「父親がいないのがそんなに偉いのかよ」って
 セリフはハードすぎるだろ。
PS2 タイツ幼女が可愛い。
PS3 「この映画で全米は決して泣かない」って予告は面白いが、
 見終った後でもキャラクターを知ってる人じゃないと
 この映画の予告って気づかないんじゃないか?

2016年12月15日

『海賊とよばれた男』をトーホーシネマズ日劇1で観て、役者はいいけどダイジェスト感高しふじき★★★

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▲そう言えば吉岡くんは『三丁目の夕陽』と演技変わらんな。
ちなみに主役は版権の都合で写真が映画サイトに降りてこないV6の岡田くん。

五つ星評価で【★★★何でこんなにダイジェスト感が高いのか?】

原作未読、コミカライズ後半だけ接触。
岡田准一が頑張っちょるのは認める、
ヘタレをノリで押し通す吉岡秀隆も、
これくらいの大きさの役をやる時の染谷将太もいい。

ただ、あんまりピンと来ないのは
岡田准一演じる主役の国岡鐵造という男、
この男の並々ならぬ胆力や決心を横で見てたらいい男だろうと思うものの、
彼が何故、そういう男になり、どんな思いでガムシャラに事業を進めたのか、
ちょうど話の幹になる部分が実はよく分からないのだ。

話は戦後、晩年の鐵造が事業を建て直す所から始まり、
青年時代や、戦前など、回想の形で話を前後しながら進むのだが、
最初から順を追って進めない為、そもそも鐵造がどういう男なのかが理解しづらい。
映画の話からは彼の実行力や決断力は伝わってくるが、
そもそも何で「油」なのか、
彼が「油の商い」を守る事で何を目指したのかが分からない。
結果として、ああなった、こうなったは映画内で描かれるが、
そもそも彼の求めていた物がよく分からない。

チラシのコピー
「全てを失った日本で、未来を睨み付けた男がいた」

いや、そんなにそうは見えなかった。
彼の行動は仲間を守るためのその場その場の対処だ。
大っぴらに「未来のために」動いているようになど見えない。
これは宣伝側からのミスリードによる映画の再意味づけだろう。

映画はそこそこの長さで、飽きずにスムーズに見れる。
だが、物事が都合よく進みすぎる。コミカライズされた後半から察しても、
もっと複雑に色々紆余曲折があった筈なのだ。かなりバッサリ刈り込んでいる。
商品として売り込む為には刈り込みが必要なのだが、
作品としては前後編になるくらいが適当な長さだったと思う。
ただ、その為にはもうちょっと国岡鐵造が伝わる映画にして貰わんといかんと思う。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・14本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
海賊とよばれた男@ぴあ映画生活
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海賊とよばれた男。@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 綾瀬はるか、かーいーけど出番少ない。
PS2 カイゾークと呼ばれたのは仮面ライダーX。
PS3 「海賊とよばれる男に俺はなる!」

2016年12月14日

『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE 第三章』をトーホーシネマズ渋谷1で観て、閉め方悪いなふじき(ネタバレ)★★

五つ星評価で【★★回収出来てない伏線やら本線がいっぱい】

ネタバレ感想です。

第一章から第三章まで観て、
あかん思ったのは敵ブレスドが何を企んでるかが明確じゃない点。
敵ブレスドは組織ではない。
「ブレスド」の素養を持つ希少種の人間は全世界で3000人ほどいるらしいが、
彼等は組織立っていず、今回の事件も10人に満たないブレスドの連携行動にすぎない。
そして、今回のグループが行おうとした行為は二つ。

(1) 人類の強制進化。人工ウィルスによって作られるクロックアップ人間がそれだ。
  クロックアツプ人間の能力は加速装置のように素早く行動できる事。
  それは軍事行動的にはいいのかもしれないが、
  人類はてんでダメになったから再建しようという考えには合致しない。
  早く動けたからと言ってダメな考えを持つ者はダメなままだろう。
  ようは人類の破滅を防げるほどの大人精神の注入は考えづらい。
(2) 人類のリセット。
  エンペラーの能力により全人類の記憶をブランク化する計画。
  人類の強制進化が施行不可能になったため、いきなり上がってきた代案。
  行き当たりバッタリもいい所である。
  やると言ってるだけで、計画してどう世界が改変されるかのビジョンがない。

な状態で、ブレスドの気持ちが見えない。
そもそもブレスドが何故人間をいい方向に導きたいのが皆目分からない。

009の能力に対する伏線もおかしい。
加速の行きつく先として「時間を元に戻す」事例が出てくるが、
001からそんな事はできないと解説されてしまう。
じゃあ、あれは何だったんだ。共通幻覚か? にしてもそれ自体が何も説明されないし。
作り手がちゃんと整理して説明しないといかんのに漏れている。
009がエンペラーを超知覚の世界に連れていき、置いてこれた理由もよく分からない。

あと矢継ぎ早に話が進むので、割と見逃しがちだが、
第三章での各個人戦みたいなのも理屈に合わないケースが多い。
002対プロフェッサー、004対プロフェッサー、
002対ピヨトル、009対エンペラー、
それぞれみんな「頑張ったから勝てました」じゃダメだろう。

カタリーナの記憶についても「消えませんでした」と事実だけで済ませてるけど、
そんな「頑張ったから最強の能力に対抗できました」みたいなのを言われてもなあ。
カタリーナと言えば、あんな「わたしをオカズにして」みたいな服を着ておきながら、
一切乳が揺れないという(俺の目の迷いだろうか)。
ともかく乳を揺らしさえすれば全ての罪が許されるとばかりに揺らしていた
『GANTZ:O』と対照的である。いや、揺らせばいいってもんではないけれど、
揺らす事でアニメートの熱意は見て取れる。
009側にはそんな余裕はなかったのだろう。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・13本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第3章@ぴあ映画生活
▼関連記事。
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第1章@死屍累々映画日記
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第2章@死屍累々映画日記

鞄購入

会社用・私用の両用に使っていた鞄のジッパー部分が破損。
開けっ放し状態で蓋が閉まらなくなったので、急遽、鞄屋に寄り新しい鞄を購入。
雨がザーザー降るような豪雨到来前に買い替えられて良かった。

購入条件は三つ。

(1) 仕事に使用するA4クリアファイルが余裕を持って入り、
  出し入れするのにキツくない大きさである事。
  大容量格納できる大きさが望ましい。
(2) 外部ポケットが解放された状態、
  もしくはすぐ空くワンタッチ留め具程度で付いている事。
(3) 鞄として取っ手が付いている事、肩掛けにも出来る事。

材質には大きくこだわらず、値段は2万円くらいまで。
スーツ屋の青木で購入。明日(12/15)より使用開始する。
結構、使いが荒いのですぐ壊れたりするかもしれない。
2年持てば成功だろう
(前のははっきり覚えてないが前職から使っていたので最低2年は使っている)。

2016年12月12日

『ボクの妻と結婚してください。』をトーホーシネマズ渋谷4で観て、こらあバリバリミスキャストやろふじき★

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▲元気いっぱい頑張ってます。

五つ星評価で【★渾身のミス・キャスト】

難病物。
うっちゃんでドラマ化されたらしい。原作もドラマも未読未鑑賞。
でも、親切丁寧すぎる予告編で粗筋はカバー可能。その粗筋以上の話は特にない。

ツイッターで「何で織田裕二みたいに元気その物みたいな役者をキャスティングした?」と呟かれてて、それもそうだと納得した。でも、織田裕二はそれなりに病人らしい演技を物にしている。元気いっぱいに「きたー」とか、そんな病人ではない(そらそやろ)。ただ、病人になった織田裕二って残念ながら精彩さを欠くのである。持ち前の機動力や茶目っ気など全盛期の織田裕二が持つ魅力が封印されてしまう。その魅力減を中和するには織田裕二の演技ガッツだけでは不足だった。チラシに書いてある通り、織田裕二が「ようやく自分のやるべき作品と役柄に出会うことが出来た」と語ったとしても、プロデューサーはそれを鵜呑みにしてはいけない。それを成立させ得るのかを見極めるのが企画を世に出すプロデューサーの仕事だろう。
もう一つ、この映画のキャラに多分、織田裕二が合っていない。この映画の主人公はもっと「ふわっ」とした人物だと思う。落語でいうところの「ふらがある」人物。見てて自然におかしみを感じてしまう人物。もうちょっとソフトな人だ。目の下に隈を付けると人相が悪くなってしまう織田裕二ではない。それに「織田裕二が考えるTVの超面白企画」って、あまり面白そうな気がしない。空気も違うと思う。ハガキ職人とかバラエティの放送作家を百人集めて中に織田裕二一人を紛れこませたら割と簡単に分離がハッキリわかると思うのだ。織田裕二は織田裕二だから。映画内で「風船のようにふわ〜とどこかに行ってしまう」と形容されるが、織田裕二だと宙に浮いていても風船ではなく、ドローンっぽい危険性があると思う。

そんな織田裕二に負けず劣らず問題のあるキャスティングが予告で「ちゅま?」と言ってる高島礼子。結婚相談所の所長で自らもその技量で旦那をGETしたという役柄は今の高島礼子にさせるべきではないだろう。もちろんこの企画が高知東急逮捕以前に立てられた物であるかもしれないし、事件以前に撮影された物であるかもしれない。それでも、観客の連想はこのキャスティングに違和感を覚えずにはいられない。高島礼子には申し訳ないが、他の女優で再撮影すべきではないだろうか?(勿論それ以前に織田裕二演じる主人公の再キャスティングの方が重要だと思う)

そして、この二人に反比例するかの如く、原田泰造と吉田羊がいい。

原田泰造って自然に色々な表情を作れるのね。彼は彼の範疇を超えない役柄である限り、かなり無敵だ。原田泰造にはあまり人生を感じさせる役に踏み込んでほしくないのだけど、こんな感じのライト役者みたいな位置づけだったら凄く嵌ると思う。

吉田戦車もとい吉田羊はいつも通りで問題なし。

後一つ気になったのは主人公の商売、構成作家って、もっと仕事をする際に紙に埋もれてるんじゃないだろうか。主人公の年齢は45歳らしい。それならまだ職場にネットや携帯が蔓延する前だから仕事の際に発生する山のような紙の束に囲まれていたに違いない。そして、ネタを考える者は自分の作り出したアイデアやその源泉を山のように保存する傾向があると私は信じている。それは形を変えながらバリエーションとして都度、再利用するから。若者の時のようにアイデアが出なくなるほど、その傾向が強くなる。にも関わらず、主人公の周りには潔いと言っていいほど、仕事っぽい影がない。恐ろしく整理されている。
これはTVセットに明るい色を使い夢の国のようにし、TV局内をシンプルに最先端の美麗なオフィスであるようにし、そして、家庭はガーデニングまでやってる妻の夢の空間として描き、ファンタジー方面に舵をきって映像化した結果だろう。まあ、そう言っちゃえば原田泰造のインテリア・デザインを施工する会社ってオシャレだけどバブリーで今の緊縮財政だと儲かりそうにない。あれが成立するのは世界観その物をファンタジー方面に寄りきってるからかもしれない。
だからこそ、主人公が考えた企画を実行するにあたっての主人公や周囲の逡巡・懊悩などはあえて無視されているのだろう。彼等は人間として悩まない。キャラクターなのだから。そんな中、シリアスな病人に見えてしまう織田裕二が減点1だ。

織田裕二の代役を考えるとしたら誰だろう。

ぽわーんとしながらも病気にも見え、とても国民に好かれている。

ガッキーとか、綾瀬はるか。いや、性別越えるのはあかんやろ。
妻を失った夫はほっておいても再婚相手見つけそうだ。
それを妻が探して、夫にあてがうのは不自然だ。
いや、いっそレズビアン結婚をして、、、、もっと難易度が高くなる。

ウッチャンって言うのはなかなかいいキャスティングだなあ。

あ、ネプチューン繋がりで名倉潤とかいいかもしれない。
でも、泰造と一緒だとコントっぽいし、映画のキャスティングとしては弱いな。

じゃあ、堺雅人とかが手ごろか。ちゅまを菅野美穂あたりに変えたりして。
うん、そっちの方がまだ、見たい。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・12本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ボクの妻と結婚してください。@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ボクの妻と結婚してください。@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 20代の頃を演じる吉田羊の透明感がなかなか好み。
PS2 『朴の妻と結婚してください。』、、、、、韓国かよ!
PS3 『獏の熊と結婚してください。』、、、、、ゲル・ショッカーかよ!
PS4 『ボーグ星人の妻と結婚してください。』、、、、、妻が美少女なら。

2016年12月10日

『シークレット・オブ・モンスター』をトーホーシネマズ・シャンテ3で観て、音圧音圧また音圧ふじき★★

五つ星評価で【★★音圧音圧また音圧】

音圧音圧また音圧。話はよく分からなかった。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・11本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
シークレット・オブ・モンスター@ぴあ映画生活


2016年12月09日

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり!』をトーホーシネマズ日本橋5で観て、まあええねんふじき★★★

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▲お似合いさん

五つ星評価で【★★★ヒュー様のダンスがステキ】

音痴だけど人柄でカーネギーホールを満席にして絶賛された歌姫の話。
音痴な人は自分で音痴を自覚できないものであろうか?
日本でも二大かっこいい音痴として斉藤清六、逸見政孝がいるが、
極めて気持ち良さそうに歌っている。
それらの歌声は美しくはないが味がある。嫌いではない。
そもそも日本では「表面的な美しさだけに全てを求めない」という価値観が昔からある。
だから「侘び寂び」や「ヘタウマ」を知る日本人には、この話は理解しやすいのではなかろうか。

それにしてもメリル・ストリープの天真爛漫さが大屋政子っぽい。
ヒュー・グラントは大澄賢也のようだ。
ピアニストのサイモン・ヘルバーグの代わりに池松壮亮を置けば日本版すぐできる
(大屋政子が在命してればという条件がクリアでけへんけど)。

映画内の聴衆が割と善人だらけで、見ていて気持ちがいい。
特に、最初はマダムのドベタ歌唱に大笑いを抑えられなかったが、
後にヘイトする奴らに一発かます身持ちの悪そうな金髪美女と、
太っちょ旦那が良い。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・10本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
マダム・フローレンス! 夢見るふたり@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
マダム・フローレンス! 夢見るふたり@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

2016年12月08日

『チェインクロニクル ヘクセイタスの閃 第一章』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、古風に見えるがどない?ふじき★★

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▲普通くん

五つ星評価で【★★チンコロじゃないよチェンクロだよ】

元はゲームらしい。でTVアニメになってもいるらしい。全部合わせて未体験未鑑賞。
映画冒頭から多彩すぎるキャラクター。名前持ってるのがウジャウジャいる。
冒頭でラスボスに主人公が負けて始まる物語ってのは珍しいかもしれない。

で、闇側勢力が著しく不均衡。
「うー」とか「むー」とか唸って主人公を恐喝するだけのラスボス。
この下の中ボスが使いっ走り連絡員みたいなエロい女悪魔が一人だけみたい。
で、戦闘員が一山いくらで無限にいる。
戦闘員を気合いで作れるらしい。都合のいいブラック企業だ。

立ち向かう正義側。
主人公が何かとても普通くん。
後からその組織に加わるサブ主人公がちょっと跳ねっ返り加えたタイプの普通くん。
主人公をサポートするヒロインが普通ちゃん。
真ん中三人が戦闘力はともかく、キャラの立ちが薄いので
安心できたり落ち着いたりはするが、物語の弾みは少ない。

で、この中心に各国諸々の精鋭が加勢して『指輪物語』状態で悪と戦う。
冒頭で負けてしまったので、これから再度加勢を求める旅になりそうだ。
この各国の精鋭がそれぞれ色があって面白そうだが、まだあまり登場してない。

「ファンタジーのビジュアルはこうだ」とばかりにお約束を踏襲した
ビジュアライズがされているので、逆に古色蒼然と見えなくもない。
ほんまに剣と魔法の世界みたいなんである(だが、しかし安い)。

話の後半に出てくる魔法使い砦のキャラクターがなかなかイカレてていい。
張り切って面白い感じではないのだけど、惰性で何となく次も見てしまいそう。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・9本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃(ひかり)〜 第1章@ぴあ映画生活

PS 「ちんころ」でもいいような気がしてきた。

2016年12月07日

『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE 第二章』をトーホーシネマズ渋谷2で観て、残念度向上ふじき★★

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▲「おらおらおら、あたいがエロいスーツのカタリーナ・カネッティだよ」(左)

五つ星評価で【★★気持ち悪いぞ003】

前回に引き続き、シリアスなトーンはいいが、
どうも00ナンバー・サイボーグが子供扱いされる展開が続くのはちょっとメゲる。
音楽ずっと重いままだし。
ずっとちょっとずつ先んじられており、いい手が打ててない。
見てて貯まるストレスを一本の映画内で、解消させてほしい。

そんな中、003の言動が「ティーンの自己中中学生かよ」という
自分勝手発言が多く、ずんずん好感度を下げていく。
いかんしょ。そんな自分達の損を取り返せれば世界はどうでも良しみたいな考えは。
この物語での00ナンバーサイボーグは冷戦時代から
機械の身体ゆえ年も取らず長命という設定だから、
こんな無分別で未成熟な考えはそぐわない(通り越してボケてるとか考えるのもイヤ)。

そして、国連軍ガーディアンズの女士官カタリーナ・カネッティが
「おらおら、お前らこういうボインボインピチピチスーツ好きやろ」みたいな
露骨なボディスーツ着てて、性格がどうにもこうにもよろしくない上に
第一章から怪しいと思ったまんま、敵と通じてしまってる。
誰の得にもならない古い設定じゃないかな、これ。

女性キャラがどっちもイカれてるのはしんどい。
もともと救いのない話が延々と続いているのだ。どこかで息が抜きたい。
とりあえず次の完結編を見て一本、早い所カタを付けてしまいたい。

評価点としては9人のサイボーグが、みんな均等に出番がある。
その出番にちゃんと意味がある。
このストーリー構成の巧みさには拍手を送りたい。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・8本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第2章@ぴあ映画生活
▼関連記事。
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第1章@死屍累々映画日記
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第3章@死屍累々映画日記

2016年12月06日

『溺れるナイフ』をトーホーシネマズ新宿5で観て、そらあからさまやないふじき★★

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▲オスとメスの二人

五つ星評価で【★★この映画の中の恋の生々しさ】
原作未読。
この映画の中で小松菜奈は菅田将暉と初対面で意識しあう仲になる。
その時点では、これがまだ「恋」とも「愛」とも定義されない。
そして、もう三日と絶たないうちに二人はお互いを運命の相手と見極めてしまう。
少なくとも映画はそういう空気で作られている。
何で、どこが、どう「運命の相手」なのかはよく分からない。説明されない。
「ビビビ」なのかもしれない。
ある事件がきっかけで壊れる二人の恋。
疎遠になった二人、生活が壊れる小松菜奈をクラスメートの重岡大毅が励ます。
この重岡大毅がこういうヤングのラブ映画の二番手に出てくる
とてつもなく良い奴の典型で、観客はみんなこいつを好きになる。愛犬みたいな奴だ。
そして二人は徐々に親密になっていく。いいぞいいぞ。
だが、小松菜奈から菅田将暉の影を消す事は出来ない。何だよ、呪いかよ。
二番手のとてつもなく優しい男を振って、
一番手の菅田将暉との関係も発展的に清算して、彼女は新しい世界へ飛び立つ。

物語のエンディングは「らぶらぶ💛」ではないのだが、
二人がお互いの為にそれぞれ最良の決断をした上での別れだ。

私が引っかかるのは、
いい奴が身を粉にしても得られない「愛」を「運命の相手」だから簡単にGETできてしまうという、まるで呪いの如く作用する「運命の相手」の不合理さだ。私には映画を見てて、小松菜奈が何故、菅田将暉を「運命の相手」として選ぶのかがよく分からなかった。映画が私を納得させてくれなかった。

さて、映画内でもう一人、大変、気持ちの悪い男が出てくる。
小松菜奈のストーカーで「結ばれる運命」と思い込んでいる奴である。
「運命の相手」の一方通行。
だがしかし、相手に対して強い執着を持っているのはこの男が一番だ。
この男は小松菜奈に強烈に恋しているのである。
では、小松菜奈の彼氏は菅田将暉ではなく、この男ではいけないのか?
いけないだろう。だってキモイのだもの。
だがしかし、小松菜奈の菅田将暉に対する思いだってふわふわで不安定だ。
何故、好きなのかが外面から見てるとよく分からない。
それなら、「後から好きになればいい」というストーカーと結ばれるのはダメなのか?
やはりダメなのだろう。それは先に言った通りキモイから。
菅田将暉を好くのはきっとかっけーから。ここは言葉では説明されない。
言葉で説明しないという事は「子宮がきゅーん」となって「ビビビ」という事だろう。
何となくおそらくそうだろうと思うのは、小松菜奈が菅田将暉に
肉体で、子宮で、遺伝子レベルで引かれていて、
それこそが「運命の相手」なのではないか。
女の子小松菜奈は相思相愛の相手かつ彼女が許容しうる遺伝子を好く。
これは甚だ不愉快な結論だ。
地球上で一番形のいいチンチンと形のいいオメコが惚れ合わざるを得ないという結論。
それはとても「運命」なのだが、「運命」以外の人としての資質を全て否定してしまう。
だから、この二人の物語は何だか居心地が悪く思えてならなかった。

ここんとこ「お気に」の上白石萌音ちゃんはとろける表情で随所随所可愛いのだけど、映画全体で前半と後半の対応の差が突飛に見える。原作の長い物語から抜いてきただろう彼女の時間が映画内では飛び飛びでしか描写されないので今一つ感情の続き具合が見えづらいのだと思う。その辺は残念だ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・7本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
溺れるナイフ@ぴあ映画生活

PS ツイッターでタイトルを『溺れる魚』と間違えた。

2016年12月04日

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』をトーホーシネマズ日本橋7で観て、何か色々ガタがあると思うなふじき★★

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▲太っちょ、変人、事務女。

五つ星評価で【★★まず、あの主人公の設定はどうなの?】

これがファンタスティック・ビーチクだったらきっと好きになったに違いない。主人公はビーチクを愛する旅の魔法使い。次々と新しいビーチクと仲良くなりながら旅を続ける。アメリカ編は姉妹のビーチクとパン屋のビーチクと仲良くなるエピソードを中心に、闇のビーチクとの突起物争いも描く。どんな映画だか分からんが、本当に見たいな、それ。

最初に「あーやだなー」と思ったのはエディ・レッドメイン演じる旅の魔法使いの、魔法動物の管理が適当な事。その鞄の中には普通に考えてけっこう危険な獣(ビースト)がいっぱい入っているのだが、檻や出入口の鍵が壊れているような状態である。移動動物園で虎や象の檻に鍵がかかってない状態で旅をしているようなものだ。アメリカに住まう魔法動物を返すという目的は別に構わない。でも、それならその魔法動物だけを鞄に入れて、他の魔法動物は置いてくればいいだろう。他の魔法動物は持ち運ばず地産で育てればいい。そうしないのは彼が飼う魔法動物が野生ではなく、ペットの位置付けだからだろう。いや、ペットだったら、ペットホテルとか探せよ。自分のエゴで魔法動物を連れ回すなよ。
それ以前に「魔法動物をアメリカに連れていきたい」という問いに対する答えが魔法使いの手搬送以外ないんだろうか? まあ、魔法その物が万能ではないのかもしれないけど、それだったら、このハリーポッター世界で行える魔法の範囲という物が明確にならないといけないのではないか?
主人公が「おっちょこちょいで人見知り」という設定はエディ・レッドメインが嫌味にならないよう上手く演じているのだけど、危機管理だけはちゃんとした上で、おっちょこちょいであってほしい。例えばカモノハシもどきのニフラーが逃亡して銀行や宝石店を荒らすが、あれ荒らしたままだろう。他の逃げ出した魔法動物についても回収はするが、起きた事象についてはやりっぱなしのまま。そんな危険人物収監されて当たり前だろう(即廃人化するような裁判なき決定は行き過ぎと思うが)。
ペット動物もどきなので、多少擬人化されて、問題が曖昧になって見えるのだが、あの動物たちが検疫措置を受けていないのも問題だ。魔法動物が受肉していない完全にスピリチュアルな存在であるなら別だが、鼠がペストを媒介したように、異国の地の魔法動物がその土地に取って未知のウィルスを持っていない保証はない。
まあ、絵空事だから、そんな事は起こらないが。

物語は町で起こっている魔法動物のものと思われる災害の謎を中心に
人間界と魔法界の争いを未然に防げるかという話に進む。
魔法界側が過剰に恐れおののくのみで、人間界の反応が薄いので、
あまり対立みたいには見えない。
魔法による災害が目の前で起こったという事より、
「魔法使いがいる。それは彼だ」というスケープゴート的な展開にならないと
対立軸は発生しないのではないか?

魔法動物ってほぼほぼポケモンのパクリだろう
(形がどうのこうのではなく、その存在が)。

アメリカの魔法使いの姉妹はなんか好き。
垢抜けない姉と必要以上に薄い服の妹。
テレパスの妹が純朴な工場労働者の心を読みながら、
徐々に惹かれあうサブ・エピソードはとても可愛らしいのだが、
時間を大きく裂けなかったので、
凄く飛び飛びにいきなり進展する状態になつてしまったのは残念だ。

主人公と魔法姉妹と工場労働者が捕まって逃げ出す魔法省。
あんなでかいのと、あんな働いてる人間が多いのって必要か?
あの大きさは人間組織のそれと同じくらいの規模に見えるのだが、
別に魔法使いと人間の数が同数ではないだろうし、
魔法によって効率化できる部分もあるだろうから、
あんな無闇矢鱈に巨大な行政組織はいらないのではないか?
反魔法集団の新興宗教が一軒家みたいな所に住んでいるが、
行政組織としてはあれくらいの規模で足りる気がする。
不足であるなら、それは魔法使い世界で無駄に警察みたいな
攻撃力を有する組織が整備されているのではないか?
実際、魔法省が何をやってるのかは全く分からん。
各魔法使いの締め付けをやろうとしてるようにしか見えない。

と、ネガティブな事を中心に書いたが、
魔法動物はイラっとするがそれなりに可愛いし、
魔法災害はでかくて見応えがある。
そしてラストシーンのパン屋のとろけるばかりの表情は凄く観客を幸せにしてくれる。
あのパン屋のとろけるような瞳はええわあ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・6本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@タケヤと愉快な仲間達
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@こねたみっくす
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@ノルウェー暮らし・イン・原宿
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@徒然なるままに
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS ニュート・スキャマンダーは魔法動物学者と言いながら、
 まだその著書を記す前の話であるので、職業は自称だろう。
 つまり彼はニート・スキャマンダー。
PS2 マーベル資本で『ファンタスティック・フォーと魔法使いの旅』ってどや。
 ちなみに魔法使いはドクター・ストレンジを使います。
PS3 パン屋を主人公に『ファンタスティック・トーストとパン屋の旅』を作ろう。

2016年12月03日

『貞子vs伽椰子』『ほんとにあった!呪いのビデオTHE MOVIE2』をキネカ大森3で観て、ニッチでリッチな二本立てだったでふじき★★★,★★★

「ホラーの奇才!白石晃士監督特集」

◆『貞子vs伽椰子』

五つ星評価で【★★★なんつーか面白いんだけど、やっぱあの取って付けたようなラストはあかんやろ】
2016年の作品。二回目。
貞子も伽椰子もきっちり仕事をこなしてます。バッチグー。
女の子は玉城ティナがかーいー。
山本美月は冷静すぎてかーいさがちょっと欠けてしまってる。
佐津川愛美は、こういう人を裏切ると包丁持って襲ってくるわよ
みたいな感情型の典型で改めて見ると霊と同じくらい怖い(可能性を秘めてる)。
安藤政信は態度がでかいのだから、もう少し相手にダメージを与えてほしかった。
安藤政信の使えなかったお金、是非欲しいもんだ。


◆『ほんとにあった!呪いのビデオTHE MOVIE2』
五つ星評価で【★★★薄気味悪い】
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▲んぎゃー

2003年の作品。こっちは初見。
投稿者提供のビデオから呪いを検証する。
三つのビデオの追加検証から次第に一つの大きな呪いに辿り着く着想が
今でこそかなり「ありがち」な設定だと思うが、
フェイク・ドキュメンタリー(言っちゃった)の走りとしては
ともかく底冷えするように怖い。
それは映像が映ってるか映ってないか分からないくらいに微細で、
そこから明かされる真実が「そうである事」が窺い知れるほど淡い事がリアルに過ぎる。
本当の出来事は「これは霊だ」とか
「これは呪いだ」みたいに大声で叫んで、やっては来ない。
だから「こんなんボケボケにしてわざと不明瞭にして何も怖くない」と
抜かすバカもいるだろう。そいつはバカ。それだけは断言しよう。

しかし、その形式が効果を上げる事は分かるが、リプレイがいい加減えげつないな。


【銭】
2016年10月から2017年3月までの間にキネカ大森で3回使える名画座専用回数券を3000円で購入。そのうち1回分を使って鑑賞(これで3回目)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ほんとにあった!呪いのビデオTHE MOVIE2@ぴあ映画生活
▼関連記事。
貞子vs伽椰子(1回目)@死屍累々映画日記

『疾風ロンド』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、その面白さは非映画的ふじき★★★

五つ星評価で【★★★目の仇にするほどつまらなくはないけど】

予告編の「空回りするハイソ」な感じの笑いが満遍無く映画本編に薄く広がっている。バカ笑いはしないけど、そこそこ飽きずに見れて、パートパート目を見張る部分もある。ただ、こういう一つ一つのネタを繋ぎ合わせて筋にしたような流れと、そこから滲み出る面白さは、極めて映画的でない。
映画の面白さって映画の話に没入できるって事だから、笑いの為に一歩引いて見る形になるこの映画は似て非なる物だ。だから、この映画は面白いけど、みんなでワイワイけち付けるようなモニターでの鑑賞の方が向いてるかもしれない。
いや、笑えるけど、我を忘れて没頭出来ちゃう映画って作れない訳はないと思うよ。

阿部寛はいつも通り。どこかダメを持ってる役。
無条件に二枚目という役のオファー来ないなあ(そういうの蹴ってるのかもしれんけど)。

大倉忠義も二枚目だが、いい意味でオーラがなく、リアル真面目な兄ちゃん風がなかなかよかった。

大島優子は好きなタイプではないので点が辛くなるが、ウェア着ると子供みたいに見えるのが良い。でも決してキスしたいとか、セックスしたいという欲望は抱かせない。なんつーか役柄的にはスノボ操るヨーダだな。

あとは濱田龍臣くんが男だけど可愛い。
榮倉奈々が男装してるみたいに異常に可愛い。
基本的にホモじゃないが(いや、基本的じゃない所でもホモじゃないが)、
大島優子と濱田龍臣くんだったら濱田龍臣くんの方が惹かれる(おいおいおい)。

柄本明の濃い演技が邪魔くさい。
昔からやってる典型的なダメ上司のベタな演技なんだけど、こういうの物凄く軽い演技をする人(東京乾電池の人なら誰でもいいや)と組み合わせないと対比として活きてこない。阿部寛も濃く重い系の演技だから、単に柄本明がリアルに能無しみたいに見えてしまう。ここはシャレで能無しやってるように見えないと辛い。

そんなところかな(と言いながら書き足しちゃったけど)。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・5本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
疾風ロンド@ぴあ映画生活
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疾風ロンド@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

2016年12月01日

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』をトーホーシネマズ渋谷4で観て、バリおもろいやんけふじき★★★★

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▲♪走る、走るー、俺たーちー

五つ星評価で【★★★★むちゃくちゃおもろい】

追いつ追われつ、自分の正しいと思った事を貫く。
新しい映画でも何でもなくて、昔からある三文小説(失礼)みたいな映画なのに、もうともかく「俺がこんな映画を見たい」要素が満ち満ちている。見終わった後、物凄く「抜け」もいいので、大傑作という風に記憶に残りづらいのだが、個人的にはこういうその場一発刹那の娯楽作品というのが大好きだ。そういうのを何本かに一本ぶち込んでくるトム・クルーズってのも凄い人だと思う。

これは『アウトロー』と主人公が同じで、続編だか、前編だからしいのだが、トム・クルーズが同じ主人公を演じているだけで、まったく関わりはない。同じ主人公でなくてもいいくらい独立性が高い。いや、『アウトロー』もうあまり覚えてない。今回よりは格段に落ちるし、普通の映画寄り。今回の方が、よりアウトローだなあ。ホームレスたもの。前回はまだ家あった気がする(気がするだけかもしれない)。

今回、映画をおもろくしたのは突出した分かりやすいキャラが4人出てくる事である。

(1)トム・クルーズ本人
 自己中野郎なんだけど、正しい自己中野郎であるなら観客は付いていく。
 映画内で1、2を争う強さであるが、トムのオシャレを封印したザンギリ頭と
 ズングリムックリな背格好に説得力がある。
(2)トムとタメを張る能力の悪い奴
 敵の軍人あがりがトム以上の能力の持ち主。
 そういうのは設定でよくあるというか、必須なんだけど、
 身体能力が1.2掛けくらいにしてあって、
 判断能力が1.0ないしは0.95掛けくらいという微妙な線に設定してあるのが良い。
 トムと対比させるために手足が長いスマートな野郎がチョイスされてるのも良い。
(3)トムの相棒
 女トム。こいつも強い。
 ブラ見せるシーンがあるのに微塵もエロさを感じさせないのがすごい。
 野郎と同じ「ド下着」な感覚であり
 あんなにエロくないブラを見たのは映画史上初めてかもしれない(美人なのに)。
 敵のいる部屋に襲撃する際に、階段の手すりの一部を自然に壊して
 こん棒に成形していた。主人公がやりそうな事をムチャクチャ自然にこなしていて
 グッと来た。彼女もほぼトムと同等の身体能力らしいというのも、
 ドラゴンボールよろしく戦闘力のインフレっぽいが、説得力があれば
 100人強い奴がいたっていいのだ(現実問題100人いたら映画はつまらんだろうが)。
(4)トムの弱点
 子供トム。いきなり「子供」が出来て戸惑うが、無骨ながら捨てられないトム。
 この子供がとても当たり前に「今」な感じで、観客に近い状態、かつ、
 トムと女トムの非常識な常識に当然付いていけないのがギャップがあっておもろい。
 そして、この子役が頬ずりするほど可愛い感じじゃないのが、バランスいい。
 「可愛い」より「めんどくさげ」が勝ってるのが「子供」としてリアルである。
 「めんどくさげ」でも捨てておけないで全力を出すトムがいいのである。

トムと女トムと子供の疑似家族がそれなりに仲良くなるのも微笑ましい。
この軍属家族3人組でシリーズ映画を作ってもらいたい。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・4本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK@ノルウェー暮らし・イン・原宿
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK@だらだら無気力ブログ
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
▼関連記事。
アウトロー(前作)@死屍累々映画日記

PS あと「兵隊ちゃん」みたいな女の子出すのは反則だろ(あの子好き)。
PS2 「ジャックと豆の木リーチャー」なんて言ってごめん。

2016年11月30日

『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE 第一章』をトーホーシネマズ渋谷1で観て、良いけど残念ふじき★★★

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▲Gmen75

五つ星評価で【★★★話は合格。ビジュアルとアニメートが失格】

話は面白い。悲壮感溢れる話であるが、戦闘を中心に据えながら敵の謎や自己のアイデンティティを探っていくという展開は009の基本コンセプトにかなり則している。

敵の力のムチャクチャさや強大さを表わすのに3Dモデリングアニメは向いていた(ただ009達の日常動作を表わすのには向いていない)。

物語が始まって、そのビジュアルにすぐさま落胆した。
3Dモデリングアニメに合わせてブラッシュアップしたキャラは
「まんがのキャラ」から「人間のキャラ」へと進化していた。
必要があってやった事は分かるし、
ジェット・リンクの掌よりでかい鼻をリアル方向では実装させられないだろう。
かなり気を利かしてブラッシュアップしただろう事は分かるのだが、
やはり旧作のまるっこいキャラが好きだし、
今回の戦闘服が下半身ピッタリに見えるのもパンスト丸出しで
戦ってるみたいで、どうにもかっこ悪い。
チュチュ付けて戦ってもデザイン的には違和感ないんじゃないか? そらあかんやろ。

そして、彼等が静止している絵、バリ戦闘中の絵はともかく、
日常動作(歩いてるとか)をやらせると妙にアニメート(動かし方)が下手なのだ。
同じようなCDモデリングアニメで下手だったのは『RWBY』の一作目。
『RWBY』二作目ではかなり改善されていた。
趣味の延長上みたいなアニメ(じゃないの?)に商業アニメが負けてはいかん。

この物語に至るまでの前史を2Dアニメでやってくれるのだが、
逆にそのテイストの方が嫌いじゃない。
その回想部分の戦闘服が今回仕様なのはしょうがないけど残念。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・3本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第1章@ぴあ映画生活
▼関連記事。
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第2章@死屍累々映画日記
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第3章@死屍累々映画日記

PS 音楽ずっと重かったなあ。
PS2 対カウボーイ戦の勝因をあんな風に難しい言葉の羅列だけで説明しちゃいかん。
PS3 対ティーチャー戦は006を使って下から攻撃すればよかったのに。

2016年11月29日

『劇場版 暗殺教室 365日の時間』をトーホーシネマズ渋谷4で観て、実写版の溝を埋めに来たなふじき★★★

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▲こんな賑やかな映画ではないのだけど。

五つ星評価で【★★★実写版もアニメ総集編版もどちらもダイジェストなのだが、アニメ総集編版は情感が細やか】
原作マンガラストの方のみ読了、TVアニメ未鑑賞、実写劇場版2作鑑賞。

同時上映の短編『殺センセーQ(クエスト)』は笑える好短編。
思えば『暗殺教室』は笑いとアクションと裏に正論をにじませるマンガだったのだよね。
どうも、実写では筋をなぞるので精一杯な感じになってしまったけど
(実写でああいう笑いのオチを回収するのはムリがあるか)。

で、本編となる長編は『暗殺教室』を俯瞰した形で語られる総集編。
時間の都合で、実写版以上にダイジェスト度が高い筈なのだが、粗雑さを感じないのは登場人物の感情の流れがきっちり繋がっているからだろう。TVアニメ版は未見なので、今作でどこまで新作カットが入っているか等は分からないのだが、『暗殺教室』のメインストーリーを語る物語の中で、この映画が最後発になるのであるから、マンガや実写でやれなかった事を実現してると言う意味では、いいリベンジマッチになったと思う。

帰り際のJKらしき女の子が言ってた「カルマ絵上手すぎ美大行け」ってのに強く同意。

【銭】
トーホーシネマズフリーパス・2本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 暗殺教室 365日の時間@ぴあ映画生活
▼関連記事。
暗殺教室 実写一本目@死屍累々映画日記
暗殺教室 実写二本目@死屍累々映画日記

2016年11月28日

『劇場版 艦これ』をトーホーシネマズ日本橋6で観て、訳は分からんが爽快ふじき★★★

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▲吹雪たん。

五つ星評価で【★★★話などなくても爽快】
ゲーム、アニメ未体験未鑑賞。完全一見さんとして参戦。
私、こういう今まで知らなかった物を一見さんで見るのが案外好きだ。
それにしても、何の説明も全くないのは潔い。

ただ、映画終わった後にウィキ読んだら「艦娘」その物がどんな存在であるかすら、公開された設定がないらしい。すげーな。そんなあやふやな設定でよく話を作れるな。

敵は何だか分からない謎の存在でも構わない。
なので、映画見て一番腑に落ちなかったのは「艦娘」の彼女たちが何を守るために戦っているのか、という点だ。おそらくこれも「戦っている」「戦い続けなければならない」という現状認識はあっても「何故、戦わなければならないか」は分かっていないに違いない。まるで世界がその為に作られた、だから戦わなくてはならない、とでも言わんばかりだ。実はそういう設定、物凄く近い「劇場版アニメ」が他にある。それは「ポケモン」。ポケモン・ワールドの数え切れぬポケモンの全てが彼等自身が必ず戦いを行う属性を持たされている事は承知しているだろうが、それが何故そうなのかは知る由もないだろう。
これはもうそういう世界の設定なのだ。その世界の造物主がそう決めたのだ(但し、ポケモンはポケモンの戦闘属性という基本設定が謎である事を除けば話は都度都度ちゃんと作られている)。

だから、「艦これ」の話についてどうのこうのは言わないし、問わない。
そんなアクロバティックな環境で作られている話に映画の責任を負わすのは可哀想だ。
時たまそういう逆境でも天才が能力を発揮してどうにかしちゃうケースもあるが、今回はスタッフにそういう天才は残念ながら(そしてごく普通の状態として)いなかった。それじゃ、しょうがないだろ。

面白かったのはビジュアルと音楽。
海の上を颯爽と走る「艦娘」のかっこ良さよ。ジャカジヤカやる音楽の勇壮さよ。
こういうアニメートその物の爽快さを押し出した作品があってもいいだろう。
まあ、ちゃんと分かる話が付いていた方が個人的には好きになれると思うが。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・初っ端1本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 艦これ@ぴあ映画生活

PS 特にどれを推す、という思い込みは発生しなかった。
 そういうのが発生するくらいのドラマチックな展開が欲しいところなのだが。

2016年11月27日

『ぼくのおじさん』を109シネマズ木場5で観て、呑気でええがやふじき★★★

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▲とは言え、この人悪夢探偵だしなあ。

五つ星評価で【★★★お日様の下で「だらーん」みたいな映画】  

空気がとってもいい映画。
子供にタカるような取り柄のない大人を描きながらも、
そのダメっぷりを糾弾するでもなく、愛すべきちっちゃい男として描く。

タイトルの「ぼくのおじさん」を松田龍平が飄飄と「大人の癖に」という役をとイヤミなく演じている。松田龍平は生活感のない変な役が似あう。

甥っ子の大西利空くんがムチャ可愛い。子役時代の神木隆之介くんを思わせる可愛さ。この子が真っすぐだからおじさんの変さが浮き立つ。リトマス試験紙みたいな役。

寅さんでいうところのマドンナが真木よう子。
すんごく堂々とハワイアンで、詳細分からないけど、凄く堂々とした英会話してるのが好感持てる。この人、こういう明るくパッとしてるだけの役も問題なくハマるのが凄いよなあ(この映画で人生引きずるような演技されても困るけど)。
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▲ヒマワリの様なエリーさんを演じる真木よう子。
脳内ポイズンベリーなんだから、おじさんと付きあってやってもいいじゃん、
な気もする。

オマケで出てくる感じの戸田恵梨香の普通っぽさも美味しい。
続きを作って出てきてほしい。単にお姉さんな感じの戸田恵梨香っていいじゃん。
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▲戸田恵梨香に宿題出されたいよなあ。

あるある、みたいに楽しく見れたけど、これは今では夢物語であって、実はサザエさんみたいに贅沢しなければそんなにお金がかからなかった時代のあるある話じゃないかな。今ではこんな呑気な暮らしちょっと考えづらいぞ。だからこそ逆説的に楽しいし面白いのかもしれない。作文コンクールでハワイ旅行ってのも唐突に夢っぽいよなあ。まあ、リアリズム一辺倒が偉い訳じゃないので、これはこれで個人的には全然よし。


【銭】
週次メンバーズデーで1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ぼくのおじさん@ぴあ映画生活
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ぼくのおじさん@映画的・絵画的・音楽的
ぼくのおじさん@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ぼくのおじさん@ノルウェー暮らし・イン・原宿

2016年11月26日

鳴門鯛焼本舗「天然鯛焼・十勝産小豆」

代々木店のを食べた。

生地は薄くてパリパリ。これは若受けしそうだが、鯛焼きっぽくない。
「むちんもちんもちっ」という感じの年増女の肌みたいな
新鮮じゃないけど厚みも甘みもある感じ(怒られるぜよ)が、鯛焼生地だと思うのです。

で、生地に比べて、餡子が甘くて上手い。
どちらかと言うと「鯛焼き」その物より「餡子」を食べさせたくて作った一品に思える。
「餡子」美味いなあ。熱いなあ。
買い食いして歩きながら食べたが、強烈に煎茶が欲しくなった。

鯛焼きとしてのバランスは悪いが、これはこれでいいのだろう。
次はアイス食いたい(と思ってたら冬になってしまった)

2016年11月24日

『種まく旅人 夢のつぎ木』を有楽町スバル座で観て、それでええのんかふじき★★

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▲「ひゅーひゅーお二人さん(それでいいんか?)」

五つ星評価で【★★みんな助け合ってメデタシメデタシですまないからこその結論を探さんといかんのではないの?】  

高梨臨演じる主人公同様、そこそこ忙しい自分は残念ながら映画観て寝てしまいました。
なので決定的なシーンとか見逃してたらごめんなさいという恐れ気分でいっぱいなのだけど、それにしても問題の解決策がみんな集まって仕事をシェアする、という点は都合が良すぎるのではないか? それで済むなら大問題にせず、よそ者から指摘される前に皆で手を差し伸べられたでしょう。

種まく旅人は偶然、前の二作を見ている。
一作目はど素人百姓の田中麗奈がプロ陣内孝則のサポートで成功するし、
二作目は地に足のつかない官僚栗山千明が埋もれた知識で農業+漁業を再興する。
どちらも復興へのアイデアがあり、技術面のしっかりした裏打ちがあった。

今回は亡き兄の思いを継ぎ、新種の桃を育てる高梨臨が激務に負け、農業から撤退しようとする。そこを助けるのが都会からレポートを作りに来た農水省官僚・斉藤工で、付近の住民に声掛けをして仕事の手伝いを頼む。
それは別に斉藤工が骨折りせずともやれる話だろうし、そもそも高梨臨が激務に耐えかねるというなら、兼務をしている市役所の仕事をやめる事は出来ないのか? 何故、高梨臨だけが奴隷のように朝から晩まで亡き兄池内博之の亡霊に奉仕しなければならないのかも今一つ納得が出来ない。そういうのは普通まず奥さんが引き継ぐんではないの?
問題の根本的な解決(理数的に解決できるシステムを構築する事)を放棄して、極めて文芸的に浪花節的な人情でその場を修復してしまったようにしか見えない。それでは、近隣が同じように多忙であるなら、次回も同様の補助を得られるか分からないだろう。

盲目的にがむしゃらに仕事をする高梨臨と、
斜に構えながら、高梨臨への興味から農業に入り込んでいく斉藤工。
二人ともそういう人がいてもいいけど、共感はしづらい。

はっきり言える事はただ一つ。

高梨臨が着ぐるみに入るゆるキャラ
あかいわももちゃんの動きはムチャクチャ可愛かった。


【銭】
額面価格1000円の前売券をチケ屋で900円でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
種まく旅人〜夢のつぎ木〜@ぴあ映画生活

2016年11月23日

『機動戦士ガンダム ジ・オリジン検戮鬟函璽曄璽轡優泪再本橋5で観て、今回も作品的には残念★★★

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▲ララァ・スン

五つ星評価で【★★★今回も驚くような展開がなかった】  

蜂起の後、軍隊追放扱いになったシャアが秘密作戦に参加し戦績を挙げる。そして、遂に連邦とジオンの一年戦争が開戦になる。

物語全体はTVファーストガンダムに時計を進めるため、話を進めました。
というSWエピソード3みたいな繋がんが為の話で、一本独自の面白さは薄い。
クライマックスは人類初のモビルスーツ戦の描写だが、
勝者側にネガティブな要素が多すぎて、これでシャンシャンと終わるのには適さない。

にも関わらず、見に来て良かったと思うのはドズル様やララァなどのお気にキャラが登場するからだ。

ララァはシャアに見出された際、エロい商売に付いていたという定説があったのだが、清貧状態ではないが、身体を売るような生活でない事はハッキリした。半分嬉しくもあり、半分寂しくもあるのが、一介の市民として失格なところである。オリジナルのララァは謎のインド人少女であり、吾妻ひでおの「インド人だ」リフレインが似あいそうだったが、今回随分、普通に表情が付いた。なんかイケてないアムロの憂鬱な表情ソックリなのが肯定しづらい。

そして、出番が少ないがドズル様はやっぱ良い。
アニメーターやスタッフに愛されてる感じがヒシヒシと伝わってくる。
ドズル様だけ毛色が違うが、その立ち位置で正しい事をやってるのが
石原良純に似てると思う。父や兄がダメという所も含めて。

ドズル様同様フラウ・ボウも可愛く描かれてて愛され感が伝わってきた。

どうしたアルテイシア「シャア/セイラ編」なのに全然出番ないじゃん。

ガルマ様が父のデギンに貞操狙われそうなくらい子猫ちゃんっぽかった。


【銭】
特別価格1300円。額面価格1300円の前売券をチケ屋で1200円でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜@ぴあ映画生活
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜@徒然なるままに
機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 青い瞳のキャスバル@死屍累々映画日記
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 哀しみのアルテイシア@死屍累々映画日記
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 暁の蜂起@死屍累々映画日記

マンガ『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件 第一巻』松本ナミル、角川コミックス・エースを読書する男ふじき

処女なのに高飛車で性知識がハイブロウすぎる彼女(実践なし)と
普通の男子高校生彼氏の交際4コマ。

タイトル通りではあるが、これはあまり深い知識と実体験を知らない中坊とかが読んで喜ぶマンガ。病んで汚れている私には甘すぎる。甘すぎるのに雑味があって、多分、二巻は買わない。

fjk78dead at 01:43| 個別記事コメ(0)トラバ(0)マンガ 

2016年11月22日

『ルーム』『ロイヤル・ナイト』をギンレイホールで観て、ふーんほうほうふじき★★★,★★★★

注目される家族の二本立て。

◆『ルーム』
五つ星評価で【★★★良質とは思うが刺さらなかった】
母親が監禁されて、生まれてからまだ一度も外に出た事のない少年と
世界の出会いの物語。ちょっと滅多にないプロットが食指をそそる。
が、展開された話は想像の通りで、現実にこう来そうだって線を越える事はなかった。
もうちょっと劇的な展開があってもええんじゃなかかね?

なので、そんなに好かん。
婆ちゃんの再婚相手がグッドガイでよかった。


◆『ロイヤル・ナイト』
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▲プリンセス

五つ星評価で【★★★★素敵よプリンセス!(テンコーは除外するものとする)】
長女のキリっとした気品溢れるキツネ顔が好き!
そして、次女の甘えれば甘えが通ってしまうダラっとした狸顔が嫌い。
基本、それだけだな。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ルーム@ぴあ映画生活
ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出@ぴあ映画生活

2016年11月21日

『ブルックリン』『これが私の人生設計』をギンレイホールで観て、女優だ女優たまにゲイふじき★★,★★★

女の生きる道映画二本立て。

◆『ブルックリン』
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▲卵型の輪郭の中央に顔のパーツが集まってる所がガッキーに似てる。

五つ星評価で【★★ちゃんねーよ、ちゃんねー】

一言で、主演のシアーシャ・ローナンが太目のガッキーぽい。

だから基本的に嫌いになんかなれないのだけど、
里帰りしてからダラダラ過ごしちゃう展開は長かった。
シアーシャ・ローナンが不美人扱いを受けるのは、
映画作劇上から致し方ないのかもしれないが、
どこからどう見ても、おまいら目がねえ奴らだらけだなあ、と噴飯してしまう。

ラストの決断など「本当にそれでええのん?」と再確認してあげたいくらい衝動的。
シアーシャ・ローナンラストで身体の線とかエロいから、
どうにかなってくれるだろうという感じは勿論ありありだけど。

PS 『マタンゴ』みたいに食べた人がブロッコリになってしまう映画ではないので。
 (そらそうやろ)


◆『これが私の人生設計』
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▲チャキチャキおばさん。

五つ星評価で【★★★ちゃんねーとゲイよ】
『ブルックリン』が、ガッキーなら、こちらは濱田マリ、もしくはウィレム・デフォーが女装したらきっとこんな感じ。イケメン・ゲイ野郎は伊藤英明辺りでいいだろう。
女性が権限を持たないイタリアの建築業界で、女性を隠して建築公募を獲得しよーとする主人公のドタバタ喜劇。

ど田舎出身の主人公のおばの得体のしれない言語攻撃が一番ツボ。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ブルックリン@ぴあ映画生活
これが私の人生設計@ぴあ映画生活
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ブルックリン@或る日の出来事
ブルックリン@映画的・絵画的・音楽的

2016年11月20日

『スター・トレック ビヨンド』『ファインディング・ドリー』『朝鮮魔術師』を3本まとめてレビュー

未レビュー洋画(片付けてしまいたい3本)をできるだけ短評で。

◆『スター・トレック ビヨンド』トーホーシネマズ日本橋5169092_6
▲ブル中野っぽいペインティング。
五つ星評価で【★★★見ていてちょっと息切れする】
まあ、これも面白いは面白いんだけど、どうも全編バタバタして落ち着きがない。
あのペイント女は好き。どこが好きって言うとペイントだけ好き。

そこらへんに二束三文で転がってる感じで「最終兵器」が登場しちゃうのだけど、その兵器の特性・性質が今一、観客に伝わってこないのがようない。そういう意味では、今回の敵の「とてもせわしない群体攻撃」も今一よく分からない。よく分からないままでも見れるのは娯楽としては大丈夫な状態だが、まあ、分かった方がいい。

あと、結局、××からの復讐だったというのは
スター・トレックではそこそこ使われる手なので、「えっ、また」と思ってしまった。

「びよんど」という題名なのだから、バイクや転送装置もいいけど、
一回くらいゴム紐で「びよんびよん」移動するシーンがあってもよかったのではないか?
次があるなら『スター・トレックがちょーん』がいいと思う。


◆『ファインディング・ドリー』トーホーシネマズ日劇1
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五つ星評価で【★★★★おもしれーはおもしれーよ】
もう、ニモがオスだったか、メスだったか、ホモだったか、ニューハーフだったかも忘れていたし、前作の細かい事もあまり覚えていないドリーのような忘れん坊な私。
ドリーが忘れん坊と言う事は覚えていたが、こんなに山下清みたいなキャラだったっけ?

この映画で未だに覚えている事は「八代亜紀」である。
やはりそれだけ違和感があったという事だろう。
演歌歌手のプロモーションとして水族館で活動しても何らおかしくはないのだけど、
「八代亜紀」という演歌ブランドがその「シーサイド」な雰囲気を拒んでる気がする。
「舟唄」は、太平洋的じゃなくって日本海っぽいんだよね。
水族館より、海苔とか昆布とかの海藻を無人スペースで売ってるイメージ。
東北のみちの駅で海藻のキャンペーンガールをタイアップでやってる設定なら似あうが、そんな『ファインディング・ドリー』はみんなイヤでしょう。

ああ、何となく、本当に何となくなんだけど、
巨大蛸と戦う巨大八代亜紀が見たい。
八代亜紀ってどっちかって言うとそっち寄りよ(ごめん、本当にごめん)。

あと、陸に上がった魚のような、手も足も出ないような存在でもその気になればトラックを強奪し、物凄い災害を引き起こす事も可能である、という『トイ・ストーリー』の続きのような脅威も感じさせられた。こんな未知の有象無象があちこちに隠れているようでは、アメリカの国防を担う組織は安心できないに違いない。

ベビー・ドリー可愛かったな。
「流石にあの声は室井滋じゃないよな」と思ったら子役の女の子があててた。良し。


◆『朝鮮魔術師』シネマート新宿1
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▲ザ・童顔。
五つ星評価で【★★★姉ちゃんは可愛い。兄ちゃんはかっこいい……か?】
魔術師のマジック+アクションってのは珍しい発想だ。
アクションもある恋愛映画という趣で、
ヒロインのコ・アラちゃんはロリ可愛い。
主人公のマジシャン、ユ・スンホはロッチ中岡の顔を
無理やり魔法で美男子に挿げ替えたみたいな感じで、
日本人の私にはあまりかっこよく思えなかった。


【銭】
スター・トレック ビヨンド:メンバーサービス週間で1100円。
ファインディング・ドリー:映画ファン感謝デーで1100円。
朝鮮魔術師:新聞屋系の招待券を貰ってロハ入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
スター・トレック BEYOND@ぴあ映画生活
ファインディング・ドリー@ぴあ映画生活
朝鮮魔術師@ぴあ映画生活
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無伴奏スター・トレック BEYOND@或る日の出来事

2016年11月18日

『スウォーム』をTV放映先行試写で観て、やっぱ珍品やと思うねんふじき★★

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▲安い絵で、どう見ても真ん中の人はマイケル・ケインではないのだけど、映画の空気感はちゃんと出てる。

五つ星評価で【★★オールスターキャストでお送りする珍作】
初見。見逃してたけど、見逃しててよかったのかもしれない。
1978年公開時より40分長いエクステンデッド版だそうで、
当時の物よりかなり話の繋がりが補完されているとの事だが、
115→155分でお尻が痛い痛い。これで補完されてるんなら、前は………。
話の大半がどう勝利に勝ち進んだかではなく、負けに次ぐ負けなので意気消沈が続く。

蜂軍団vs人間の生存競争圏獲得戦争みたいな映画なのだけど、
いきなり現われた蜂の大群に対して、駆除しようというのはまあそうだろうが、
大群の規模も進路も大惨事の想定予想もあやふやなので、何かダラダラしてしまう。

八王子近辺に規模はよく分からないが凄い数の蜂がいて、
たまに府中とか高幡不動とかも襲うので、ひょっとすると23区に来られると困るから
全滅させよう全滅させようとしているうちに23区に来てしまったので、
23区を5人くらいの火炎放射隊で蜂諸共、全部燃やしてしまえ。そんな感じの映画。

リミットを利かせて、ちゃんと戦線の拡大を書かないと盛り上がらないでしょ。

主役の科学者マイケル・ケイン、熱血漢っぽくない。
今と同じく目がとろーんとしてる。
だらっとした服も昔から同じ感じ。
「かっこいい」という設定でどうにか成立してるっぽい。

ヒロインは『卒業』のキャサリン・ロス。
大熱演だけど、ここで熱演しなくてもいい感が強く漂う。
蜂に刺されてショック状態で寝込んだり治ったり、病状にセオリーがないので、
凄く空気を読んで病気になってるみたいに見えてしまう。

軍人にリチャード・ウィドマーク。
科学者マイケル・ケインと衝突する、頭が悪いが愛国心は強いという損な役回り。
マイケル・ケインの立案する作戦に何かとケチを付けるが、
大統領の威光を笠に着るケインに直接逆らう事は許されないのが哀愁。
顔がハマコーさんに似てるから、頭が良くないのはしょうがないよな、それも哀愁。
「賛成の反対!」と叫ぶ役。

ヘンリー・フォンダにリチャード・チェンバレン、
何か訳も分からずに負けて退陣。

これ以外のスター役者は一律電車に乗せられて避難させられるが、
その電車が蜂に襲われ、全員、謎の爆死を遂げる。
ユダヤ人移送のように整理される為に移送されたようにしか見えない。
横転する電車が、自動車が爆発するように大爆発を起こすのは
一見電車だが、ゆりかもめのように固定通路を走る自動車で
自走行が出来るようにガソリンと発火プラグとかを詰め込んでたのかもしれない。

音楽ジェリーゴールドスミスって豪華だな。

ラスト近く、蜂に襲われた大都市ヒューストンを最後の手段として
蜂諸共焼き尽くすという狂気の作戦が執行されるが
その作業担当要員が5人くらい。
田無市くらいの大きさなのかヒューストン?(いや、それも失礼だ)

この炎の二次災害で「火人間」がいっぱい登場する。
蜂に刺されないよう坊蜂スーツを着てるのかもしれないが(あまり有用に見えなかった)
せっかく火炎放射器を手に取って、割と狭い中で密集して対応取るのだから、
防火機能も普通にほしかった。


【銭】
申し訳ないのだが試写状をチケ屋で300円でGETした。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
スウォーム@ぴあ映画生活

PS 最終的な解決策は少しスリムアップされて
 『ガメラ2 レギオン襲来』で使われた気がする。

2016年11月17日

『死霊館』を新文芸坐で観て、ワンさん上手いなふじき★★★

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▲ワンさん、子供を可愛く撮るのが美味いんだよなあ。

五つ星評価で【★★★音が怖い】

初見。
続編の『エンフィールド事件』を先に見ている。
これ、本当キリスト教素養が必要なオカルト映画だったのね。
続編側では最初キリスト教的な素養は全く潜めていたので単にホラー映画と思っていた。
私が考えるにホラー映画の中に「オカルト映画」という一群があり、これは
この世界には唯一神が存在し、その唯一神に反する悪魔が恐怖主体として取りあげられる物という認識です。『エクソシスト』『オーメン』の時代に量産されたけど、それ以降はそんなに作られていない。
やっぱり「霊」の目撃体験はそこそこあるけど、「悪魔」の目撃体験はそうそうなく、これをリアルに表現するのに製作者側に躊躇があったという事だろう。リアルにいない物をリアルに表現するのは匙加減が難しい。これは北極圏みたいな所に住み、文献なども含め、一回も象の画像を見た事のない人間にCGで象を作らせる事に似ている。試みとしては面白いが、異形になればなるほどリアルからは離れていく。だから、悪魔の表現は難しい。この映画のようにほぼ「霊」と同じ撮り方をしておき、ここぞの場面だけ、異形側面を強調するのは優れたやり方だろう。

一番感心したのは音の演出。
あの扉を叩く、容赦ない「ドンドン音」が怖い。
あの扉に対する強打には、人間らしい感情が見えない。
ただ、相手に対する威圧感を与える為だけの悪意しかない打突音。
本来、気配りの筈の「ノック」に反比例するように、
悪意しか見えない打突音が怖い。
あの音に他人に対する協調が全く感じられない事が怖いのである。


【銭】
新文芸坐会員割引で1300円→1050円。但し、同時上映の『エンフィールド事件』は時間の都合でパスした。

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死霊館@ぴあ映画生活
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死霊館@或る日の出来事
死霊館@いやいやえん
▼関連記事。
死霊館 エンフィールド事件@死屍累々映画日記


2016年11月16日

ちょっと弱音はいておきます。

週明けから(勤務シフト上、火曜が週明けだった)勤務終わって2本ハシゴ。

一本は『この世界の片隅に』、
もう一本は『愛コンタクト』。代々木忠原作の映画。

また極端な二本立てを。
そして夕飯抜いたのに、これから風呂入って6時には起きんと。
感想はそのうち書きます。ああ、書かん(と言うより書けん)感想がたまっていくう〜

『この世界の片隅に』はアレみたいな映画だな。
一言で言いきる感想を思い付いたが、本当の感想書くまで覚えてられるだろうか
・・・不安。


fjk78dead at 00:48| 個別記事コメ(0)トラバ(0)映画 

2016年11月15日

『ソーセージ・パーティー』をトーホーシネマズ六本木2で観て、不謹慎で大儲けだふじき★★★

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▲ソーセージの面々

五つ星評価で【★★★超下ネタ映画だがラスト一発で大笑い】
要点三つ。
・ラストの落とし方は感動的ですらある。
 あのメタな落とし方はホドロフスキーの『ホーリー・マウンテン』に通じ、
 深作欣二の『蒲田行進曲』に通じ、寺山修司の『書を捨てよ町に出よう』に通じる。
 ただ、そのどれよりも安直だし、俗だし、適当なのである。
 とは言え、世界ってもともとそれくらい適当なもんだろう。
・続編作ってほしいわ。
・現代日本では、ちゃんと制御された不謹慎はいいビジネスになる。それがこの映画。
 みんな「不謹慎」は嫌いじゃないのだ。
 「不謹慎が好き」と思われるのは嫌うだろうけど。


【銭】
東宝シネマズのメンバーカードにたまったポイント6ポイントを使い、無料入場。
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ソーセージ・パーティー@ぴあ映画生活
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ソーセージ・パーティー@ノラネコの呑んで観るシネマ

PS パーティーには是非、『バスケット・ケース』のあの兄弟も呼んでほしい。
 兄貴にソーセージがあろうと、なかろうと。
PS2 前の18禁洋物アニメは『ヘビーメタル』だったと思うが、
 前と比べると格段に手が込んできてる。
 前のはアニメキャラの腰の動きがただ卑猥だったってだけの
PS3 ラストのゲートは洋式便所にシルエットが似てる。
 食物としての死(便になること)を経ないと、高次元の存在にアクセスできない
 とするなら、それも又、宗教的な構成である。
 事故みたいなもんだものなあ。

2016年11月14日

『モンパルナスの灯』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、キッツイなこれふじき★★★

五つ星評価で【★★★美男ジェラール・フィリップと大勢の美女、眼福だけど話はきっつい】
何も知らないでポートレイト写真一枚で見に行ったら、実にしみったれた話だった。
モディリアニその生と死。才能があっても売れない芸術家はつらい。
冒頭からモディリアニの酒と女に汚い所がクローズ・アップされて気分が落ちる。ただ、超が付く美男子ジェラール・フィリップ(見るの初かもしれない)が演じるとダメ男でもあまりに爽やかすぎて、常人を飛び越えてまあいいやという感じになってしまう。
マジでそれだけの美貌だ。

彼に関係する三人の女性もアンサンブル取り揃えられてて素晴らしい。
元恋人で酒場経営者ロザリー(レア・パドヴァーニ)母性。
現恋人のベアトリス(リリー・パルマー)これはいいタマ。ザ・女。
新恋人ジャンヌ・エビュテルヌ(アヌーク・エーメ)生真面目で若い。処女そして妻。
ああ、フランス女はええのう。
この女たちが掴みあい罵りあいみたいな境地に行かず、みんなそれぞれにジェラール・フィリップに愛を捧げていく所を見ると、新興宗教起こした方が成功するだろうとか筋違いな事を思ってしまう。

才能はあってもプロデュース能力に長けていないと成功しないのは白黒映画の時代から変わらない。何かデジャ・ヴと思ったらアレだ。ギャグマンガ家コンタロウがプロレスを題材に描いたストーリーマンガ『ザ・サムライ』だ。プロレスのテクニックでは誰にも負けないが、ショーとしてのプロレスを見せる事を拒む為にチャンピオンなのにマッチメイクさせてもらえない男。こういう話が人を引き付けるのは誰もが自分の中にある芸術家肌の部分を他人に上手く開帳できない経験があるからだろう。勿論、私にもある。
ああ、印税生活とか絵を売って生計を立てるような生活がしたかったなあ。
私、自覚があるのは、口が立たなかったのである。
口が勃起しない大勢の私のような凡人の皆さまは、この映画を見て、口はともかく、ジェラール・フィリップでも生計が立たないならしょうがない、と溜飲を下げましょう。口が勃起する一部の人の中で、河崎実は口よりもう少し作品に力入れないかな、とかいつも思うよ。

【銭】
午前十時の映画祭料金1100円。
モンパルナスの灯@ぴあ映画生活

2016年11月13日

『きんいろモザイク』を新宿バルト9−6で観て、清々しいほどにテンプレふじき★★★

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▲主要キャラ5人。

五つ星評価で【★★★高音の連続に頭が痛くなる感もあるが女の子の声は可愛い】
元になる4コマ漫画、そこからのTVアニメ、どちらも未読未鑑賞。
全くの一見さんでいつものように映画に挑む。

基本、ファン・ムービーなので、ファンにしか分からない所もありーの、
それでも、ちゃんと独立して見れる話になっている。
それにしても徹頭徹尾、アニメ声の女の子だらけだ。
とても普通の女子高生活らしいが、設定は共学の筈なのに男子がモブにしかいない。
男子はTVモニターの外とか、スクリーンの外にいるのか。難儀な感じやな。

青春っぽく無駄に「友情の悩み」に胸を痛める小路綾が中々可愛い。
しかし、アングロサクソンの血を受け継ぐ金髪の二人組がどちらも度を越してバカ。
ええんか、それで?

これは本編(TVシリーズ)観てた人は共感を強くして見れるけど、
一見さん的には、他愛もなく似たり寄ったりの顔の少女が
飼い犬が主人に向けるような感情の発露をどうしても抑えきれずに
漏らしまくってるような、表現的にはあからさますぎて疲れる、感じの映画
(ちょっとディスっちゃった)。
なんつーか、バリバリにテンプレで、これ以上ないくらいに小さい作品。というのが結論かな。


【銭】
入場料1200円均一。チケ屋で見かけた前売券も1200円だった。窓口マシーンで購入。ちなみに予告抜いて正味50分。60分割るなら1000円にしてほしいが、業界では何となく60分割るなら底値1200円みたいな線引きを感じる。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
きんいろモザイク Pretty Days@ぴあ映画生活